PDCAをまわしながら日々過ごす手帳の書き方〜タスク管理あれこれ4〜

手帳の使い方の基本的な方針は、「デイリータスクリストに紙のノートを使う。タスクシュートを意識して。 」 にて書いた通りなのですが、そこに新たに、加えたことがあります。

というのも、「自分を劇的に成長させる!PDCAノート」を読んだのがきっかけです。
PDCAサイクルについて書かれているこの本では、まずは1日の行動に対してPDCAをまわしていく、「デイリーPDCAノート」が提案されています。

タスクシュート式+デイリーPDCAノート

「デイリーPDCAノート」の書き方は簡単。A4の方眼用紙を、以下のように分割してPDCAのそれぞれを書き込んでいく、というシンプルなもの。

Planの部分は、その日の計画を書き込みます。具体的には、

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1 Pのフレーム(左端)に時間軸を記入する
2 手帳から、今日の予定を転記する
3 手帳に書かれていないが、思いついた行動があれば追加記入する

この方法、この「デイリーPDCAノート」、今の手帳に応用できそうとすぐに感じました。手帳を見開きで使えばちょうどA4サイズ。やってみたい。
すぐさま実行できると気づき、その日から試しはじめています。

時間軸を記入し、予定を書き込む。そのあと、思いついた行動を追加する。
このPlanの立て方が、今自分がやっている、紙のノートをタスクシュート式を意識して使う方法と全く一緒なため、「デイリーPDCAノート」の方法をすぐに実践できると思ったわけです。
あとは時間軸の隣に、Do,Check,Actionをそれぞれ書き込んでいくスペースを確保しておけば、今までの手帳の使い方はほぼ変えることなく、すぐにでも「デイリーPDCAノート」をそっくりそのまま実践していけます。

はじめは本に書かれているのと同様に手帳を区切り、やってみました。が、そこまでスペースを使わずとも、同じようなことを実践できることに気づきました。それが、ペンの「色」で、Plan,Do,Check,Actionを書きわける、という方法です。
ペンの「色」で、PDCAのどれについての書き込みなのかがわかるようにしてみました。

  • 計画(Plan)は「黒」
  • 実行記録(Do)は「青」
  • 振り返りや次の打ち手(Check, Action)は「赤」

という風に。

ペンで色分け、の注意点

本来の、ノートを区切ってPDCAそれぞれについて書き込む場所を確保しておく方法ではなく、ペンの色によってPDCAをかき分けていく方法には、ひとつ、注意したほうがいいことがあります。

先に紹介した「自分を劇的に成長させる!PDCAノート」では、PDCAのうちの「Do」を書き残すことが重要視されています。

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PもCもAもすべて大切なのですが、「D」がPDCAを回し続ける大前提になっています。なぜなら、Dとは「事実を残すこと」だからです。

事実を、事実のまま書き残す。そして、それを「Check」へとつなげる。

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「D 実行・実績」に対して、うまくいった原因、うまくいかなかった原因、次はこうすればいいかもしれない、といった気づきを書きましょう。

ここで肝心なのは、「Do」と「Check」を明確に書きわける、ということ。だから、ノートを区切り、PDCAそれぞれに、別々の場所を与えているのだと思います。別々の場所に書き入れていくほうが、よりそれぞれを意識して、書きわけることができます。
色によってPDCAをわける方法では、PDCAのそれぞれを書き込む場所がわかれていません。本来の方法よりも、「Do」や「Check」がごちゃまぜになってしまいやすい、ということ。なので、PDCAそれぞれの書きわけをより意識しておかなくてはいけません。その点が、注意すべきこと、と言えます。

そしてカードへ

手帳は、一週間に一度、パラパラと見返すようにしています。で、主に赤で書かれていることに目をとおしていきます。
赤色で書かれていることは、いわば、実行記録から得られた「次の打ち手」。新たなアイデアとも言えます。
「PoICを名刺サイズ情報カードで実践すると、蓄積は「発見」のみに」 でふれたように、ぼくは今、思いついたことや発見や着想を、名刺サイズの情報カードに書きためていっています。となると、手帳に赤色の文字で書かれている、次の打ち手(Action)については、他と同様に扱うためには、カードに転記したほうがいい、ということになります。カードの状態でも保管しておき、操作できるようにしておけばいいかな、と。
少し手間はかかりますが、積極的にカードに書き写し、蓄積していってます。

