「一個人の、知的生産・タスク管理の技術」まとめと感想

長いこと続いた「一個人の、知的生産・タスク管理の技術」連載も今回で終わりとなります。
知的生産においても、タスク管理においても、まず大事なのは「とらえる」ことだと思っています。特にぼくは覚えるのが苦手なので、ちゃんと書いておかないとどこかに忘れ去られてしまう。
頭に浮かんだ「あれやろう」や「こんなんどうやろう?」や「覚えとかな」、「あれやって」や「こんな風にやればいいよ」と指示されたこと、やってみたことに関する感想や反省点などなど、とりあえず書いて「とらえる」。
そして、そのとらえたものたちをどうするのか、というところが、個人個人のタスク管理や知的生産が担っている部分かな、と思います。
そういう観点で、今回の連載では、とらえたものの扱いを、「タスクスケジュール」と「その他メモ」に分けて、書き連ねてきました。全体的にざっくりとした話が多くなったかなと思いますが、全容は語ることができたのではないかなーと思います。

今回、連載の全体像をあらかじめ考えてから書き始めてみたわけですが、それがかなり功を奏したなーと感じます。というのも、もうすでに話の流れができているので、日々の更新では自分が書きたいなーと感じるところまでをとりあえず書いちゃって更新しちゃう、結構中途半端でも「これくらいでいこか」と思ったところで区切って更新できるというメリットがありました。
いつもであれば、一応結論めいたものを最後に書いて締めにする、というのが必要なので、そこに案外時間を取られたりするのですが、連載、しかも次の話の展開が見えている連載では、まぁこんなとこで区切っとこかーと自由に切り上げることができるので、気軽に書きあげることができました。
もちろんあらかじめ考えたようには話が進まなかったところもありつつ、な感じだったのですが、更新はいつも以上に気軽にサクッとできたように思います。

一番はじめのエントリでも書きましたが、いろんな人が、自分自身のやり方をどんどんシェアしていくとどんどん面白くなるのでは、一個人の方法がたくさん出回ることで多様さが増し、いろんなひとにとって参考になる方法が増えていくのではないか、と思っているので、みんなどんどんどんな風に日々のタスク管理をしているのか、ブログを書くときにはどういうツールを使ったり、どんな流れで仕上げているのか、なんかを書いて教えてほしいなーと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

知的生産その7「かき混ぜる・かき混ぜてもらう」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術17〜

Scrapboxに置いておいたものは、基本そのまま放ったらかし。ページ内の言葉を「[]」ブラケットで囲み、リンクさせておくことで他のページと結びつき、それによって過去に書いたページが表示され、そのページを改めて見る。そうやって“くる“わけですが、それでは少し不十分というか、今自分が気になっていること以外の情報に触れる機会は依然として少ないままになってしまいます。
そこで、自分以外の人に、Scrapboxをかき混ぜてもらう。
実際、ぼくがメインで使っているScrapboxのプロジェクトは、ぼく以上に他の人にかき混ぜてもらっています。パブリックにして、誰でも見れるようにすることで。

基本的に誰でもみることができるので、誰かが訪れて気の向くままにページを散策してもらえれば、訪れたページが一番上部に来るようにしてあるので、自然とScrapbox内はかき混ぜられます。
でも、ただパブリックの設定をするだけでは、なかなか訪れてくれる人は多くはなりません。
そこで、ブログとScrapboxを紐付けています。

具体的には、ブログの下書きをScrapboxで行い、リンクなども含めてそっくりそのままブログで公開しています。なので、ブログ内のリンクは全てScrapboxと紐づいており、リンクを踏むとぼくのScrapboxを訪れることになり、そこでもし他のページもみてもらえれば、それが最上部に表示され、ぼくは自分以外の人が興味を持ってくれたページと再会することができる、という寸法です。

