ダメなら別のアプローチを試みる

毎日、数検の勉強をしています。
問題があり、その答えを求めるためにあれこれ考える。
求めるもの・与えられた条件を確認し、自分の知識や理解とそれらを照らし合わせて、方針を考えていきます。
忘れていることがけっこうあるので、手探りではあるものの確かこんな感じやったよなーとか思いながら。

ただ、方針を立てて解き進めても、答えまでたどりつけないこともあるわけで。
数学の問題では、「解答」があります。自分で解けなかったとき、そこでついつい解答を見てしまいたいという衝動に駆られてしまいます。

話は変わりますが、ここで、『超一流になるのは才能か努力か?』という本の一節をひきます。

693.何かに上達しようとすれば 、必ずこんな壁にぶつかるだろう 。どうにも前に進めない気がする 、あるいは前に進む方法がわからないという状態だ 。これは自然なことだ 。一方 、どうにも越えられない壁 、迂回したり突き破ったりすることが不可能な壁というのは幻想である 。

上達に壁はつきもの。でもその壁を越えられないことなんてなく、越えられない壁は幻想だ、と言い切っています。
では、壁を乗り越えるためにできることは何か。

664.壁を乗り越えるのに一番良いのは 、別の方向から攻めてみること

何かを上達させていきたいとき、同じ方法でダメなら、別のアプローチを試してみる。上達の壁を乗り越えるのは、それが最もいいのだそう。
どうすればより上達することができるのか。
それって、明確な答えがわからないぶん、簡単ではない。けれども、何度も試しててダメな方法を繰り返すより、違う方法を試みる方が建設的で、前に進むためには必要に思います。

ただ、明確な答えがわからないことに対して何度も違うアプローチを試すって難しく思います。答えがあるのかすらわかっていないので、常に「不毛なことをしているのではないか?」という疑念は消えないわけで。

その点、数学では答えがあるのがわかってる。少なくとも、与えられた問題を解くぶんには、答えが必ず存在します。
だからこそ、解答を見たくなる気持ちをグッとこらえるようにしたい。
だって、答えまでたどりつけなかったときは、別のアプローチを考えるいいチャンスだから。別のアプローチを考えることなく解答を読んでしまうのはもったいないから。
同じものを別の視点から見るってのは、簡単なことではありません。だって、人って見方を固定してしまいがちなので。でも、だからこそ、1回考えたことに対して、別のアプローチを考えてみるってのは、すごく必要なことだと思います。

ダメなら別のアプローチを試みることは、基本的な姿勢として持っておきたいこと。
まずは数学の問題を解くときに実践していきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

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