アウトライナー

テキストに構造を持たせて、それを操作・編集するツール

「うちあわせCast第82回 アウトラインとは何か?」と「うちあわせCast第84回 最近のアウトライナーについて」を2回ずつ聞いた。 アウトライナーについて、色々と考えた。 骨組みの話 アウトラインは、はじめから「概要」を扱うわけではない。 肉を投げていき、何かぶつかる。もっと肉を投げていくことで、さらにそれがぶつかる部分が可視化されていき、そこに骨があることに気づいていく。 あさっての方向に投げないようにするのが、はじめのアウトラインかな、と思った。この辺に投げていこう、という、あたりをつけるのが。 最初であっても意味として筋が通っているような感じにアウトラインを立てるけど、あくまでもそれはあたりをつけて ...

自分にあったメモのとりかたは、試して見つけていくもん

ふとしたメモは、のがさず、なんでもかんでも書いていきたい。そう思っているものの、なかなかメモをガシガシかけてないな、という感覚がずーっとあります。 iPhoneのアプリをいろいろと設定して、メモを自分の望む形で_カードみたいに、くれるように_保管できるようにしたり、5×3情報カードを普段から肌身はなさず持ち歩いたりしてきました。「メモ帳」は常に装備してたわけです。でも、思うようにメモが増えない。 で、最近はカードをやめて、ノートを持ち歩くようになりました。すると、カードを持っていたときよりもメモをガシガシ書けるようになってきたんです。カードの方があとあとうんじゃかんじゃ考えるには絶対いいんですけれ ...

会議資料の作成にアウトライナーを使うのが快調

『アウトライン・プロセッシング入門:アウトライナーで文章を書き、考える技術』を読み、アウトライナーという道具を利用して、書くこと、考えることについて学んでからは、実際にアウトライナーをより日常的に使うようになりました。 確かに、アウトライナーは、書くことにより、考えることを強力にアシストしてくれる存在だと感じています。 一方で、ある形式にのっとった書類を作成する時にも、大変に役立ってくれるものだとも思うようになりました。アウトライナーを用いて、会議資料を作成し始めたことによって。 昨年度から定期的に会議の資料を作成することになりました。 はじめは勝手が分からないので、これまでの資料を参考に作ることにな ...

カット・ペーストを可能にして、ダイナミックな移動を可能に〜1Writerカスタマイズ②〜

Obsidianが日々の相棒となってくれており、iPhoneでは「1Writer」というアプリを使ってObsidianで扱っているファイルと同じファイルを編集できるようにしています。 1Writer – Markdown Text Editor カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ そして、リストアプリのようにテキストを扱えるようにするにはなにが必要かを考え、 行ごとの削除 行ごとの移動 の2つが欠かせないということで、 テキストを「1行ごとのリスト」ととらえ、削除と移動を可能に〜1Writerカスタマイズ①〜 にて、削除と上下の移動は可能にすることができました。が、もっとダイナミックに移動させたいという願望が出てきました。 リストアプリでは、長押しや「編集」 ...

テキストを「1行ごとのリスト」ととらえ、削除と移動を可能に〜1Writerカスタマイズ①〜

タスク管理アプリの多くは、長年使っている「たすくま」もそうですが「リスト」の形式をとっています。 1タスク1リスト(1タスク1行)の表示で、タスクがダァーッと並んでいる形式。 確かにこの形式は、タスク管理をする上で扱いやすいなぁと感じます。 リスト形式であれば、 行の削除ができる 行の順番の入れ替えができる という機能を備えており、それがタスクを扱いやすくしてくれている要因ではないか、ということで、「やったことの記録がすこぶる取りやすいリストアプリ」のように、テキストを扱えるようにしたいな、という思いがわいたわけでした。 「アウトライナー」をタスク管理に利用している方も多くいられると思うのですが、それは、ア ...

タスクリストを使うにも、とりあえず書いていきやすいのが大事

最近は、Obsidianにてタスクリストを書き、実行していってる。 やったことを記録していってる。 Obsidianを使い出す前は、Dynalistを使っていた。 同じようにDynalist上にてデイリーページを作成して、そこに今日の予定やタスクを書き出し、実行していく。 書き出されていなかったことも、実行したことがあれば追記する。 できれば、タスクに関するメモもそこに書き込む。 タスク管理アプリを使うよりも、この方が自分には向いてるな、と感じるようになった。 もっと前は、iPhoneアプリ「たすくま」で今日のタスクを管理していた。 やってることは同じ。 1日のタスクを書き出し、実行していく。 書き出されていない ...

モバイルで使うときには、専用サイトを〜checkvistの使い方6〜

checkvistには、モバイルアプリはないものの、モバイル専用のサイトが用意されています。 Checkvist: sign in ブックマークをホーム画面に追加すれば、ほぼアプリのような操作感で使うことができるようになっており、モバイルに適応した操作でcheckvistを使うことができます。できることは多少限定的になりますが、参照したりちょっと修正したりすることが可能な程にはモバイルに適応してくれている、という感じです。 モバイルサイトでできること さらっとどんなことができるかを紹介すると、画像のように、サイト下部に4つのボタンが用意されているので、それらのボタンを使って操作することになります。 +ボタン:入力 一番右にある「+」ボ ...

タスク管理〜checkvistの使い方4〜

checkvistは、アウトラインの操作をすべてキーボードショートカットにより行うことができます。それにより、アウトライナーとして使うことができます。 アウトライン操作とエクスポート〜checkvistの使い方3〜 それに加え、タスク管理もおこなうことができるのが、checkvistの強みである、と思います。 「タスクの管理」もできる 「アウトライナーはタスクを扱いやすいけど管理はしにくくて歯痒い」というのが、アウトライナーを使っていていつも感じていることでした。おそらく、Dynalistくらいしか、この課題に対処できているものはないのではないかなーと思っていました。 が、checkvistは、タスクを ...

アウトライン操作とエクスポート〜checkvistの使い方3〜

checkvistでは選択モードと編集モードがあるがために、あらゆる操作に対してショートカットキーが用意されているのでした。 選択・編集の切り替えを自由自在に使いこなす〜checkvistの使い方2〜 今回は、アウトライン操作をするためのショートカットについてみていきたいと思います。 普段はアウトライナーでの1行1行を「トピック」と呼んでいるのですが、checkvistはどうやら「リスト」と呼んでいるみたいなので、今後はそれに倣っていこうと思います。 アウトライン操作 checkvistはリストアプリで、作成したリストを自由自在に扱うことができます。表示できるし、折りたためるし、組み替えることができる。 ...

選択・編集の切り替えを自由自在に使いこなす〜checkvistの使い方2〜

基本的な使い方 操作について、これまで使ってきたDynalistやWorkflowyと大きく違う点があります。それは、「選択モード」と「編集モード」があること。 選択モード中は、選択しているリストの背景が水色になります。 一方、編集モード中は、リストがテキストエリアになり、文字を入力することができます。 選択と編集を切り替えながら書いていくことになり、そこがDynalistやWorkflowyと大きく違い、操作に戸惑うところなのですが、おそらく切り替えがあるおかげでとても大きなメリットを生み出しています。 それは、ありとあらゆる操作に「キーボードショートカット」をあてがうことができる、ということ。 選択モ ...