自分以外の人にかき混ぜてもらうことが本当に良くて。
おかげで、Scrapboxのページをいい感じに“くる”ことができています。

知的生産その6「おいておく」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術16〜

以前は、Evernoteになんでも書きためていました。それが、情報を保管し、扱い始めた最初の一歩だったように思います。
それが、アウトライナーであるWorkflowyになったこともありました。メモを書き集め、なんでもWorkflowyに書いた時代。
そのどちらにおいても、最終的には、保存した情報が日の目を見ることがなくなりました。たくさん保管しすぎて、それを後から使うことができる状態にはならず、死蔵していく。

くりかえし強調するが、カードは分類することが重要なのではない。くりかえしくることがたいせつなのだ。

『知的生産の技術 (岩波新書)』(梅棹 忠夫)にて書かれている言葉です。
情報カードは繰り返しくったほうがいいように、EvernoteにおいてもWorkflowyにおいても、保管しておいたものを繰り返しくることができればよかったのかもしれません。でも、どちらにおいても、書いたら書きっぱなし。たまる一方で見返すこともままならず、くる機会を逃し続けた結果、情報が溜まりに溜まってもうどうにも扱えなくなっちゃったということなのだと思います。
それを変えてくれているのが、Scrapboxです。

やっていることは、EvernoteやWorkflowyの時と大差ありません。書きためていく。
一つ、大きく違う一つの点が、Scrapboxはリンクが抜群に貼りやすいというところ。書いたことを互いにリンクさせやすいので、書いたこと同士が他のいくつもの書いたものと結びついていきます。つまり、Scrapbox内の情報同士は、絶えず変化を繰り返しているということ。結びつく相手を増やし、互いが互いに関連しあっていく。
そのため、何かについて書いていると、他の、過去に書いたことが目に入ります。ちょろっとそのページを開いてみると、またそこで何か書きたくなったり書きたくならなかったり。
この行為こそが、「くる」ということになるわけです。

Scrapboxに溜まっていく情報は、それ自体が何かの成果物になるわけではなく、見返し、リンクを辿って回遊することに意味があります。そこから新たなブログのエントリが生まれたり、何かしらちょろっと思いついたり、組み合わせて新たなものに育ったり、育たなかったり。
というように、これまで書き溜めるだけでは死蔵していってたのですが、書きためて置いておくだけでも、書いたものを簡単にくることができるような環境をScrapboxは与えてくれています。

頭をはたらかせて、ひとにわかるかたちにしたものを、Scrapboxに置いておく。
Scrapboxのページは、常に他の情報と結びつくスタンバイができたままなので、すぐに他と結び付き、それがScrapbox内の情報を繰り返しくることに繋がる。
そこから新たな知的生産が生まれることもあったり。
書いたものの保管については、Scrapboxが、これまでのものを一変してくれたなーという感じがあります。

知的生産その5「授業」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術15〜

授業」を組み立てるときにも、頭をはたらかせます。生徒にわかるかたちはどういうものを、どういう順序で、どういったように伝えたらいいか、を。
ただただ考えるわけではなく、段階によって少し考える方法や用いるものがかわってきます。

章ごとに

数学の教科書は、数学を伝える単位として、内容ごとに「章」や「節」に分かれています。新たな章に入るときに、その章全体のロードマップを思い描きます。もちろん、高校には定期考査というものがあるので、考査によってその「章」や「節」は分断されるのでそれも考慮に入れつつ、最終的な目標と、そこに至るまでの道筋を考えます。
ここで用いるのが、紙とペンiPadApple Pencilではなく、です。なぜかというと、この段階では、書くスペースの大きさの制約が考える妨げになってしまうから。
最低でもA4サイズ、理想はA3サイズの紙に、最終的な目標に至るためにはこういうことを押さえて置きたいというものを書き出していきます。配置に気をつけつつ、でもそこまで神経質にならないように。教科書の内容と照らし合わせつつ、道筋を描いていきます。
この段階では、アウトライナーを使うこともあります。どういった順序で進めていくかを考えるので、道筋としては直線的です。そこがアウトライナーとマッチすることもあるので、時に大きな紙を、時にアウトライナーを使って考えます。

