知的生産その3「頭をはたらかせる」〜一個人の、知的生産・タスク管理の技術13〜

その他メモのなかでも、アイデアのタネっぽいものやふと思いついた着想はScrapboxにとりあえず置いておき、必要とあらばメモにいろいろと書き足してひとつのページとして独立させておくことで、常に他の情報と結びつくスタンバイができたままの状態ににしておく、というのが前回の話でした。
じゃあ、メモについてはそれさえしておけばいいのか、というと、そうでもなくて。

メモしたはいいが、なんだかよくわかってないような気がするもの。
全容が見えずモヤモヤするので、ちょっと立ち止まって考えてみて、よりはっきりとつかみたいもの。
わかっているようでわかっていなさそうなもの。
考えてみたら何か出てきそうで、まだまだ発展させていけそうなもの。
かなり自分の興味をひいてくるもの。
そういうものについては、ただ置いておくのではなく、自分からそれをメモしたものに働きかけて、把握したり膨らませたりするのがいいかな、と思います。
ざっくり言うと、「考える」わけです。
そのときにぼくは、まっさらな一枚の紙を使っていました。A4用紙の裏紙を取り出し、思いついたことを書き出していく。そうすると、全容がつかめずモヤモヤしていたものの輪郭や流れを掴むことができたり、より理解できたり、新たな発見があったり。
そしてこれこそが、知的生産という行為の中でもっとも大切なことではないか、と思ったりします。
考え、整理すること。
考え、理解すること。
考え、発見すること。
そこを経る、「頭をはたらかせる」からこそ、「なにかあたらしいことがら」をつかむことができるのでしょうし、「ひとにわかるかたちに」するためにまず自分自身が理解することができる。
そのあと「提出する」かは、実際はどうだっていいのではないか、とさえ思います。

ちなみに今は、考えるときのパートナーはもっぱらiPadApple Pencilです。
もしくは、Scrapboxにてあれこれ考えるというか、だぁーっと書き出すこともありますし、アウトライナーをもちいることもあります。
手書き大好きで、手で書くほうがなんだか頭もよく働いてる感じがするのですが、これまでだったらそうなると紙とペン以外の選択肢はなかったものの、Apple Pencilがその状況をガラリと変えてくれました。
むしろ、修正や保存や共有が容易なiPad+Apple Pencilの方が、紙とペンよりもいいのではないか、と思えるほど。
そういう、考えることを強力にサポートしてくれる、自分にあったツールや方法を持っていると、「頭をはたらかせる」という、知的生産の幹となる部分の充実につながるのでは、と思います。

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マップ思考とライン思考

書き出しながら考えるとき。
文章を平面に配置しながら考えるのが好きな人と、1列に並べて考えるのが好きな人。どちらかに分かれるとまではいかないまでも、好みがどちらかってあると思う。
やっていることは、平面に配置するか縦一列に配置していくかの違い。書きつつ場所を移動させたり、塊を作りながら思考を進めていくという点では似ている部分も多い。
けど、見え方が違えば考えることにもちょっと影響してくるわけで。おそらくは、どちらも使いながら考えるってのをするのが良さそう。

ぼくの感覚として。
基本的には、平面に配置していく「マップ思考(と今名付けた)」のほうが好き。
なにか考えようと思うと、紙を(今ではiPadを)とりだす。あれこれ書き付け、平面上に配置しながら考え、頭の中にぐちゃってなってたものを整理していく。
考える第一歩は、マップ思考のほうがいい。
縦一列に配置していく「ライン思考(今名付けた)」は、次の段階ってイメージがある。マップ思考したものを横目に、次読み返してもわかるかたちに整理していく。文章を書くときの思考って感じがある。
マップのままでは後々見返してもよくわからない可能性がある。それを一つの文章にしておけば、読み返した時も理解できる。
で、書いているときは、マップ思考を文章化しているだけかというと、そうじゃない。順番を入れ替えたり、書き進めたりしていると、それまで思いつかなかったことにふと気づくことがあったりする。一つの文章にしているときにも、また考えは進んでる。

ぼくの場合は、マップ思考→ライン思考がいい感じなので、ブログを書くときもだいたいはこの流れ。
ただ、ライン思考からスタートして一つの文章に仕上げていくほうがしっくりくる人も多いと思うし、本のような大きな文章を書くときには、マップ思考もライン思考もまた違った役割を担うんやろうなーとも思う。
マップ思考とライン思考。平面に配置するのんと列に並べるのん。好きな方使って考えればいい。

