ぼくのScrapboxの使い方 その5〜他のページへの接続の良さったらない〜

「All」の役割のほとんどを占めるのが手帳としての役割であることについて触れました。では実際、手帳のかわりにScrapboxを使うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。

  • 他のページへの接続がすこぶるしやすい

というところにあると、ぼくは考えています。Scrapboxの強みとも言える部分です。

Scrapboxは、とにかく他のページへの接続がすこぶるしやすい

前回書いたように、ぼくはScrapboxにて

  • 年間ページ
  • マンスリーページ
  • デイリーページ

を作成し、使っています。
そしてこれらに加えて、完了まで複数のタスクを完了させる必要があること–プロジェクト–のページも作成し、それらのページを互いに行き来しながらやることを管理しています。
また、年間・マンスリー・デイリー、プロジェクトページのほかにも、あらゆるメモもScrapboxには混在しています。ときにはそういうメモの類も参照したいときがあるかもしれません。
いずれの場合にも、ブラケット[]を入力し、参照したいページのタイトルをちょろっと入力すればすぐに候補がサジェストされ、目当てのページへのリンクを作成することができるようになります。

いつでもスタートはブラケットから

あぁ、あのページ見たいなぁと考えた時、

  • 開いているデイリーページのどこかに「[]」を書く
    いつでもこれがスタート
  • [」を入力して参照したいページのタイトルを、うろ覚えでいいので書く
  • 過去に書いたページで似たタイトルのものを提示してくれるので、Tabを押して選択してEnter

で、そのページへのリンクの作成完了です。
そのリンクをポチッと踏めば、目当てのページにジャンプできるわけです。
デイリーページに今日やるタスクを書いているのであれば、あらかじめそのタスクの横に参照したいページへのリンクを書き入れておけば、タスク実行の際とてもスムーズです。

おわりに

手帳に求める機能といえば、基本的には

  • 必要なときに、必要な情報を提示してくれる

ってことではないでしょうか。
手書きの手帳では、その機能を、書き写すことであったり、参照ページを記入しておくことであったりで実現します。それが機能しているのであれば、どんなツールを使っていてもいい。
ただ、情報をScrapboxに入れておくことで、必要であればブラケット入力で情報を簡単に引っ張り出せる。書き写す必要がありませんし、Scrapboxにすべて詰め込んでたら、いろんな場所を探す必要もない。
この手軽さと安心感は、他ではなかなかに得難いものかな、と思います。
そしてさらに、あらゆるメモを受け入れてくれるのがScrapboxなわけで。次回はその辺について書くか、はたまたぜーんぜん違うことを書くかします。

では、お読みいただきありがとうございました。

ぼくのScrapboxの使い方 その4〜「All」のメインは手帳としての役割〜

ここで、いよいよ「All」と名付けた、ぼくのすべてのScrapboxのプロジェクトを統括するプロジェクトについての話に進んでいきたいと思います。
「All」には、これまで解説した「/choiyakiBox」や「book scrapbook」のページが全て入っています。それらに加えて、1日1ページ形式で日付がタイトルとなっているページもあれば、焙煎したコーヒー豆についてのメモ、読書メモももちろんありますし、飲んだビールの記録も「All」につけていっています。文字通り、すべてのメモというメモを集約している場所、と言えます。
ちなみに、個人の情報が満載なので、「All」はプライベートプロジェクトに設定してあります。

あらゆるメモが混在している中、「All」が担うことで一番重要なのが、手帳としての役割となります。

手帳は、主に

  • 年間インデックスページ
  • マンスリーページ
  • ウィークリーページ
  • デイリーページ
  • メモページ

から構成されていると思います。すべてのページが用意されている手帳もあれば、年間インデックスとマンスリーとメモからなる手帳や、年間インデックス・マンスリー・ウィークリー・メモからなる手帳など様々で、各ページのレイアウトも多種多様にあります。そんななかで、どんな手帳にも存在するのが、マンスリーページではないか、と思います。

