考える場所が、すぐそこに用意されているということ

デイリーページを毎日作成し、そこにタスクをかき並べて実行していくことでタスクを管理・実行しています。
主にObsidianを使っており、このObsidianには「バックリンク」なる機能が存在します。何かというと、今開いているページに言及しているページを一覧で表示してくれるもの。

これがあれば、プロジェクトに関するログの一覧が、わざわざプロジェクト用のページに書き込まなくても確認できるようになります。
ちなみにここでいう「プロジェクト」とは、完了までに何日かかかるやることのことを指していると思ってください。

ログに関しては、とりあえずそのプロジェクトのリンクを記述し(Obsidianでは「[[]]」で囲んだ部分がリンクとなります)、そこに何をしたか、などのメモを書いておけば後からログを振り返ることができます。
となると、プロジェクトのために作成したページにはログを書かないことになるので、プロジェクトページの中身はすっからかんなまま。
それがなんだかいやで、わざわざログをプロジェクトページに転記したりしていたのですが(もちろんそのように使うのもいいのですが)、こうやって書くスペースが確保されていることが尊いのだと感じます。

プロジェクトを進めていて、ある程度作業を進めているときに、「どうしよう?」と悩むことがありました。どうデータを整理していくべきかわからず、「このままなんとなくで作業を進めると後々一からやり直しになりそう」という時が。
一方で、「どうしよう?」と悩み始めてからとった動きはとてもスムーズで。
そのプロジェクトページを開き、例によって中身はすっからかんなその場所に、データから何を抽出したいのか、そのためにはいくつかのデータをどう整理して組み合わせれば目的に叶うものになりそうかを書き出していきました。
一通り書き、見通しが立った後、あぁ、このためにプロジェクトページは存在するのか、と腑に落ちました。
プロジェクトページがあれば、常に「考える場所」がそこにあるのか、と。
「どうしよう?」と悩んでからページをひらけば考える場所があり、今悩んでいることを整理し始めることができる。この環境が尊いものだ、と感じたんです。

そしてこれは、たすくまではなく、1Writerを使うようになったこととも関係しています。

Taskuma —TaskChute for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

1Writer – Markdown Text Editor
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ

メモを書く場合、またそれを確認する場合は、たすくまでメモするよりもテキストエディタに書いていった方が自分の好みにあっているという理由もありますが、何よりもエディタなら「考えながら書く」ことができるってのが何物にも変え難い。
たすくま上では「考えながら書く」ということがなんだかできなくて。
また、たすくまでメモしたものは、書き込んだタスクをタップしてタスクの詳細画面にいかないと目に入りません。ログをエクスポートすればEvernote上で確認できるようになりますが、たすくま上では常にメモしたものは隠れたまま。
一方で、エディタ上に1日のタスクをたすくま並みに詳細に書き連ね、そこにメモも直接書き込んでいく1Writerであれば、1Writerをひらけばメモも一緒に目に入ります。書いたメモが勝手に目に入ってくれる。
着想メモは、放り込むだけより、書き込むときに過去のものが目に入ったほうがいいと考えているので、それにはたすくまではなく1Writerだなぁ、と。
それには、たすくまの便利さをかなりの部分手放す必要があったわけですが、今のところなんとかなっています。


考える場所が、すぐそこに用意されていること。
そういう環境が今実現されているので、今までになくいい感じにプロジェクトについて考え、タスクを進め、メモを書き残せている気がします。

では、お読みいただきありがとうございました。

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