ぼくのScrapboxの使い方 その1〜ざっくり全体像を〜

ぼくの中で、今、最もお世話になっているのが、「Scrapbox」。
これまで使ってきたEvernote、Workflowyに次いで、今後も使い続けていきそうな雰囲気満々なサービスです。
使い始めてだいぶとたち、かなりなくてはならないツールになっているので、ここいらで一度自分の使い方についてまとめておこう、と思い立ちました。
というのも、Scrapboxはその性質上、使い方を限定することなく、いろいろと発見しながら深めていくことが推奨されており、倉下さんのScrapboxについての指南書、「Scrapbox情報整理術」においても、使い方が限定されるようなことは書かれていません。であるがゆえに、具体的な使い方は各自いろいろと考えては試していくことになるわけですが、使い方の例が、たくさんあればあるほど、自分に合わせた使い方を選択できるという反面もあると思います。
Scrapboxに込められた考え方や、操作方法は「Scrapbox情報整理術」を読んでいただくとして、そこから具体的にどう使っていくかの例の一つになればいいな、という思いもあり、超具体的な使い方の話を書いてみようと思ったわけです。

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現状、着実に中のページ数が増えていっているのが、3つのプロジェクト

になります。「All」はプライベート、「choiyakiBox」と「book scrapbook」はパブリックで、だれでも見れるようになっています。(ちなみに、ブログの記事内でリンクになっている言葉があると思うのですが、それらはほとんどが「choiyakiBox」内のページにつながっています。ブログの記事に関係のある内容のメモを垣間見ることができるようになってます。)
それぞれのプロジェクトの役割は、

  • All:タスク管理、着想置き場、読んだ本のログと感想など、文字通り「すべて」
  • choiyakiBox:着想置き場
  • book scrapbook:読んだ本のログと感想

です。

「All」には、ほかの二つの「choiyakiBox」と「book scrapbook」にあるページもすべて含まれており、

  • Allのデイリーページに着想を書く
    • 書いた部分を新しいページとして切り出す
    • 「choiyakiBox」もしくは「book scrapbook」にもコピーを作成する

という手順を踏むことで、Allに書いた内容の中で、ふとした思い付きや本の読了後の感想についてを「choiyakiBox」や「book scrapbook」切り出していく、ということをやっています。Allに書いたことの中で、パブリックにしたいものを切り出しているわけです。
この使い方をしていると、Allにはタスクを管理するためのページがあれば、本についてのメモや感想を書いたページ、はたまた何気ない一言だけのページなど、いろんな種類のページでごっちゃまぜになります。もうそれはそれは見事に混沌としています。が、それでも大きな不都合はなく、必要な情報を引き出すことができるところがScrapboxの強みかな、と思います。
ブラケット「[]」によるリンクづけと、あいまいな言葉でもじゃんじゃん候補を出してくれる検索が、容易に情報を引き出すためのキーになっているのですが、その話はまた次回以降ということで。

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今回は、ざっくりと全体像の解説に留めておき、次から各プロジェクトの詳細について書いていこうと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。