毎回の準備

章ごとに流れを考えて置き、次に毎回の授業前には今回の授業では何をどのように伝えていくのか、を考えます。
この時にもA4サイズの紙をよく使います。毎回の授業を考える時には、基本的に考えた後は捨てしまっても差し支えはないので、裏紙に、今回の内容をどうやって伝えようか書きながら考えます。
そしてある程度まとまった後は、iPadとApple Pencilの登場です。というのも、板書計画は、配置や言葉をなんども修正しつつ完成に向かうことになるので、何回でも修正可能で、言葉の配置の修正に優れているiPadのノートアプリがうってつけです。加えて、そこに書いた板書計画の一部を黒板に投射して授業をす流、というスタイルを取っているので、その点においてもiPadで計画していた方がいいわけです。
そして、板書の補助になりそうな部分をスライド化して置きます。

授業では

授業では黒板にチョークで、重要な部分や押さえてほしいことを書いていくわけですが、書くのに時間を取られすぎるのもよくないかな、と思い、書き写してほしい問題文などはあらかじめスライドの中に盛り込んで置き、その内容を黒板に投射し、そこに書き足していくスタイルで授業をしています。
しっかり集中して話を聞いてほしいので、なるべく話す時間は短く、そこでの理解をノートに書いて置けるような進め方をイメージしています。

授業は、頭をはたらかせて、数学の内容を生徒にわかるかたちで提出する場になります。
まだまだまだまだ全然うまく授業できていないので、なんとか少しずつでも数学を伝えることをうまくなっていきたいなーと思うばかりです。

知的生産その4「ひとにわかるかたちに」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術14〜

まとめる

頭をはたらかせて考え、整理したこと、理解したこと、発見したことは、極力「ひとにわかるかたち」にしておきます。簡単にまとめておく、ということです。

ぼくがブログを書くのも、そのためです。考えたことを、ひとにわかるかたちでまとめておく場がブログです。
考えて発見したことや気づいたことを、ひとにわかるかたちで書き残しておく。人というのは変化するもので、未来の自分はもはや他人です。ひとにわかるかたちにしていなかったとしても、それゆえ少々説明が足りてなかったとしても、今は読んだら理解できるかもしれません。けど、未来の自分が同じものを読んでちゃんと理解できるのかどうかは、実際のところわかりません。
なので、ひとにわかるかたちで書いている文章は、必ず自分にとっても有用であるわけです。
ブログに書くとしておけば、他の人が読んでもわかる形にしよう、という意識が働きます。また、ブログに書かないまでも、まとめたものはすべてScrapboxにて誰でも見れるようにしています。頭をはたらかせて考え、整理したこと、理解したこと、発見したことのほとんどが、Scrapboxにあります。

ひとにわかるかたちにするのは、手間です。少しの時間も必要とします。けれども、そうやってまとめておいた、未来の自分が読んでも理解できるようにしておいたものは、ただ何も考えず書き並べたものよりも、再利用性は高いでしょうし、ひとにわかるかたちにする行為を経ることで自分の理解を深める方向に作用してくれることもあるので、ぜひ積極的におこなっていきたいな、と思っています。
つまり、今後もせっせとブログを書いていこう、という話です。

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知的生産その3「頭をはたらかせる」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術13〜

その他メモのなかでも、アイデアのタネっぽいものやふと思いついた着想はScrapboxにとりあえず置いておき、必要とあらばメモにいろいろと書き足してひとつのページとして独立させておくことで、常に他の情報と結びつくスタンバイができたままの状態ににしておく、というのが前回の話でした。
じゃあ、メモについてはそれさえしておけばいいのか、というと、そうでもなくて。