マンスリーに加えて、ぼくはデイリーページを好んで使っています。デイリーページにて1日のタスクスケジュールを把握しながら日々を過ごす、というのが性に合っているからです。時間軸で一日をイメージしながら「たすくま」というリストに落とし込んでいく作業こそが、ぼくにとって「一日の計画をする」ということかな、と感じでいるので。

というわけで、1日の中でもっとも参照する回数が多く、表示している時間が長いのが、今日の日付のデイリーページとなります。そこには、今日の時間割、完了させたいタスク、ちょっとしたメモが書かれていくことになります。

デイリーページは、その日がくるだいぶ前に、日付をタイトルとするページをあらかじめ作っていきます。ぼくは教員をしているので、そこにその日の自分の時間割を書き入れておきます。
新たなタスクが発生すれば、今日以降の日の時間割やタスクを確認して、いつに完了させることができそうかを考えて、デイリーページに割り振ります。
なので、今日のデイリーページを開くと、その日の時間割およびスケジュールと、その日に完了させようと考えたタスクが並んでいる状態になっています。
手帳のデイリーページに、スケジュールとタスクを書き入れていくイメージと全く一緒です。
そして、このデイリーページを起点とし、Scrapboxを使っていくわけです。

また、デイリーページをメインとしつつ、それらを束ねるマンスリーページもつくっています。
マンスリーページにはそれぞれの日付へのリンクを書いておき、その月のデイリーページへと1発で移動できるようにしています。
また、各マンスリーページへのリンクを書いた年間ページも作成しており

  • 年間ページ
  • マンスリーページ
  • デイリーページ

の3種類のページを作ることで、Scrapboxを手帳として使っています。

と、ここまでは、紙の手帳の真似事をしているだけにすぎないわけですが、Scrapboxに手帳ページを作っているのは、紙の手帳にはないメリットがあるからなわけで。
次回はそこのところについて書いていきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

ぼくのScrapboxの使い方 その3〜「book scrapbook」読んだ本のログと感想〜

今回はScrapboxで使っている3つのプロジェクトのうちの2つ目、book scrapbookについて。パブリックの設定にしており、誰でも閲覧が可能となっています。
こちらのプロジェクトでは、自分の読んだ本の感想や、本を読んで学んだことなどを書いていっています。また、以前利用していた「メディアマーカー」という読書管理のサービスに残していたログをインポートしています。

1冊1ページで本の情報を記録していき、出版社や著者をタグづけし、できるだけ各ページが、本の情報をもとにしてつながるようにしています。
Scrapboxでは、タグをつければページの下に同じタグがついているページが一覧となって現れるので、1冊の本の情報をもとに、他のいろんな本への導線をごくごくかんたんにつくることができます。
また、感想中の言葉や文章をブラケット「[]」で囲み、本の情報だけでなく、その内容や、そこから想起される言葉の数々によっても、ページ同士を結びつけることができます。

本を読み終えると、テンプレートに従ってその本の情報をまとめ、感想を書きます。
発行された年、出版社、著者の3つの情報はすべてブラケットで囲み、同じ著者や出版社の本どうしをつなげています。
感想中の言葉や文章も積極的にブラケットで囲むことで、本の内容やそこから想起された事柄によっても本どうしをつなげます。
そうすることで、一つのページからいろーんな他の本のページへと渡り歩くことができ、「book scrapbook」を訪れた人は、興味の赴くままに、いろんな本についての感想を読むことが可能です。
現状はメディアマーカーに記録していた本がほとんどで、短い感想が書かれたページが多くを占めていますが、ちょくちょく各ページを更新して、感想以外にもどんどん書き入れていけたらな、と思っています。

ちなみに、この「book scrapbook」は、完全に「Honkure」というサイトの真似事を、Scrapboxでやっているプロジェクトになっています。Scrapboxを使えば、Honkureの形態をいともかんたんに踏襲できるな、と思ったのが立ち上げたきっかけで、思った通り手軽に様々な本をつなげていくことができております。

