タスク管理や仕事術、ライフハックの話に興味があれば一度は聞いたことがある、もしくは実際にやってみたことがある人も多いであろう「ポモドーロ・テクニック」。 その手法を考え出した方が、ポモドーロ・テクニックについて詳細に解説した『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』(フランチェスコ・シリロ)を読んでみました。 『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』(フランチェスコ・シリロ) 25分取り掛かり、5分休憩するのを繰り返す それを4セットやった後は、長めの休憩を取る それをするだけで目の前のことに集中して取り組むことができるというのが、ポモドーロ・テ ...
今回は、最近読み終えた本3冊について。 『アドラー心理学による「強み」のマネジメント』(中野 明) アドラーについての本と、最近はドラッカーの本もよく読むようになり、その両者の共通点についても書かれていそうな本書を手に取り、読んでみたのが本書。 内容としては、アドラーやドラッカーの教えを汲みつつも、参考にしつつも、著者の考える強みのマネジメントについて、「人生のフィードバックループ」についての話がメインとなる本でした。 そのループを回す中で必要になるのが、強みに注目しさらに伸ばすことであったり、自分のライフスタイルを理解することであったりについて述べられていきます。前者はドラッカーの教えを、後者はアドラ ...
『マインドセット「やればできる!の研究』(キャロル・S・ドゥエック)では、硬直マインドセットとしなやかマインドセットという2つのマインドセットが出てきます。 硬直マインドセット・・・自分の能力は固定的で、もう決まっている しなやかマインドセット・・・基本的資質は努力次第で伸ばすことができる そして、この本の内容としては、しなやかマインドセットが良いのですよってのが、あらゆる実験結果から手を変え品をかえ述べられていきます。 じゃあしなやかマインドセットでいる方がいいじゃないか、というと、話はそんな単純ではなく。 硬直へ向かう圧力があるために、人は硬直マインドセットに陥りがちになっちゃいます。 苦もなくあっさ ...
MM読了『アドラー心理学によるスクールカウンセリング入門』(深沢 孝之)という本を読み終えました。 本書は、アドラー心理学の考えを、スクールカウンセリングに用いて、学校生活で悩んでいる児童生徒や、その担任の先生に対してどうサポートしていくのか、の実際例が書かれています。 本書を読んで、アドラー心理学は、他者や自分を一歩前に進むよう促すために便利な心理学だ、という思いを一層強めました。 もちろん、勇気づけというアプローチがその主なものなのですが、他にも色々とアドラー心理学の考えを使って、スクールカウンセラーの方々は児童生徒・教員と向き合っていることがわかります。 いくつか、本書から引用します。 p21.私た ...
『人を伸ばす力』(エドワード・L・デシ、リチャード・フラスト) 教師が生徒の成長と関わることができる期間というのは、高校では3年間。 生徒の一生に比べれば、”わずか”3年間。 では、この3年間でできることはなにか、何を目指して、目標として接していくのが良いのか。 そういう視点で考えると、テストの点数を上げることでも、細かな校則を守るよう指導することでも無いように思えてきます。 強制的に何かをするように統制するなんてもってのほか。 じゃあ、統制的ではなく、物事に自分から取り組むよう動機づけていけばいいのか。そこを目標とすれば良いのか。 それもやはり違う。 こちらからの動機づけを必要とするのであれば、高校生活の3 ...