驚くほどに驚異的

たくさんの時間をかけることができるわけではありませんが、毎日少しずつでも数学をまなぶようにしています。今まで自分が学んだことがないものを、日々ほんの少しずつ、学び進めていくというのをずーっとやっています。というのは前回書きました。
で、自分が勉強していて、ふと感じたことについて今回は書きたいと思います。


ぼくは、高校生に数学を教える職業に就いています。日常的に高校生がどんな様子か見ることができます。
で、自分が勉強をしていて、なおかつ高校生みんなを見ていて思うのは、高校生はいろんなことに関する事柄を、驚異的な量学んでいるよなぁということ。
自分としては、毎日15分くらい勉強して、その内容すら十分に頭に入っていかず、四苦八苦しているわけです。数学を学ぶときに大事なことを踏まえつつ、Obsidianで間隔学習したりなんとか工夫して、ちょっとは学んだことを吸収できるようになってきたかな、というところ。日々ちょびっとだけ学ぶこですら「なんて難しいことなんや」とか思いつつ、えっちらおっちら学び進めています。

一方で、高校生の生徒のみんなは、毎日300分間、数学だけではなく古文やら英語やら化学やらを毎日学んでいるわけです。で、それを頭に、脳みそに吸収しながら、学び進めているわけです。
定期考査というものによって一定期間ごとに強制的に頭に詰め込まないといけない時期があるというのも大きいとは思うのですが、それにしたって多岐にわたる内容を学び進めることができているみんなって、改めて考えると驚異的やんということに気づきました。ものすごいことだし、羨ましくもある。

日々学ぶ中で、いろんなことに出会っているはずです。本当ならもっと時間をかけたほうがいいのかもしれません。学ぶことが多すぎて、とりあえず頭に入れることが目的になってしまっている側面もあるとは思います。にしたって、それに対応できる脳みそを持っているというのは、やっぱりすごい。
どうかそれを大切にしてほしいし、存分に生かしていろんなことを、できれば楽しみながら吸収していってほしい。

そんなことをふと考えたりしていました。


そんな驚異的な力を持つみんなに対して数学を教える。懸命に理解しようとしてくれる。考え、悩みながらも周りと相談しつつ、数学と向き合ってくれてるわけですから、ぼくも同じように懸命に、何をどう伝えていけばいいか考えていきたい。
学ぶことってのはつくづく素晴らしいと、最近特に思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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