さらに、今考え中なのが、今回の「book scrapbook」プロジェクトと「/choiyakiBox」を統合しようかどうか、ということ。
/choiyakiBoxには、本に関連するメモも少なからず存在します。なので、両者を統合し、一つにすることで、本の感想やそこから考えたことと、いろいろ思いついたことのメモが、同じ言葉をもとにどんどん繋がっていくと考えると、なかなかに楽しそうやな、と思ったりするわけで。
さらには、本の感想ではないメモと本の情報がつながることも往々にしてあるでしょう。そうなれば、おもしろそうなことになりそうな感じがプンプンします。
8割型統合する方向に傾いているので、あとは作業する時間をつくってやってみるのみかな、といったところ。統合は、そう遠くないっぽいです。

今回で、

  • All
  • choiyakiBox
  • book scrapbook

の3つのプロジェクトのうち、2つの紹介が終わりました。残すは、「All」のみ、なわけですが、Allはその名の通り、すべてを統括するプロジェクトとなっているので、これまでの2つのようにサクッと紹介できる規模ではないかも、と思ったりしています。中でも、手帳としての役割が大きいので、まずはそこから書き始めたいとおもいます。

では、お読みいただきありがとうございました。

ぼくのScrapboxの使い方 その2〜「choiyakiBox」着想メモ置き場公開用〜

その1で全体像をざっくり話しました。次に、実際に各プロジェクトの役割と運用について触れていきたいと思います。
まずは、「choiyakiBox」。こちらはパブリックなプロジェクトとなっています。

日頃、いろんなことをメモします。
ふと思いついた「あれやらな」であったり、突然ひらめいた「こういうことか!」であったり、「やったこと」を書き留めたり、人から聞いたことをまとめたり。
それらを、状況に応じていくつかの媒体にメモします。
iPhoneが取り出さなければ紙に書きますし、手帳に書き入れることもあればメモ用紙に書くこともあります。
PCが使えたり、iPhoneを使ってメモすることができるなら、Scrapboxに書きつけることもありますし、残す必要のないメモであれば他のアプリに書くこともあります。
挙げればきりがなくなってきますが、そんな数々のメモは、すぐに破棄してもいいようなものは除いて、基本的には極力Scrapboxに転記するかScrapboxに直接メモするようにしています。

そんな数々のメモの中でも、とりわけ重視するのが「着想メモ」という類のもの。
着想メモって呼んでますが、そんなたいしたものではまったくなく、「こういうことか!」と思ったことや、「こうなんちゃうか?」と感じたこと、「こうすればうまくいくやん!」と気づいたことや、「こうすればうまくいきそうじゃないか?」といった仮説みたいなものなど。
で、この着想メモの特性として、ほんのたんなる思いつきなので、思いついて書き留めた段階ではどう使うのかが定まっていない、ということ。これまでEvernoteにメモした時期もありましたし、Workflowyに書きためていたときもありました。それを今はScrapboxに書いて、「/choiyakiBox」のプロジェクトにためていっている、という感じです。

メモした段階では、何に使うか用途が定まっていない。ということは、ただメモするだけでは使われることはおそらくずぅっと来ない、ということ。実際、EvernoteWorkflowyに着想メモを書いていたときは、書かれたメモはあまり使われることなく、どんどん死蔵していくのみでした。
そこで、Scrapboxに書く際には、できるだけリンクをつけるようにしています。というのも、リンクづけしておけば、他のメモを書いたり、見たりしているときに、下の関連ページたちにふっと表示される可能性が高まるから。
着想メモは、何に使うかわからないがために、放っておいては目に触れないので、他のメモとできるだけリンクさせて出てくる可能性を上げておく。と、目に触れる機会も増え、目に触れれば書き直すこともあるでしょうし、実際にそのメモがほかの文章の一部分として組み込まれることも出てきたりします。