メモしたはいいが、なんだかよくわかってないような気がするもの。
全容が見えずモヤモヤするので、ちょっと立ち止まって考えてみて、よりはっきりとつかみたいもの。
わかっているようでわかっていなさそうなもの。
考えてみたら何か出てきそうで、まだまだ発展させていけそうなもの。
かなり自分の興味をひいてくるもの。
そういうものについては、ただ置いておくのではなく、自分からそれをメモしたものに働きかけて、把握したり膨らませたりするのがいいかな、と思います。
ざっくり言うと、「考える」わけです。
そのときにぼくは、まっさらな一枚の紙を使っていました。A4用紙の裏紙を取り出し、思いついたことを書き出していく。そうすると、全容がつかめずモヤモヤしていたものの輪郭や流れを掴むことができたり、より理解できたり、新たな発見があったり。
そしてこれこそが、知的生産という行為の中でもっとも大切なことではないか、と思ったりします。
考え、整理すること。
考え、理解すること。
考え、発見すること。
そこを経る、「頭をはたらかせる」からこそ、「なにかあたらしいことがら」をつかむことができるのでしょうし、「ひとにわかるかたちに」するためにまず自分自身が理解することができる。
そのあと「提出する」かは、実際はどうだっていいのではないか、とさえ思います。

ちなみに今は、考えるときのパートナーはもっぱらiPadApple Pencilです。
もしくは、Scrapboxにてあれこれ考えるというか、だぁーっと書き出すこともありますし、アウトライナーをもちいることもあります。
手書き大好きで、手で書くほうがなんだか頭もよく働いてる感じがするのですが、これまでだったらそうなると紙とペン以外の選択肢はなかったものの、Apple Pencilがその状況をガラリと変えてくれました。
むしろ、修正や保存や共有が容易なiPad+Apple Pencilの方が、紙とペンよりもいいのではないか、と思えるほど。
そういう、考えることを強力にサポートしてくれる、自分にあったツールや方法を持っていると、「頭をはたらかせる」という、知的生産の幹となる部分の充実につながるのでは、と思います。

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知的生産その2「とりあえずScrapboxに置いておく」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術12〜

「タスク管理」のときにも書いたように、とりあえずメモは連用バレットジャーナルにメモし、そのあとどうするか定めていきます。そして、メモは大きく「スケジュール」「タスク」「その他メモ」に分けることができ、知的生産は主に「その他メモ」の扱いをまずはどう扱っていくのかが大事になってきます。
「その他メモ」をいかに扱うのか?という問いへの答えは、「とりあえずScrapboxに置いておく」になります。
いくつか理由がありますが、まずひとつとして、Scrapboxのページは、常に他の情報と結びつくスタンバイができたままであることが挙げられます。
Scrapboxは、基本的にひとつのメモに対してひとつのページをあてがうことになります。そして、ひとつのページとして独立させておきさえすれば、他のページの関連ページに表示される可能性が常に保持されたまま、そこに存在することになります。というのも、Scrapboxでは、メモ内の語句を「[]」で囲むと、同じようにその語句が「[]」で囲まれているページがあれば、関連ページとして下部に表示されます。また、別ページのタイトルを「[]」で囲んで書けば、そのページへのリンクが簡単に作成できると同時に、やはり関連ページとして下部に表示されます。とりあえず「[]」を書いて、その中にテキストを打ち込んでいくと、他のページで「[]」で囲まれている語句や他のページタイトルをサジェストしてくれるので、すこぶるリンクを張り巡らせやすい仕様になっています。
ただ、いきなり1ページとして書いていくのではなく、たいていはひとつのページのなかにいくつものメモをただただ書き連ねていきます。で、ちょこっと見返したときに、「あ、これはブログで書けそうや」と感じたり、「説明を加えて独立のページにしておこう」と思ったときに、これまた簡単にそのメモから独立したひとつのページを作成いできることもとても気に入っているところです。
いわゆる、思いつきの類、アイデアに育ちそうな着想、何かの改善案や試してみたい事なんかのメモは、連用バレットジャーナルからScrapboxに転記しておきます。
「とりあえずScrapboxに置いておく」というのが、その他メモの基本方針となります。