おわりに

毎日というスパンでPDCAをまわしていく。実際は劇的というほどの手応えを感じているわけではないものの、楽しさがあります。
パッと手帳を開いたとき、書かれている文字が適切に色分けされていると、とても把握しやすく、内容をカードに転記することによって、次の生産へとつなげていく。そのサイクルをおもしろく感じるんです。

タスクシュートにのっとって手帳を使いつつ、そこにPDCAサイクルを回す手法が合わさって、ひとつ、バージョンアップできたのかも、と、そういう気分です。しばらくは楽しく、紙の手帳を使い続けていくことができそうです。

では、お読みいただきありがとうございました。

一週間ごとのルーチンが習慣化できないことや、半年前に登録しておいたタスクがなかなか実行できないのは、「引き継ぎ」がうまくいってないから~タスク管理あれこれ3~

「やろう!」という気持ちは、減退します。そのときは「これをやったいいやん!やろうやろう!」と思っていいても、次の日になると、そのときのテンションは何処へやら。「うーん、まぁ、また明日で」って感じで先送りしてしまったり。
期間があくと、「やろう!」という気持ちはもっともっと減退し、ないに等しい感じになっちゃいます。
ってことで、何かを実行していくためには、過去に抱いていたはずの「やろう!」という気持ちをあてにせず、モチベーションに頼らず実行できるようにするのが望ましいというか、必要になってきます。

 

一週間ごとの行動を習慣化するのは、毎日繰り返すことを習慣化するよりもだいーぶと難しい。そんな実感があります。
タスク管理アプリに登録し、ルーチンの設定をしてあげれば、タスクリストには毎週ちゃんとタスクが生成され、「やること」として自分に提示されます。あとはそれを実行すればいい。けど、できない。
やろうと思っていることを、タスクリストは思い出させてくれるのですが、思い出したとしても実行できない自分がいる。そんな自分が実行できるよう、手を加えてあげる必要があります。

 

「やろう!という気持ちの減退」問題と、「自動的にタスクリストに生成されたタスクを実行できない」問題。一見違う両者ですが、その解決のカギは、どちらも「コミットメント」にあるのではないか、と考えています。

過去の自分から今の自分に

「やろう!」という気持ちが減退してしまい、タスクとしてリストに並んでいても実行されない。
一週間ごとのルーチンタスクとしてリストに並んでいるけれども、やはり完了させれない。
どちらにも共通するのが、「過去の自分が「やろう!」と思ったことが提示される」ってことです。
確かに、過去の自分は「これをやろう!」と思って、決意してタスクとして登録したのかもしれない。一週間ごとにリピートさせておけば、忘れることなる実行していけると思ったのかもしれない。
けれども、それは、あくまでも「過去の自分」が決意しただけ。「過去の自分」がリピートさせただけ。「今の自分」ではありません。同じ自分でも、全然別物。
「今の自分」がやろう!と決めなければ、たとえタスクリストに並んでいたとしても、実行されずに終わってしまいます。
「今の自分」の決意が必要、ということになります。

つまり、今日実行したければ、今日の自分が「やろう!」と思えている必要がある、ってこと。

勝手に出来上がるリストを、それ通りにこなしていく、こなしていけると考えるのは、あんまり現実的ではありません。
過去の自分が与えてくれたリストをそのまま実行していける、なんて虫のいい話はないわけです。
自分と相談し、「今日のリストを作る」って工程をふまなければ、過去の決意を引き継ぐことはできません。
そう、今日の自分が、タスクたちに対してコミットしなければならないんです。
となると、「1日の計画を立てる」ことは、タスクを実行していく上ではかなり重要であることがわかります。
過去の自分のおかげで、もうすでに今日やるタスクのリストができあがっているとしても、あらためてそれを眺めて、もう一度今日のリストを作り直す。書き直す。
必要なさそうなことがあれば消してしまい、新たにタスクを思いついたのであれば書き加える。
手間にしか思えない作業かもしれません。が、それは、過去の自分から今日の自分への引き継ぎ作業であり、タスクたちに対して、今日の自分が「やろう!」と決断する儀式でもあります。

おわりに

週リピートのタスクが実行できない、習慣化できないってのは、長いことぼくの頭を悩ませている課題です。「その日に考え、決める」ってのは、そのひとつの解決策になると考えています。この効果はけっこうバカにならなかったりする。
とはいえ、その日に1日の計画を立てたとしても、全てが必ず実行できるようになる、ってわけでも当然ないわけで。またほかの問題が出現するわけですが、それについてはまた回をあらためて。

では、お読みいただきありがとうございました。