加えて、Scrapboxのcssで見えかたをいじることで、/choiyakiBoxで表示される関連ページは、本文がたくさん表示されるようにしています。
Image
これは、いちいちそのページに飛ばなくても、どんな内容が書かれているのかわかるようにするため。そのほうが、今書いていることと関連のある内容のページをさっと確認することができ、画面上に、パッと内容の確認できるページを一度にたくさん表示することができます。
また、/choiyakiBoxにメモされているのは、ほんの思いつきがほとんど。内容が長々と書かれているものは少ないので、本文の表示部分が増えれば、そのページに何が書かれているのかをほぼほぼ把握することができるのも、一つの利点です。

/choiyakiBoxはパブリックにしており、誰でも見れるようにしています。これは、主にブログと紐付ける意図で。
今回の記事内にも、いくつかリンクが埋め込まれていますが、それらはすべて/choiyakiBox内のページに紐付いています。
ブログの記事をScrapboxで書いており、書きながら出てきた言葉や文章をブラケット「[]」で囲むことで、同じ言葉や文章がページ内でブラケットで囲まれていたり、タグ付けされているものがすべて下に表示されます。こうして過去に書いたことを見ながら、その気になれば今書いていることに組み込みながら記事を書き進めています。
で、それらScrapbox内の関連ページを、他の人も見れるようにしておいてもいいんではないか、ということで、/choiyakiBoxはパブリックにしている、というわけです。

この/choiyakiBoxは、自分個人用のプロジェクト「All」の数々のメモのうち、着想メモをこちらにコピペしてくることで、ページ数を増やしていってます。つまり、着想メモの公開用のプロジェクトという役割、ということです。
メインはあくまで「All」と名付けているプロジェクトで、そこにすべてがあり、その中の「公開してもいいかな」と感じるの一部分をそのままコピーして、/choiyakiBoxや次回書くbook scrapbookにて公開している、という運用方法をとっています。

——

おそらく、一番「Scrapbox的」な使い方をしているのが、この/choiyakiBox
はじめは、「All」にすべてを統合していなかったので、/choiyakiBoxに着想メモをためていっていました。でも今は、すべてのメモは、もれなく「All」にあるので、自分でこのプロジェクトを見ることはあまりなくなりました。あくまでも公開用という役割になっています。なので、ぜひぜひ一度のぞいてもてくだされば、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

ぼくのScrapboxの使い方 その1〜ざっくり全体像を〜

ぼくの中で、今、最もお世話になっているのが、「Scrapbox」。
これまで使ってきたEvernote、Workflowyに次いで、今後も使い続けていきそうな雰囲気満々なサービスです。
使い始めてだいぶとたち、かなりなくてはならないツールになっているので、ここいらで一度自分の使い方についてまとめておこう、と思い立ちました。
というのも、Scrapboxはその性質上、使い方を限定することなく、いろいろと発見しながら深めていくことが推奨されており、倉下さんのScrapboxについての指南書、「Scrapbox情報整理術」においても、使い方が限定されるようなことは書かれていません。であるがゆえに、具体的な使い方は各自いろいろと考えては試していくことになるわけですが、使い方の例が、たくさんあればあるほど、自分に合わせた使い方を選択できるという反面もあると思います。
Scrapboxに込められた考え方や、操作方法は「Scrapbox情報整理術」を読んでいただくとして、そこから具体的にどう使っていくかの例の一つになればいいな、という思いもあり、超具体的な使い方の話を書いてみようと思ったわけです。

——

現状、着実に中のページ数が増えていっているのが、3つのプロジェクト

になります。「All」はプライベート、「choiyakiBox」と「book scrapbook」はパブリックで、だれでも見れるようになっています。(ちなみに、ブログの記事内でリンクになっている言葉があると思うのですが、それらはほとんどが「choiyakiBox」内のページにつながっています。ブログの記事に関係のある内容のメモを垣間見ることができるようになってます。)
それぞれのプロジェクトの役割は、

  • All:タスク管理、着想置き場、読んだ本のログと感想など、文字通り「すべて」
  • choiyakiBox:着想置き場
  • book scrapbook:読んだ本のログと感想