その他メモの中には、話をしていて参考になったことや学んだこと、やったことの記録や、そのときの出来事を書いておいたメモなんかもあり、これらも「その他メモ」に分類されるわけですが、こういう記録寄りのメモは、連用バレットジャーナルにメモしておいて、あとはなにもしないことが多いです。まぁいいかな、という感じで。
まぁいいかな、と思えるのは、「連用」だから。何年もそのノートを使い、次にそのページを使うのは一年後の同じ日。なので、メモしておきさえすれば、1年ごとに少なくともあと2回は目に入ることになるからに他なりません。
なので、連用バレットジャーナルを、メモの入り口として使っているわけです。

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知的生産その1「知的生産とは」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術11〜

タスク管理についてはひと段落したので、今後は知的生産について考えていきたいと思います。

知的生産

「知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら──情報──を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ」

『知的生産の技術 (岩波新書)』(梅棹 忠夫)において、知的生産は上記のように定義されています。ぼくも、この定義のもと、話を進めていきたいと思います。

では、実際にぼくの環境で、置かれた状況で、活動の中で「知的生産」と言える部分はどこか、というのを考えてみますと、このブログも仕事でおこなっている日々の授業も、仕事の一つ一つにおいても、知的生産の要素を多分に持っているなーと感じます。
ブログは、なにかを書く行為です。もちろん、頭をはたらかせます。考えないと、ちゃんと文章は書けません。新しい事柄を提示できているかはわかりませんが、誰かにとって何かの役に立ってくれればいいな、誰かにとっての新しい事柄であってくれればいいな、という気持ちをもちつつ、書いています。実際、自分でなにか新しいことを試してみて、考えたりやってみて、それをブログで書くことが多いので、その時点ではぼくにとっては新しい事柄なわけで。ということは、それを書けば、誰かにとっては新しいと感じることかもしれないので、「新しさ」については、そこまで気にすることはないかな、と思ったりしています。で、書いたものをネットの世界に提出しています。なので、ブログを書くのは知的生産の一つと呼んで差し支えはないかな、と思います。

ぼくの職業は、教員です。教えることが仕事です。日々の授業は、知的生産の場である、と思っています。
授業を考えるときは、もちろん頭をはたらかせます。はたらかせまくります。生徒にとっての新しい事柄をどうやったらわかりやすい形で提出できるのかに尽力します。そこには、ただ新しい事柄を提出するだけでなく、いかにわかりやすく、興味を引くような形で、しかも教えすぎず、生徒自身が考え発見できるような形はどんなものか考えながら、加えてどうやって20〜30人の集団に対して身に付けてほしいものを伝えていくかを日々実践しています。と書いたものの、なかなか十分に取り組めていない現状があるのですが。ひとにわかる形で、しかも身につく形を模索して、伝えていく行為が授業だと思うので、紛れもなく知的生産である、と言えます。

仕事の一つ一つも知的生産の要素を多分に含んでいます。何かの書類を作るにしても、ただ書けばいいというわけではなく、その書類を意味のあるものにしようと思えば、他の人がわかる形で書くことが求められます。形式的に書かなければいけない書類もなかなかに多いのが現状ですが、会議の資料なんかは、ちゃんと頭を働かせるべきときでしょうし、みんなで問題を解決するために必要な情報を、まだ皆さんが知らないことがらを提出することが多いわけで。
もちろん、会議をどう進めるか、展開するのか、なんて考えることも情報を提出する上では重要な要素となってきそうです。
と、考えると、資料ひとつとってもそこには知的生産があるなーと思うわけです。

とまぁ知的生産の風呂敷を広げたわけですが、今回はなかでも「ブログ」と「授業」についての話を中心に展開して行こうかなと考えております。

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起点としての「連用バレットジャーナル」その3〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術⑤〜

