知的生産

全体像を把握しやすい本の読みかた2つ

再読をしたい。常々思っていることの一つです。 日々、いろんな本の存在を知ります。読んでみたくなります。読みたい本は増える増える増え続ける。 過去に読んで、もう一度読みたいな、と感じる本があります。それも読みたい。また読みたい本は増える。 読みたい本だらけ。でも、もちろんすべてを読む時間はありません。 読むからには、自分のものにしたい。けれども、読む時間がなかなかとれないと、日を多くまたぎながら読み進めることになり、読了するのに時間が、長い期間がかかってしまいます。 ぼくの読書のスタンスは、「じっくり」なのです。 読書メモをとりながら、じっくり読んでいきます。 じっくり読みすぎるがために、全体像を思い描くこと ...

考えるときの「広げる」と「拡げる」、むしろ「拡がっていく」。

頭の中のものを紙面上に「広げる」。 「かばんの中身を机の上に広げる」とか、そういう意味。 とにかく書き出す。思いついたことを書く。書いたものの配置を変える。矢印でつなぐ。 書く、書く、書いてみる。 白紙からもう一度書きなおしてみる。頭からとり出して、紙面上に「広げる」。 アイデアを「拡げる」。 「拡張する」ってニュアンス。 調べて知識を得たり、本を読んで学んだり、人から意見を聞いたり。外部からの刺激によって拡げる。 連想したり、視点を変えたり、俯瞰したり、拡大したり、組み合わせたり、切り離したりして、拡げる。自分の中の化学反応を促す。 反応が起こって拡張していくことが多いので、「拡げる」という言い方よりも「拡が ...

”過去”と”現在”をつなぐ作業場、Evernote~メモに対して今いろいろと考えていることその9~

アクティブなメモ、うんじゃかんじゃしたいメモは、アウトライナーにため込んで、他のメモたちと組み合わせながら育てる。ブログなどの形で一応のまとまりを見せたら、Evernoteにアーカイブする、という流れで、アウトライナー(WorkFlowy)とEvernoteを使い分けております。最近この話題ばっかりですが。 着想メモの保管場所~メモに対して、今いろいろと考えていることその1~ 着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~ WorkFlowy内のメモたちは、育てて、ブログにて「一応の完成品」を提出する。わけですが、メモたちは、組み ...

情報カードは、”ひねりだす”シーンで~メモに対して今いろいろと考えていることその8~

以前は5×3情報カードを常に持ち歩き、着想を含めたメモはぜーんぶその情報カードにメモをしていました。そして、メモを見返し、組み合わせ、ある程度育った後は、A6情報カードにまとめていました。けれども、WorkFlowyを使い始めてからは、メモの場がWorkFlowyに、A6情報カードの代わりにもっぱらEvernoteを使うようになった、と書きました。 「5×3情報カード+A6情報カード」が、「WorkFlowy+Evernote」へ~メモに対して今いろいろと考えていることその7~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと 現状は、5×3情報カードが担っていた部分をWorkFlowyに完全に移行していま ...

「5×3情報カード+A6情報カード」が、「WorkFlowy+Evernote」へ~メモに対して今いろいろと考えていることその7~

またまたまたまた、メモの話題です。 メモ置き場として、WorkFlowyというアウトライナーを使っている、という風になんども書かせてもらってます。でも、これを使い始めたのは、二ヶ月ほど前から。それまでは、別のものを使って、メモを書きため、保管していました。その”別のもの”ってのは、「情報カード」です。 情報カードには、いろーんな大きさのものが売られています。中でもぼくは、5×3サイズのカードを使って、「PoIC」を参考に着想メモを書きためていました。また、タスク管理にも情報カードを使っていまして、そっちは「43Tabs」を参考に、管理していました。 ポッケには常に5×3サイズの情報カードを何枚も入れ ...

「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方~メモに対して今いろいろと考えていることその6~

ここのところ何度も同じことを書いているのですが、メモすること、ブログを書くことが楽しいです。そしてこれまた何度も同じこと言うてるのですが、その楽しさは、アウトライナーに着想メモからタスクからを集約させたことに寄る部分が大きいです。 一つ一つの個々のメモを育てていけてるからこその、”楽しさ”だと感じています。 メモ同士を組み合わせながら育て、一つの文章に仕上げていける、アウトライナー~メモに対して今いろいろと考えていることその5~ 最近しきりに「アウトライナーでメモが育ってくれる」って書いてるのですが、この「メモが育つ」という感覚、一般的なんかな?メモをとる習慣がついている人たちにとっては当たり前のこ ...

メモ同士を組み合わせながら育て、一つの文章に仕上げていける、アウトライナー~メモに対して今いろいろと考えていることその5~

アウトライナーで、「ブログ書き書き」がだいぶと変わりました。最近、ブログを書くのがすごく楽しいです。今までとはまた違った楽しさ。着想メモたちを、確かに形にしていけてるって感覚がすごいあって、それが楽しい。 今までは、ブログを書くときは、「何書こうかなぁ?」とひねり出していました。ブログのネタになりそうなことはメモして捉え、Evernoteや情報カード上にあったものの、それぞれのメモが十分に育っておらず、ブログのエントリに仕上げるまでのハードルが高かったように感じます。ブログのネタはあるものの、「書けそうなネタ」は少なかった。だから毎回、「書けることないなぁ、どうしよ?」ってひねり出す必要があった ...

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~

日頃から、「着想メモ」なるものを書きためていってます。着想メモとは、ふとした思いつきや発見、新たな気づきをメモしたもののこと。こういった「着想」は、はっと頭の中にふってきた次の瞬間には、ふわっとどこかへ消えてしまうもの。だからこそ「メモ」という形でとらえていかなくてはいけません。 その「着想メモ」を、どういった形でストックし、どう活かしていくのか。このへんが、なかなかに難しく、いっつも最適な形を考え、試しています。そしてようやく、自分の満足いく形を構築できたのではないか、という感覚になってきました。 着想メモは、うんじゃかんじゃしたい 前提として、「着想メモは、うんじゃかんじゃしたい」という要望が、 ...

文章は、財産

日々、なにかしらの文章を書いて過ごしています。ブログもその一つですし、Evernoteやノートに取りためているメモも、基本的には文章の形で書き付けていっています。 なんであれ、文章って、ほんとに自分の財産だな、なんて思うんです。 自分自身にとって 着想を躍起になってメモするのは、その着想一つ一つに大きな価値があるからではなく、着想たちを蓄積することで、新たな気づきを生み出してくれると思っているから。実際、過去のメモを見返すという行為は、ものすごく思考を刺激してくれますし、今考えていることに重要な示唆を与えてくれることも多い。 そういう側面から、着想メモたちは、自分自身にとって大きな財産だなぁと感じます ...