です。

「All」には、ほかの二つの「choiyakiBox」と「book scrapbook」にあるページもすべて含まれており、

  • Allのデイリーページに着想を書く
    • 書いた部分を新しいページとして切り出す
    • 「choiyakiBox」もしくは「book scrapbook」にもコピーを作成する

という手順を踏むことで、Allに書いた内容の中で、ふとした思い付きや本の読了後の感想についてを「choiyakiBox」や「book scrapbook」切り出していく、ということをやっています。Allに書いたことの中で、パブリックにしたいものを切り出しているわけです。
この使い方をしていると、Allにはタスクを管理するためのページがあれば、本についてのメモや感想を書いたページ、はたまた何気ない一言だけのページなど、いろんな種類のページでごっちゃまぜになります。もうそれはそれは見事に混沌としています。が、それでも大きな不都合はなく、必要な情報を引き出すことができるところがScrapboxの強みかな、と思います。
ブラケット「[]」によるリンクづけと、あいまいな言葉でもじゃんじゃん候補を出してくれる検索が、容易に情報を引き出すためのキーになっているのですが、その話はまた次回以降ということで。

—–

今回は、ざっくりと全体像の解説に留めておき、次から各プロジェクトの詳細について書いていこうと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

テキストメモに、手書きのメモと同一の扱いを求めるのは無理があるとようやく気づいた

PC上での、ちょっとしたメモたちの扱いの思うようにいかなさに、うんざりすることがある。
情報カードにメモをし、書きためたものを見返す、というようなことをしたことがあったり、付箋にいろいろと書き出して、壁にペタペタ貼って何かしら考える、みたいなことをしたことがある人は、このうんざり感、わかってくれるのではないか。
メモを移動させたり、順番を並び変えたり、配置を変えたりするのは、何かしらのアプリをつかえば快適にできる。でも、どうやったって紙片に手書きしたメモたちを扱うことに比べると、操作の自由度や府感性が限られてしまう。
さらに、メモの数が増えれば、PC上ではけっこう壊滅的な感じになる。全部見渡すことはできなくなるし、移動やグルーピングするのにえらい手間がかかったりもする。

これまでは、テキストメモを書き溜めていくために、紙の情報カードの扱いに似た感覚が得られるアプリやサービスを探していた。カードとしてメモを保存することができ、それらのカードの順番を入れ替えたりグルーピングできるものを。
で、一番近しいのがアウトライナーにメモを書きためることだと結論して、実際にいろいろと書きためてってた。けど、やっと「うん、手書きと同じことを望んでたらあかんな」ということに思い至った。
アウトライナーに着想メモを書くと、確かに情報カードに近しい感覚が得られる。が、「操作」に関しては紙のカードにはどうやったってかなわない。情報カードと同じように使えるものを探して書きためてっても、それらを操作する時にもやっとするのだから、テキストメモの扱いには別のアプローチがいる。
そう強く思いはじめたのは、Scrapboxを使い始めてから。

Scrapboxのプロジェクトの一つに、着想メモをためていっているのがある。
choiyakiBox
このプロジェクトの表示を、CSSをいじってちょっとデフォルトとは違ったものにしてる。

ページ下部の関連ページの本文の表示量を増やし、そんな文章量が多くなければ内容がすべて表示されるようにしてみた。わざわざそのページに行かなくても、書かれていることが確認できるように。
今注目しているメモに関連するメモのみが表示される。
これが、テキストメモの保管の一つの解ではないか、と思ってる。

Scrapboxでは、ひとつのページを開くと、それに関連するページも同時に下に表示される。
で、関連ページの内容も表示されるようにしているので、一つのページを見ると、自然と他のページも目に入ることになる。
今開いているページに関連のあるページが、下にずらりと並ぶ。どれか気になったページを開く。と、さらにそのページに関連するページが下に表示される。
こうやってメモを見返していく行為こそ、テキストメモを「くる」ことに他ならないし、これであれば、メモがどれだけ増えたとしても気にならない。すべてをくるのではなく、今見ているページにちょっとは関連のあるページだけをくっていくことができる。

