アドラー心理学

本だけでは学び得ない何か

アドラー心理学を学び続けています。 これまではいろんな本を読んで勉強していました。が、本で学んだことを実生活にて実践することがなかなかできていませんでした。 特に、自分の子どもと接する時に実践できてないなぁと感じることばかりで、怒りを使ってなんとかすることも多く(大抵はなんとかなっていない)、難しいなぁと思う日々でした。 いつかは研修に参加してみたいと思いつつも、日々の忙しさやらなかなか研修が近場で開催されないことやらで、2,3年が過ぎ。 ようやく、京都で開催される「アドラーギルド」という会社のセミナーに参加してみました。 結果、とても、とても良かったです。 土日2日連続で開催され、その2週間後の土日にま ...

思っていたよりも色々と読めていた2020年の「びっくら本」

なかなか思うように読書の時間がとれていません。 とはいえ、本を読まない日はなく、毎日ちびちびと、少しずつ少しずつ読み進めています。 そのおかげか、2020年を振り返ると、それなりにいろいろな本を読むことができていました。 読んだのに読んだことを忘れていたりするのですが、一年に一度、この時期に思い返すことができ、毎年、この「びっくら本」を機会に今年の読書をかみしめます。 いつもと大きく違う一年でしたが、いつもと同じように本を読むことができ、嬉しいです。 なぜ心は病むのか いつも不安なひとの心理 『なぜ心は病むのか いつも不安なひとの心理』(アルフレッド・アドラー) これまで色々とアドラー心理学の本を読んできました ...

知識を実践につなげるために、「独学大全」にて得た知識を実践していこう

アドラー心理学と出会ったとき、「これや!」という思いを抱き、その教えを生かすことができないか、実践することができないか、と考えて過ごしてきました。 思うように実践できている気がせず、また、より深くアドラー心理学を理解したいと思い、これまでいろんな本を読んできました。 知識は増え、理解が深まっていっている感覚はあります。が、思うように実践できていないという気持ちは依然として抱き続けたままで、もう何年も経っています。 こんな時にぼくがとる方法は、「さらに新たな本を読む」ということ。 時間が経てば立つほど、アドラー心理学について書かれた本が増えていきはするものの、実践できていないという気持ちは抱き続けたまま ...

アドラー+ドラッカーと、グッドバイブスと、ドラッカーと

今回は、最近読み終えた本3冊について。 『アドラー心理学による「強み」のマネジメント』(中野 明) アドラーについての本と、最近はドラッカーの本もよく読むようになり、その両者の共通点についても書かれていそうな本書を手に取り、読んでみたのが本書。 内容としては、アドラーやドラッカーの教えを汲みつつも、参考にしつつも、著者の考える強みのマネジメントについて、「人生のフィードバックループ」についての話がメインとなる本でした。 そのループを回す中で必要になるのが、強みに注目しさらに伸ばすことであったり、自分のライフスタイルを理解することであったりについて述べられていきます。前者はドラッカーの教えを、後者はアドラ ...

本から勇気づけられることって、すごくあると思う〜アドラー心理学について10〜

アドラー心理学は、人の変化を後押しする考え方で、後押しのために「勇気づけ」というアプローチを用いる。 アドラー心理学の「勇気」という言葉を狭ーく捉えれば、「困難に向かおうとする活力」と言えると思う。 「事実」を知ることが、勇気づけになることがある。 『マインドセット「やればできる!の研究』(キャロル・S・ドゥエック) 『超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)』(アンダース・エリクソン ロバート・プール) 『究極の鍛錬』(ジョフ・コルヴァン) これらは、努力次第では自分の能力を伸ばしていける、ということを、その事実を教えてくれる本。 難しいなー、できるかなー、大丈夫かなー。そう思いつつも、それに立ち ...

