Obsidianに書き溜めた着想メモは、無作為に表示する中から見返すページを見定め、適度な間隔で繰り返し読み返して公開まで持っていく
日頃のタスク・プロジェクト管理やメモの管理など、いろんな情報をObsidianで整理・管理しています。
どのように扱っているのかは、これまで何度か書いてきました。
今回は、Obsidianで扱っている情報のうち、ぼくが「着想メモ」と読んでいるものについてのお話です。
Obsidianには基本的には自分が必要であろう情報を書き溜めたり保存したりしているのですが、中には他の人にも読んでもらえるようにしているものもあります。
このサイトはObsidianのサービスの一つである「publish」の機能を使って作成されたもの。
この機能は、Obsidian内の指定のフォルダに入っているページをウェブで公開できるようにする、というもの。
サイトを覗いてもらうとわかるのですが、着想メモを1ページにつき1つのメッセージで、最近よく言われる「Atomic」な形で書いたものと、読んだ本の情報と感想が書かれているページばかりとなています。
この2つのうちの着想メモを書いたページのほうは、普段の疑問や気づいたことを、他の人が読むことを想定して、誰が読んでもできるだけ伝わるようにと意識してまとめたページ。
で、このページは、普段ちょろっとメモしたものを独立させてまとめたり、Obsidianを使う以前に利用していたScrapboxやらに書き溜めていたページをObsidianに移行したものにもう一度目を通して修正したりしたものとなっています。
Obsidianに移行できるものはもれなく移行したので、Obsidianを使い始てすぐにページ数は3000を超えました。
中には、長いこと見返されていない、書きっぱなしのメモが大量にあります。
途中まで書いたものの、publishするところまで持っていけなかったものもあります。
そういったページを見返しては修正を加え、誰でも読める形に整えたい。そんな願望が少なからずありました。
そんな時に読んだのが以下の記事。
Obsidianにプラグイン「Spaced Repetition」を入れることで、「#review」というタグをつけたページを、適度な間隔で見返すことができるようになります。
「#review」のタグをつけたページを適度な間隔で見返し、修正を加えることができれば加え、再度見返したい場合は、すぐ見返したいか、ちょっと間を開けて見返したいか、だいぶ先に見返したいかを選びます。で、また次のページを表示させ、読み返していく。
その日読み返す分が終われば、その日の見返しは終了。
見返した時に必ず修正を加えるというわけではなく、まぁ次でいいかなと思ったやつは先送り。適度に間隔をあけて再度見返します。
見返した際に修正できる場合は修正し、「これである程度完成させることができたかなー」と思えば「#review」のタグを消し、そのページの見返しは終了。あとは「publish」用のフォルダに移動し、公開します。
こんな感じで見返すと決めて「#review」タグをつけたページに関しては、できれば修正して完成させていくという風に扱うことにしました。じゃあ、どんなページに「#review」タグをつけ、見返すのか。というか、どうやって見返すページを探すのか。
3000を超えるページの中から無作為に選んでも、思いつきの書かれたメモばかりではなく、それ以外の情報が書いてあるページの方がおそらくたくさんあります。なので、無作為の場合、本来見返したい、ふとした思いつきや疑問が書かれたメモに当たる確率はそんなに高くはありません。
また、ある程度テーマを絞って探さないと、たくさんありすぎて「#review」タグをつけるための見返しをしているうちに日が暮れてしまいます。
そこで、「Smart Random Note」というプラグインを使います。 このプラグインは、検索にヒットしたページを対象に無作為に表示してくれる、というもの。これにより、含んでいて欲しい語句やファイルを指定して、それに該当するページをランダムに表示することが可能となります。
- 「Smart Random Note」使い、テーマを絞ってページをランダムに表示させる
- 修正を加えたいと感じたページに「#review」タグをつける
- 1日のちょっとした時間に「Spaced Repetition」により「#review」タグをつけたページを見返す
- 修正を加え、「これである程度完成させることができたかなー」と思えば「#review」のタグを消し、publishする
そんな感じで、これまで書き溜めているメモをちょくちょく書きなおしていってます。
だいーぶ前に書いたページを見返すと、今とは違ったものの見方・考え方をしている場合もあり、自分というのはこうも変化するものなんだなーと感じると共に、そのページをどう書き換えようか迷ったりしながら、ページの修正に勤しんでいます。
このブログとはまた違ったサイトになっていると思うので、ご興味あれば覗いてみてくださいませ。
では、お読みいただきありがとうございました。