紙のメモで可能な、多くのページを一面に並べて俯瞰するってことはできない。
一つ一つのメモを、自由自在に操作することもできない。
そのかわりに、今見ているメモに関連するメモをパッと見返し、くることができる。紙のメモは増えすぎると見返しきれなくなるけれども、Scrapboxなら、数多あるメモから関連するものだけに絞り、くっていける。
これはきっと、テキストメモを紙のメモと同じように扱いたいって考えてばかりいては思い浮かぶことのないメモの扱い方ではないか、と思う。その意味で、紙では実現し得ないことを実現できている。

Scrapboxにはできないことが紙のメモでは可能であり、紙のメモではできないことをScrapboxでは実現できる。
どっちがいい、ということではなく、どっちも楽しみながら今後も使っていきたい。

では、お読みいただきありがとうございました。

Scrapboxで記事書いて、中のメモも誰でも見れるように

毎日読むのを楽しまにしている「R-style」に、「Scrapboxでの記事執筆」ってのが04/13にアップされていた。最近ぼくも似たような書き方しはじめてて、でも全く何も書いてない状態からは書きはじめたことなかったので、この記事に書かれている通りに一度ブログを書いてみようと思って書きはじめたところ。

「ブログ」というワードを[]でくくると、下にぞろぞろとほかのScrapbox内のノートが出て来た。


記事に書かれてたのと同じような書き方をしてるけど、一点、それをするにあたって変更したことがある。それは、Scrapboxの、自分のメモを書きためてるプロジェクトをプライベートからパブリックに変えたこと。
なんでかというと、Scrapboxでは、[]でくくると、くくられた言葉をタグ付けしてる、もしくはおなじように[]でくくっている、他のノートと結びつく。リンクが貼られる。
で、そのリンクは、個別のURLを持っている。
ということは、Scrapboxにて、いろいろな言葉を[]で囲みながらブログの記事を書いたあと、それをそっくりそのま、リンクもろとも公開すると、ブログ記事内にScrapboxへとぶリンクが貼られることになる。
なので、設定をパブリックにしておくと、Scrapboxにとんでその中身のノートを見ることができるようになる、ということ。
と長々と言葉で説明したけど、実際にこの記事内の「ブログ」という言葉のリンクや、「Scrapbox」というリンクを踏んでみてほしい。
きっと、ぼくのScrapboxへとジャンプして、そこに書き溜められた、その言葉に紐付けされているノートがずらずらと画面下に表示されているページにとぶはず。
ただのメモやけれども、Scrapboxに書き溜めているものは、細々したメモたちを集めて、ある程度まとめたものがほとんどなので、公開する意味はあるかな、と思ってやってみることにした。


というわけで、記事のはじめから最後までをScrapboxで書いてみたけど、今回はこんな感じのエントリになった。結局は下に表示されたノートたちの内容を使うことなく一つ書き上げたけど、でもやっぱこれまでに書いたメモたちが下に表示され、簡単に参照できつつ書いていくのは、なかなかおもしろい。
今後は、ブログの記事はScrapboxで書いていこうかな、と考えてる。
ある程度のまとまりをもった文章を置いておく場所としてScrapboxは優れてるんちゃうかな、という気持ちは変わらないので、ブログの文章もScrapboxに加えていこうという魂胆。
Scrapboxで書いて、ブログに公開。その流れを作っていけたらな、と思う。

