小中学校で学んだことを1年間でどう復習し、高校数学につなげるか〜新しい授業の形について考える①〜
例えば、高校の1年間を小中で学んだことの復習に使えるとします。
時間は、毎日30分。週5日で150分。
加えて、勉強が苦手というか、小中学校のどこかしらで算数・数学につまづきがあり、十分に身についてない生徒がほとんどだとします。
その状況で、じゃあ毎日30分の数学の授業をどんな授業にするか。
何を、どう学ぶのが良さそうか。
高校2年生になったら、数Ⅰの授業が開始していくとするならば、1年生の1年間をどう使えば良いか。
ぼくの務める学校では、国数英に関してはこのような毎日30分の授業があります(モジュール授業と呼ばれています)。
今年初めて、ぼくはこの、毎日30分間の授業を担当することになりました。
モジュール授業は、学校としては今年で3年目。
手探りで始まった1年目、それを修正した2年目、で、今3年目。
担当してなかった2年間は、実際に自分では授業してなかったものの、どう考えても今のやり方は良くないと感じていました。
実際、今年度に入る前に、モジュール授業をまったくガラリと変える提案をしてみたりもしました。けど、今までと根本的に違う、扱う内容ならまだしも授業形態自体が大きく異なる提案であったからか、はたまた話した内容がうまくはいかないように感じられたからか、同じ数学科の先生たちの同意を得られず、提案は却下。実現できず。
今年度に入り、モジュール授業を実際に担当してみているわけですが、やはり今のやり方はよろしくないと言う考えが確信に変わりました。
- 小中で習ったことを高校数学につないでいくためには、なにを、どう学んだらいいか。
- 数学が苦手で、算数の内容からつまづいている生徒もいたりする中で、どのように小中の内容を復習していくべきなのか。
- よく休む・遅刻するために、授業を飛び飛びにしか受けていない生徒がいる中で、いかに多くの生徒の数学の力を伸ばしていくか。
と言うことを考えてきました。
多くの人が持っている「学校での授業」というイメージはいったん頭から除けておいて、どんな授業形態にすればいいか、と言うのを考えているつもりですが、自分の考えだけよりも、いろんな意見を合わせた方が、きっといいものができるのでは、と思っています。
現状は、同じ学校の数学科の先生方、また別の教科の先生に自分の意見をどんどん話してみて、批判的な意見を含めてどしどしアイデアをもらおうとしている最中です。
なので、これを読んで、何かしらの案や意見、思いついたことがありましたら、教えていただければすごくすごくありがたいです。
では、お読みいただきありがとうございました。