ルーチンはテンプレートで呼び出し、すべての行動のログをとりながら日中を過ごす

前回の「Obsidianで連用手帳に着想メモを書き込めるように」にて、Obsidianに連用手帳を移行し、「Templater」というコミュニティプラグインを使って去年や一昨年の同じ日付へのリンクを埋め込み、過去の同じ日の記録をすぐに確認できるようにしたことについて書きました。 このTempleaterというプラグインで作成しているテンプレートには、毎日のリピートタスクも書かれており、朝や夜はそのリストに従って過ごしていきます。

スマホのタスク管理なんかを見ていると、もっとも大切な操作は

  • 行の削除ができる
  • 行の順番の入れ替えができる

の2点だと感じており、簡単なタスク管理においてはこれさえできれば十分であると感じております。 そう気づいてからは、それまで使っていたiPhoneアプリの「たすくま」を使わなくなり、行の削除と行の入れ替えができるテキストエディタを1日のタスクを把握し、こなしていくために使っていました。

「たすくま」というアプリでは、1日の行動をすべて記録していくことを目的として、タスクをすべてリスト上に書き出し、それぞれに見積もり時間を入力して、すべてのタスクの見積り時間を合計し、終了時刻を割り出します。タスクシュート式を実践するアプリです。

もう何年もタスクシュート式に則ってタスク管理をしていましたが、そこまで厳密に実践しておらず、終了時刻がなくてもいいか、実行記録を取ることができればいいかというゆるいスタンスの運用を続けていました。 なので、行の削除と行の入れ替えができ、なおかつテンプレートによって日々のルーチンを呼び出すことができれば、たすくまを使うまでもなかったわけです。 ということで、Obsidianでは、デイリーページのテンプレートには過去の同じ日付へのリンクの他に、日々のルーチンタスク(朝ごはんを食べる、お風呂に入るなどのもの)を記述しておき、それを呼び出して、そこに書かれているタスクをこなしながら過ごす、というふうにしています。

こんな感じでルーチンタスクがズラズラと並んだ状態から1日がはじまります。 Obsidianには、iOSにてモバイルアプリがあるので、iPhoneからもデイリーページにメモすることができますし、もちろんMacやiPadからも入力と参照が可能ってのも結構大切なポイントです。 タスク管理アプリを使っていていつも感じるのが、メモや文章を同じところにすぐに書き込むことができないのがちょっとなぁというモヤモヤ感。紙の手帳であれば、ふつーに何も気にせず書き込むことができるのにそれができないちょっとした不満感。 Obsidianはタスク管理アプリではなく、テキストを扱うアプリなので、その点においては、紙の手帳と同じくらい気軽に、いきなり文章を書きながら考え始めることができますし、タスクに関するログも気軽に記入できます。

  • 1日のはじめにその日のタスクリスト(ルーチン)をデイリーページに作成する
  • 基本的には常にそれを参照しながら、適宜何かしら書き込んでいきながら過ごす
  • 必要があれば、別ページを新たに作成し、色々と書き込む
    • その際、デイリーページからリンクを貼っておく

という感じです。

今回はルーチンタスクに関しての話だったので、次回はそれ以外の、日々のタスクをどう扱っているかについて書いていきたいと思います。

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