便利で使える心理学 「アドラー心理学によるスクールカウンセリング入門」を読んで感じたこと〜アドラー心理学について⑨〜

MM読了『アドラー心理学によるスクールカウンセリング入門』(深沢 孝之)という本を読み終えました。 本書は、アドラー心理学の考えを、スクールカウンセリングに用いて、学校生活で悩んでいる児童生徒や、その担任の先生に対してどうサポートしていくのか、の実際例が書かれています。 本書を読んで、アドラー心理学は、他者や自分を一歩前に進むよう促すために便利な心理学だ、という思いを一層強めました。 もちろん、勇気づけというアプローチがその主なものなのですが、他にも色々とアドラー心理学の考えを使って、スクールカウンセラーの方々は児童生徒・教員と向き合っていることがわかります。 いくつか、本書から引用します。 p21.私た ...

的を絞っての勉強に切り替え。まずは、微分方程式(数検1級合格まで(8)12/15-12/21)

数検の勉強 12/15-12/21 1週間の勉強時間:2時間32分 21.7min/day 微分方程式を勉強中。マセマの少し古い参考書を説き進めてる。 微分方程式については、はじめて勉強するので、新鮮で、微分積分の復讐にもなって楽しい。 使っている問題集 ブログ書き書き 今週書いたの 12/16→「メモの掘り起こし」をして、ホコリかぶっているメモをスタンバイ状態に 12/17→2019年、出会いは少なかったけれども、良い出会いが多かったように思います #mybooks2019 12/18→「どのようにすれば他者が自らを動機づける条件を生み出せるか」〜「人を伸ばす力」を読んで学んだこと〜 12/19→なぜ「自らを動機づける条件を生み出せるか」が重要な問いなのか? 12/20→本を読む ...

なぜ「自らを動機づける条件を生み出せるか」が重要な問いなのか?

動機づけには、自分の内側から起こる内発的動機づけと、外部から報酬や賞賛による外発的動機づけとがあります。 先日紹介した、『人を伸ばす力』(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト)において、外発的動機づけの限界とも言える部分が語られています。 p69.人が報酬を得ることを目的として行動するようになると、その行動が続くのは報酬が与えられているあいだだけになる。 これは、報酬に依存してしまうということに他なりません、 賞賛や承認も、報酬になり得ると思いますが、それもまたまずいことも本書には書かれています。 p22.報酬は行動の出現率を高めるかもしれないが、それは報酬が提供され続ける範囲内での話である。 p1 ...

「どのようにすれば他者が自らを動機づける条件を生み出せるか」〜「人を伸ばす力」を読んで学んだこと〜

『人を伸ばす力』(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト) 教師が生徒の成長と関わることができる期間というのは、高校では3年間。 生徒の一生に比べれば、”わずか”3年間。 では、この3年間でできることはなにか、何を目指して、目標として接していくのが良いのか。 そういう視点で考えると、テストの点数を上げることでも、細かな校則を守るよう指導することでも無いように思えてきます。 強制的に何かをするように統制するなんてもってのほか。 じゃあ、統制的ではなく、物事に自分から取り組むよう動機づけていけばいいのか。そこを目標とすれば良いのか。 それもやはり違う。 こちらからの動機づけを必要とするのであれば、高校生活の3 ...

2019年、出会いは少なかったけれども、良い出会いが多かったように思います #mybooks2019

本を読むことが好きです。 これは、けっこう小さい時からそうで、絵本を好んで読んでいたそう。 小中学生の頃はそれが漫画になり、高校生からは小説に。 大学生から小説以外の、実用書やビジネス書などの自分の学びになりそうな本を好んで読むように、と、変遷をしてきています。 大学生の頃は、気になった本は片っ端から読む、という感じで、多くの時間を読書にあてていました。 推理小説を読んだり、ミステリを読んだり、はたまた自己啓発書に手を伸ばしたり、実用書を次々読んだり。 働きはじめ、家庭を持ち、確かに、本を読む時間は少なくなっています。 でも、「読まない」という選択肢はなく、必ず何かを読み続けいています。 数は多くなくとも、今 ...