タスク・スケジュール←タスク管理、その他メモ←知的生産もしくはただの記録

タスクとスケジュールはGoogleカレンダーに。で、この2つほど扱いが容易でないものが、「その他のメモ」になります。
連用バレットジャーナルで捉えたメモのうち、タスクスケジュールに関するものは、最終的にどう扱うのかが定まっています。それは、「実行」されるようにすること。どう扱うのかが定まっているので、それを処理・管理するのは比較的簡単である、と言えます。つまり、タスクやスケジュールというタスク管理の範疇に属するメモは、あまり頭を悩ませることなく扱える、ということ。
一方、その他のメモの扱いには少々頭を悩ませることになります。
あったこと・やったことをただ単に書いた記録であれば、扱い方など考える必要はなく、ただ書き残していけばいいので厄介ではありません。が、単なる思いつきやらやったことの改善案やらの着想やらの細かなメモは、最終的にどう扱うのかを定めるのが困難なため、必然的にそのメモをどうするかというのはなかなか悩ましい問題になります。

なのでこの話題についてはまた後ほど話すこととして、話を先に進めていきたいと思います。

受け渡したメモには、「→」をつける

連用バレットジャーナルで捉えたメモは、1日の仕事を終える直前にすべて見返し、しかるべきところへ転記します。そして、転記した目印として、メモの文頭に書かれた「・」のうけに「→」を書きます。タスクのメモには「□」を書いていて、スケジュールのメモには「○」を書いているので、Googleカレンダーに転記したらその記号の上に「→」を書きます。次に受け渡しましたよーという意味を込めて。
メモは、書かれただけでは未処理の状態です。特に、連用バレットジャーナルのようにメモの「入り口」として使っていると、そこに書くだけで満足していてはいけないメモが多くなります。タスクのメモ然り、何かを書き記したもの然り。しかるべきところに受け渡すまでは、未処理です。なので、次に受け渡したものについては「→」を書き、ちゃんと処理したことを明示しておく、という感じです。

まとめ

とりあえず、連用バレットジャーナルについては、

  • 連用日記+バレットジャーナル=連用バレットジャーナル
  • 「・」メモ、「□」タスク、「○」スケジュール
  • そこにメモを書く強い動機は、連用であるがゆえ
  • 書いたメモは、その種類によって扱いを変える
  • 次に受け渡し、処理したメモには「→」をつける

あたりのルールを守り、運用しています。

起点としての「連用バレットジャーナル」その2〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術④〜

何かあれば、とりあえず連用バレットジャーナルに書いておく。メモの入り口が連用バレットジャーナルです。
手書きをするとなると、タスク細かなメモは転記をすることになるために、受け渡しに少し手間がかかりますが、それよりも連用のメリットを優先させたいがための連用バレットジャーナルです。

「とりあえずここに書く」場所

何かあれば、連用バレットジャーナルを開き、書く。
新たなタスクやスケジュール、思いつきは、忘れさってしまわないために書くわけですが、連用バレットジャーナルを開くのはそれらを書くときだけではありません。なんだかモヤモヤするときや、実行に移そうと思っているタスクの全容がはっきりしないときなんかにも、まず連用バレットジャーナルを開くことが多いです。
がっつり「よし!考えるぞ!!」というときは、iPadを開くのですが、そこまではいかないような、ちょろっと書き出して把握しておきたい時なんかはまずバレットジャーナル。
つまり、忘れ去ってしまわないように書いておく場所であり、モヤモヤするのを解消するためにちょろっと書き出してみる場でもあるわけです。連用バレットジャーナルは、とにかくなにか書いておく必要があったり、書きたいなと思ったときに「とりあえずここに書いておく」場所であるということです。

メモの種類によって受け渡し方を変える

連用バレットジャーナルでとらえたメモは、大きく分けて3種類になります。

このうち、スケジュールとタスクはとりあえずGoogleカレンダーに登録します。
スケジュールは日付が決まっているので、その日付を与えて登録します。
タスクはいつ実行するのかこの段階ではまだ定めていないので、とりあえず明日の日付を与えて、Googleカレンダーに登録します。
これは、明日になればその登録したタスクが、必ず目に入るようにするため。
タスクでもっとも恐れるのは、それが忘れ去られてしまうこと。で、実行されずに取り返しのつかないことになってしまうこと。
なので、必ず勝手に目に入ってくれるように、明日の日付で登録し、翌日になれば目に入るようにしています。

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