細かな着想の死蔵を防ぐための、「操作」とアーカイブ

せっせと着想をメモする、ってことを何年も続けている。
Evernoteにやっていたころもあった。WorkFlowyにメモしていたこともあった。もちろん、紙のノートに書きつけていたことも。そして今は、情報カード(名刺サイズ)に書きしたためてっている。

今使っているのは情報カード。じゃあ、過去に使っていたEvernoteやWorkFlowyに書かれた着想たちはどうなっているのか?
長いこと見返されることなく、手を加えられることもなく、ただそこにずっと残っているだけ。
いわゆる「死蔵」の状態になってる。

ここで話している「着想」というのは、100〜200文字くらいの、ふとした思いつきを書いたもの。ぼくの着想メモのほとんどがそういったものなので、100〜200文字くらいのメモが大量にEvernoteにもWorkFlowyにも存在して、ずーっと同じ場所で同じように、見返されることなくたたずんでいる。
で、こういう100〜200文字くらいの着想メモは、単体ではあんまり意味をなさず、いくつかの着想メモが組み合わさることで、例えばブログの一記事になったり、日々のタスク管理の改善策につながったりする。
メモを組み合わせるためには、メモを見返さなければいけないし、そえぞれのメモを移動させたり配置したりの操作をしなければいけない。
それをしなければ、メモどうしはなかなか組み合わさっていってはくれない。書いて終わり、になってしまう。
ということは、

  • 見返すこと
  • 操作すること

の2点が満たされないと、ただ書いて終わり、死蔵してしまうということ。

見返さないことにははじまらない。なにをメモしたか、書いたかなんて、書いたら忘れてしまう。忘れてしまって、もう二度とその着想に出会えなくなるのを防ぐために書くのだから。見返さなくちゃ、忘れているその着想には出会えない。
そして、すごく、すごーく重要なのが、操作すること。
さきほど述べたように、100〜200文字くらいの細かな着想メモは、単体ではあんまり意味をなさない。書き溜められたものたちを見返し、組み替え、似たものは近くに配置したり、グループを作ったり、順番を入れ替えたりすることで塊ができてきてこそ、次のアウトプットにつながったり、行動の改善を促してくれたりする。
Evernoteのノートは操作できない。
WorkFlowyは、順番を入れ替えたり、グループを作ったりの操作ができるのでいけるかな、と思った。けれども、メモが増えたらすごく操作がしにくくなってしまう。

だから、今はカードを使っている。

カードは、EvernoteやWorkFlowyに比べ、抜群に操作しやすい。操作しよう、という気持ちにさせてくれる。見返し、操作することを楽しみながらできる。
書いたカードは、ふと思い立った時に見返し、机の上にざっくり配置していく。近しく感じるものは近くに置き、なんとなしに塊みたいなものができあがってくる。あるテーマでひとくくりにできそうに感じたら、束ねておく。
束ごとにどこかにまとめなおしたり、それを材料にブログを書いたり。それをし終えれば、カードはお役御免ということで、アーカイブする。
並べ、配置し、束ね、まとめ、アーカイブする。それを繰り返し、ほうっておけば増える一方のカードの全体量を減らしつつ、また書きためていく。
このサイクルが止まり、メモが増える一方になってしまうと、やがて見返すことは無くなってしまうと思う。そうして、EvernoteやWorkFlowyのメモたちは、今、陽の目を見ることがなくなってしまっているから。
で、サイクルを回し続けようと思えるのが、カードの「操作のしやすさ」にある。だから、細かな着想メモを書きため、利用していくには、操作することがすごく、すごーく重要。
それが、カードを使うことで見えてきたこと。