では、お読みいただきありがとうございました。

Scrapboxはアウトプットとして文章を書く際の「補佐役」

Scrapboxをしばらく使っていて、だんだんとその立ち位置のようなものが見えてきました。

1ノート1テーマ

Scrapboxのようなことをアナログでおこなうことは不可能と言ってもいいでしょう。書いたもの同士がどんどんとリンクでつながっていく。サクッと手軽につながっていく様は、なかなかに心躍る体験です。
で、それぞれがリンクで手軽につながっていくがゆえに、べつに一つのノートにいろいろと詰め込まなくていい。だから、1ノート1テーマを保持しやすい、と言えそうです。
ノートを分けて書いたとしても、リンクによってつながりは保たれるので、1ノート1テーマにしやすく、1テーマにフォーカスしやすい。まずはそういう性質が挙げられます。

それぞれを変化させ、大きくしていく

また、Scrapboxはリンクをはりめぐらせることに優れているがゆえにか、ノート同士の結合の機能を実装してはいません。
結合する必要はなく、リンクでゆるくつながっていればいいって思想があるからなのでしょうが、ノートの結合ができないので、書いたものをそれぞれくっつけながら大きくしていくというよりも、ノート同士をリンクでつなげて、それぞれに書き足し、変化させ、大きくしていくってのがいいとぼくは結論づけました。

Scrapboxは「補佐役」

以上のことから、Scrapboxは、アウトプットとして文章を書く際の「補佐役」がもっともいいポジションではないか、と感じています。もっともこれは、Scrapboxを個人で利用するときに言えることとなりそうですが。
まず、1ノート1テーマを書きためるところであり、かつノートの結合ができない。また、一つのノートを書いているときにほかのノートを見ながら書く、ということができない。よって、Scrapbox上で文章を完成までもっていくことはちょっとやりづらい。
ということで、Scrapboxでは、まずはテーマをしぼり、メモを大きく育てていく。で、実際にアウトプットを生み出そうとするときに、Scrapboxを脇に表示し、参照しながら、別のエディタ上で書き上げていく。そういう立ち位置が適しているのではないか、というところに着地しました。
実際にこのエントリは、脇にScrapboxを表示させ、リンクをたどりながら一から文章を書き始め、仕上げていきました。まずまずいい感触です。

おわりに

以上はあくまで個人でScrapboxを利用する際に言えることで、Scrapboxにはほかにも色々な使い方ができる、懐の深さがあります。
プライベートではなくパブリックにし、ブログのように使うことができ、ぼくもそのように使って読んだ本についてあれこれ書いていく「book scrapbook – Scrapbox」をはじめました。また、いろんな人を招待し、メモにお互い書き込みをしてワイワイと着想を育てていくって方法もできます。今までにない、なかなかにおもしろいサービスです。
ぼくも楽しみながら、使っていこうと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

Scrapbox × Honkure = book scrapbook

のきばトークきいてると、「いろんな人がHonkureのようなサイトをつくればおもしろくなる」という話がなんども出てくる。
Honkureとは、簡単に言えば@rashita2さんの本棚。本棚というものの、本に限らず、漫画や映画などもそこには並んでおり、その一つ一つに@rashitaさんの読み応えのあるコメントというか、文章が添えられている。
確かに、こんな本棚を自分で作ってみるのも、ほかの人が作った本棚をのぞくのも楽しそう。
自分でやってみよう。Scrapboxがあるからきっと簡単にできるはず。


Honkureの一番のキモは、タグ。
Honkure内の本についての記事を下にスクロールしていくと、タグがつけられていることがわかる。
分類のためのタグのほか、書籍名や著者名もタグとしてつけられている。好きなタグをクリックすると、同じタグがつけられている他の記事がずらっと並ぶ。
タグによって記事と記事がつなげられており、サイトを訪れた人は、タグをポチポチクリックしていくことで、自分の興味の赴くままにHonkure内を散歩できる。

Scrapboxでは、タグをつけると同じタグがつけられているノートがページが下に表示される。
また、ページをリンクさせることも簡単。
タグやリンクで互いのノートがつながり、しかもつながっているノートが下にずらっと表示されるので、自分の興味の赴くままにScrapbox内を散歩できる。

