数学から学んだこと

「”ひらめき”はいらない」という目で見る ー数学からぼくが学んだこと2ー

“とりあえず”・”なんとなく”進むのではなく、まずは、「条件と求めるものを確認」し、今自分のいる場所と、向かうべき目的地を確認する。 こんな当たり前のことが、実はとても大切です。 「条件と求めるもの」は、最初に確認しさえすればいい、というものでもありません。 間違った道を進んでいることに気付いた時にも、再度「条件と求めるものを確認」するという行為は、別の一歩を探る手がかりとなってくれます。 また、「条件と求めるものを確認」することは、「ひらめき」に頼らず、一歩一歩着実に進んでいくための基本にもなってきます。 $x$軸に接し、$2$点$(2, 3), (-1, 12)$を通る2次関数の方程式を求めよ。 この問題の解答を眺め ...

“とりあえず”・”なんとなく”からの脱却 ー数学からぼくが学んだこと1ー

地図をもっている。行きたい場所がある。のに、”とりあえず”東に向かったり、”なんとなく”道をわたってみることなんて、普通はしないと思います。 でもぼくは、何年もの間、”とりあえず”や”なんとなく”に身を任せていました。 ”とりあえず”式変形したり、”なんとなく”値をあてはめたり。 そう、数学の話です。 少し、2次関数の話をします。 中学のころから「関数」を学び始めます。そして、高校に進み、関数をさらにふかく考えていくことになります。その一番はじめにじっくり学んでいくのが「2次関数」です。 2次関数は、「放物線」と呼ばれます。 2次関数において、とても特徴的な点が、「頂点」です。頂点を境に、それまで増加してい ...

経験を積む、ということについて

経験を積むって、良いことというか、何かを上達していくためには必要なことであるのは間違いない。でも、経験を積むのは、一歩間違うと視野がせまくなっちゃったり、考えが偏ったりすることをまねきかねない。 円を描いていく あることについて経験していく。何度も実践をし、記録し、振り返ったりしながら、経験自分のものにしていく。イメージは、たくさんの円を描いていくイメージ。 ある実践を通して、円を描いていくことで、経験した範囲を増やしていく。 円の中心が毎回異なれば、円が増えれば増えるほど、経験した範囲は広がっていく。 対して、円を描くと、重なる部分も出てくる。その重なりの部分が、経験を積んだ部分やとする。 円を描けば描 ...

レゴと数学

ぼくはレゴが好きだ。 もうすっかり大人になった今でも、あのブロックたちを見ると心が躍り、何かを組み立てたくなる。 レゴで遊ぶ 今でこそレゴブロックの山を見たら心躍るが、はじめは違ったに違いない。 レゴを見ても、どう使えば良いのか、どう遊べば良いのかわからない。何がどうなってどうなっていくのかわからない。 たいていは買ってきたレゴブロックを、中に入っている説明書通りに組み立てる。説明書にそって、レゴの山から必要なブロックを選ぶ。そして組み立てる。 手順を間違えない限り、車なら車が、お城ならお城が出来上がる。 その過程で、いろんなことを学んでいく。 パーツの特性なり、典型的な”組み立て方”なり。 自分で何かつくりた ...