操作し、束を作った後は、Scrapboxに書き写すこともあれば、そのまま何枚かのカードをもとにブログを書き始めることもある(今回のエントリはそれでできあがった)。なにかしらの改善につながるメモなんかは、書いてすぐに実践してみることもある。もちろん、カードに書かれたままずーっと放置されるものもある。
操作のサイクルを回し、全体量を調整することで、名刺サイズの情報カードを使った着想メモの管理システムをながいこと維持していけたらな、と思う。

https://gyazo.com/d6568d281481a08e711381ff45ca2e43

では、お読みいただきありがとうございました。

Scrapboxは、情報カードを束ごとに保管し、持ち運ぶケース的なイメージで

PoICを名刺サイズ情報カードで実践すると、蓄積は「発見」のみに

カードはバラバラ。これは利点でもあり、欠点でもある。
どちらの面も持っているものの、「持ち運び」を考えたときには欠点として働きがち。
バラバラなものを持ち運ぶのはこわい気もするし、外出先ではカードを広げて俯瞰する、なんてこともしにくい。バラバラな利点を活かしきれない。
でも、書いたカードを持ち運んでおきたかったりもするよなぁ、なんて感じることもしばしばあり、なんとかならんものかと考えたりしていた。

 

カードは、1枚ではささいな思いつきでも、書きためて見返して近しいものを何枚かくっつけて束ねて膨らませていくことで意味を深めていく。
カードは名刺サイズのものを使っており、1枚1枚には短い文章が、ほんのささいな着想が書きつけられているだけ。書いた着想は、個別に何枚かあったらいいってもんではない。たくさんたまってきたときに見返し、同じテーマについて書いてるものはひとまとめにしたりしながら、「束」を作っていくことで育っていく。
https://gyazo.com/adc254919032d47d1ee4567af1699a6e
となると、持ち運ぶならたくさんのカードを持っていくか、もしくは、テーマごとに束ねられたカードにしぼって持ち運ぶか、になる。
後者の、何枚かを束ねて1つのテーマをつけれるくらいまで育った着想なら、それを持ち運ぶ価値ありそう、と考えたりしていた。

 

ScrapboxというWebサービスが一時期話題になった。ぼくもすぐに使いだし、メモを書きためていった。
使っていくうちにわかったことは、「1ノート1テーマを保持しやすい」ということ。
Scrapboxでは、ノート同士をリンクでつなげることで、1つのノートからいろんなノートへアクセスできるようになる。リンクの機能が優れているので、ひとつのノートにいろいろと詰め込まなくても、リンクでつなげればいいやって考えが働く。
よって自然と、1テーマ1ノートの発想に落ち着く。
Evernoteでは、ノート同士ははっきりと分断されている。
WorkFlowyでは、良くも悪くも「境目」があいまいになる。
Scrapboxは、「ノート」という区切りがあり、なおかつノート同士をリンクで簡単につなげ合うことができる。そのため、テーマごとに分けたとしても、完全には分断されず、つながりを保ったまま分けれる。1テーマ1ノートにしやすく、1テーマにフォーカスしやすい。
テーマごとの情報をぶぁーっとあつめておく場所として、Scrapboxは適していると感じた。

 

というわけで、

書いた情報カードをどう持ち運ぼうか?
 → たくさんのカードを持ち運ぶ?1つのテーマごとに束ねられたカードを持ち運ぶ?
 → Scrapboxは1テーマごとにノートに情報をまとめていきやすい
 → じゃあ、書いたカードをScrapboxにてテーマごとに束ねていき、持ち運べばいいやないか!

ということに落ち着いた。

基本的には、カードの内容をScrapboxに転記していくわけやけれども、Scrapboxは画像も扱えるので、カードの写真撮って貼り付けるだけでもいい。

情報カードのメモは、1つ1つよりも、いくつか束になることで情報は膨らみ、深まり、クリアになる。
それを束ねる場としてのScrapbox。
で、Scrapbox上に束ねていくことで、持ち運べるようになるという利点に気がついたとき、俄然どんどんScrapbox上にカードの内容を保管していくことへのモチベーションが高まった。
Scrapboxの

  1. 1ノート1テーマを保持しやすい
  2. iPhoneさえあれば見れる

って利点をどんどん活用していこうと思う。

では、お読みいただきありがとうございました。