では、お読みいただきありがとうございました。

マインドマップはもはや、iPad一択に

マインドマップをよく書きます。
ぼくはどうやら、言葉を平面上に配置して整理したり、あれこれ考えたりしたほうが思考が活性化されるようなので、ノートや紙に手書きであれこれ書きながら考える、というのが好きです。
ちょっとうーんと悩むことや、よくわからんなーと把握し切れていないことがあるとき、紙に書き出して平面上に思い浮かんが言葉を配置し、考えていくと、かなーりスッキリします。
そんな性質があるので、マインドマップとの相性はもちろんいいわけで。

よく用いるのは、A4サイズの裏紙。廃棄の用紙が出れば裏面になにも書いていなければとっておくので、ストックが山のようにあります。
ただ、それもまったく消化が追いつかなくなりそうです。というのも、手で書いてなにかしら考えるときに、紙を使わなくなってきたから。
手書きをしなくなったかというとそうではなく、iPadApple Pencilを使っての手書きに置き換わりました。

手書きで思い浮かんだことを書き出し、あれこれ考えていくときに一瞬立ち止まるのが、思い浮かんだことをどこに配置するのか?というのに思考を持っていかれるとき。
どこに配置するかはけっこう大切で、紙にペンで書いている場合、再配置ができないので少し書くのが慎重になってしまいます。
平面上に配置しながら考えることは、どこに配置するかも併せて考えることに他ならないので、確かに大切でしっかり考えるべき部分ではあるものの、それを動かせないのはまた話は別で。ミスが許されないのは必要以上にブレーキになってしまいます。

  • どこに配置するかちゃんと考えてから書く。けど、いざとなれば位置を移動することができる。

理想は書き出した後でもあれこれいじることができること。
紙では無理だった、もしくはやろうと思うとかなり手間だったこの作業が、iPadではいとも簡単に行うことができます。
動かしたい言葉を選択して、つつつーっと目当の位置まで持っていくだけ。
配置しては修正して、ペンの色を変えて書き加えて。
そういう作業が、スムーズに行えるので、マインドマップのような、平面に言葉を配置していく際には、もう紙とペンはほとんど使わないかもなぁ、なんて気がします。

なんと言っても、Apple Pencilの役目は大きい。
紙にペンと大差なく文字を書いていけるからこそ、じゃんじゃん書いていこうってなります。これまでのスタイラスペンでは、どうしてもストレスなく書くってのがなかなかできなかったので。

マインドマップを書いたり、平面上に手で字や図を書きながら考えることが好きな人には、iPadとApple Pencilはすんごくオススメやなーと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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事前にマインドマップを描いてからブログ記事にするときの感じ

最近、ブログ更新のために、内容を考える時間をとっています。で、そのとき役立つのが、マインドマップ。中心にテーマを書いて、そこから色々とノードを伸ばして考えていきます。

で、やってみて思いました。どっちも似たような構成の文章になってしまってるなーと。
どっちの記事もメリットを挙げていくような内容なので、似た感じになるのは仕方ないのかもしれません。が、テンプレートのように見出し・小見出しが並んでいて、書いている途中から、「まぁまぁこれで書けるけれども、なんだかなぁ」と感じていました。
テンプレートに則って書いているのと大差ないかも、と。

マインドマップは、強力で便利なツールです。それは間違いない。
頭の中は整理されますし、文章に整える際にも、見ながら書いていけば見出し・小見出しで整理された文章を書くことができます。
でも、どうしてもマインドマップに引っ張られて、それ通りの文章になるので、マインドマップを描いた段階でけっこうもう文章まで書いた感じになってる自分に気づきました。
ブログをせっせと書いていたときも同じようにマインドマップを描いてから文章を作っていっていたのですが、そのときはあんまり感じなかった感覚です。
マインドマップを描いた段階で文章もできた感じになって、実際に文章を書いているとなんだかテンプレートに従ってただ書いてるだけに思えてしまう。
それが、なんだかなぁという感覚になっていたんだと思います。

書く文章を整理し、順序立った文章を書くときには今後もマインドマップを使っていこうと思うのですが、それ以外では、基本的にはテーマを決めて、がんばって書く!という方針でいこうかな、という感じになりました。
あるいは、マインドマップを書いたとしても、文章を書く際にはそれを見ずに、気にせずに書くほうがいいかも、と。
で、マインドマップは、文章を書くなどのアウトプットのときに使うのではなく、インプットのときに、頭に整理しておさめておくために使っていこうかな、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。