欠乏はなにをもたらすのか〜『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』を読んで学んだこと〜

余裕のあるときはついついダラダラ過ごしてしまい、そのために時間を浪費してしまう。余裕のあるときに、先に待ち構えている仕事に手をつけたり、仕事の進め方を見直したりすれば時間がない状況に陥らなくて済むと頭ではわかっていても行動に移せなかったりする。 いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) これは、時間に対する欠乏感がないから、と考えられる。なので、仕事が立て込んできて時間がなくなってくると、欠乏感が出てきて心が今しないといけないことに占拠され、注意が集中していく。 478.仕事でも楽しみでも、時間があまりないときのほうが得るものは大きのだ。私たちはこれを「集中ボ ...

アドラー心理学を教育現場に〜クラスはよみがえるを読んで学んだこと〜

アドラー心理学を知り、いくつかの書籍を読んだのちにこの本を読んだ。 どれほど実践できるかわからないものの、でも、根底にはやはりアドラー心理学の考えを持ちつつ、生徒と接していきたいと思う。 クラスはよみがえる:学校教育に生かすアドラー心理学 人間のもっとも根元的な欲求は『所属欲求』であると私たちは考えています。人間にとって集団に所属する欲求は、生存の欲求よりも強いのです。 人間は強い「所属欲求」を持っている。 その前提に立つと、教室に「競争原理」を持ち込むと、他に勝つことがすなわち所属の欲求を満たすことに、他よりも特別な存在に自分をおくことが所属欲求を満たすための手段になる。 するとどうなるか。 何か得意なこ ...

全体像を把握しやすい本の読みかた2つ

再読をしたい。常々思っていることの一つです。 日々、いろんな本の存在を知ります。読んでみたくなります。読みたい本は増える増える増え続ける。 過去に読んで、もう一度読みたいな、と感じる本があります。それも読みたい。また読みたい本は増える。 読みたい本だらけ。でも、もちろんすべてを読む時間はありません。 読むからには、自分のものにしたい。けれども、読む時間がなかなかとれないと、日を多くまたぎながら読み進めることになり、読了するのに時間が、長い期間がかかってしまいます。 ぼくの読書のスタンスは、「じっくり」なのです。 読書メモをとりながら、じっくり読んでいきます。 じっくり読みすぎるがために、全体像を思い描くこと ...