まさに、Honkureの思想を、そのまま、手軽に、気の向くままに、そして完璧に実現してくれる。


ということで作ったのが「book scrapbook – Scrapbox」。
まだまだ本の数はすくないし、過去記事の再掲が多いけれども、これがどう育っていくのか自分としては楽しみ。よろしければ寄ってってやってください。

では、お読みいただきありがとうございました。

Scrapboxは、情報カードを束ごとに保管し、持ち運ぶケース的なイメージで

PoICを名刺サイズ情報カードで実践すると、蓄積は「発見」のみに

カードはバラバラ。これは利点でもあり、欠点でもある。
どちらの面も持っているものの、「持ち運び」を考えたときには欠点として働きがち。
バラバラなものを持ち運ぶのはこわい気もするし、外出先ではカードを広げて俯瞰する、なんてこともしにくい。バラバラな利点を活かしきれない。
でも、書いたカードを持ち運んでおきたかったりもするよなぁ、なんて感じることもしばしばあり、なんとかならんものかと考えたりしていた。

 

カードは、1枚ではささいな思いつきでも、書きためて見返して近しいものを何枚かくっつけて束ねて膨らませていくことで意味を深めていく。
カードは名刺サイズのものを使っており、1枚1枚には短い文章が、ほんのささいな着想が書きつけられているだけ。書いた着想は、個別に何枚かあったらいいってもんではない。たくさんたまってきたときに見返し、同じテーマについて書いてるものはひとまとめにしたりしながら、「束」を作っていくことで育っていく。
https://gyazo.com/adc254919032d47d1ee4567af1699a6e
となると、持ち運ぶならたくさんのカードを持っていくか、もしくは、テーマごとに束ねられたカードにしぼって持ち運ぶか、になる。
後者の、何枚かを束ねて1つのテーマをつけれるくらいまで育った着想なら、それを持ち運ぶ価値ありそう、と考えたりしていた。

 

ScrapboxというWebサービスが一時期話題になった。ぼくもすぐに使いだし、メモを書きためていった。
使っていくうちにわかったことは、「1ノート1テーマを保持しやすい」ということ。
Scrapboxでは、ノート同士をリンクでつなげることで、1つのノートからいろんなノートへアクセスできるようになる。リンクの機能が優れているので、ひとつのノートにいろいろと詰め込まなくても、リンクでつなげればいいやって考えが働く。
よって自然と、1テーマ1ノートの発想に落ち着く。
Evernoteでは、ノート同士ははっきりと分断されている。
WorkFlowyでは、良くも悪くも「境目」があいまいになる。
Scrapboxは、「ノート」という区切りがあり、なおかつノート同士をリンクで簡単につなげ合うことができる。そのため、テーマごとに分けたとしても、完全には分断されず、つながりを保ったまま分けれる。1テーマ1ノートにしやすく、1テーマにフォーカスしやすい。
テーマごとの情報をぶぁーっとあつめておく場所として、Scrapboxは適していると感じた。

 

というわけで、

書いた情報カードをどう持ち運ぼうか?
 → たくさんのカードを持ち運ぶ?1つのテーマごとに束ねられたカードを持ち運ぶ?
 → Scrapboxは1テーマごとにノートに情報をまとめていきやすい
 → じゃあ、書いたカードをScrapboxにてテーマごとに束ねていき、持ち運べばいいやないか!

ということに落ち着いた。

基本的には、カードの内容をScrapboxに転記していくわけやけれども、Scrapboxは画像も扱えるので、カードの写真撮って貼り付けるだけでもいい。

情報カードのメモは、1つ1つよりも、いくつか束になることで情報は膨らみ、深まり、クリアになる。
それを束ねる場としてのScrapbox。
で、Scrapbox上に束ねていくことで、持ち運べるようになるという利点に気がついたとき、俄然どんどんScrapbox上にカードの内容を保管していくことへのモチベーションが高まった。
Scrapboxの

  1. 1ノート1テーマを保持しやすい
  2. iPhoneさえあれば見れる

って利点をどんどん活用していこうと思う。

では、お読みいただきありがとうございました。