”過去”と”現在”をつなぐ作業場、Evernote~メモに対して今いろいろと考えていることその9~

アクティブなメモ、うんじゃかんじゃしたいメモは、アウトライナーにため込んで、他のメモたちと組み合わせながら育てる。ブログなどの形で一応のまとまりを見せたら、Evernoteにアーカイブする、という流れで、アウトライナー(WorkFlowy)とEvernoteを使い分けております。最近この話題ばっかりですが。

着想メモの保管場所~メモに対して、今いろいろと考えていることその1~

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~

WorkFlowy内のメモたちは、育てて、ブログにて「一応の完成品」を提出する。わけですが、メモたちは、組み合わせるだけでは、完成品にはなりません。ブログのエントリに仕上げるためには、読んでも自分にしかわからない「アクティブなメモ」たちを、他の人が読んでも理解できる形へと”書き上げる”必要があります。
メモたちを蓄積し、組み合わせ、育てるのは、WorkFlowyにて。じゃあその次のステップ、他の人が読んでも理解できる形へと”書き上げる”のは、どこで行うのがいいんでしょうか。
アーカイブする場であるEvernoteこそ、”書き上げる”場として優れていると感じます。

”現在”と”過去”をつなぐ、「関連するノート」

Evernoteには、いろーんな情報が入っています。以前は、着想メモの類もEvernoteに放り込んでいましたし、ブログの記事は全部保管しています。また、日々の出来事や、日記、作業の記録も、全部Evernoteにあるわけです。
今までに書いたブログ記事がすべてつまっているということは、過去、自分が考えたこと、試してみたことを、「他の人が分かる形」に仕上げた文章が、たくさん蓄積されているということ。自分が書いたことなのに、「こんなん書いたっけ?」と思うようなことも多い。自分自身書いたことを忘れているってことは、「あ、そういえば今書いてる記事に関連するようなこと、昔書いたぞ」と思い出すこともない。せっかく書いたにも関わらず。
Evernoteが、自分が忘れ去ってしまっている過去記事やメモへのアクセスを可能にしてくれます。「関連するノート」によって。

自分というものは、時間がたてば他人とおなじ

「知的生産の技術」に、こういう一節があります。

一年もたてば、自分でもなんのことかわからなくなるものだ。自分というものは、時間がたてば他人とおなじだ、ということもわすれてはならない。

ちゃんとした文章で、「他の人が読んでもわかるような」文章で、メモを残しておかなければいけない。自分というのは時間が経てば、他人と同じだから。そうしておかないと、読み返しても「ん?これどういう意味や?」ってなっちゃう。
でもそれが、「他の人が分かる形」に仕上げられているブログの文章であれば、内容をきれいさっぱり忘れていたとしても、読み返すと理解することができます。なんせそれは、「他の人が分かる形」にまで仕上げた、文章だから。

Evernoteが”過去”と”現在”をつなぐ

Evernoteにて文章を書き進めると、「関連するノート」として、過去のブログ記事や、自分のメモを提示してくれます。ブログ記事であれば、書いたことを、内容をきれいさっぱり忘れていたとしても、読み返すことで理解することができます。そして、その、”過去に書いたこと”を、”現在書いていること”に反映させながら、文章を書き進めることができるんです。Evernoteで文章を書くことによって。
これは、本当に画期的なことだと思います。今までなら、書いたのを忘れていたこと、その存在すら忘却の彼方に消え去っていた内容を、Evernoteにて文章を書くことによって、”現在”書いていることに反映できるなんて。

アーカイブを活かすためにも、Evernote

Evernoteにアーカイブしていく理由の一つが、”過去”を”現在”に反映することができるから。Evernoteに蓄積されている情報がたくさんあればあるほど、参照元が豊かになる。関連する内容にも厚みが出る。
着想を書きためていき、順番を並び替え、組み替えることで、ムクムクと育っていくメモたち。ある程度育ったメモに対して、今、自分が考えていることを、「他の人が分かる形」にまで仕上げる。そこに、”過去”の自分の意見を取り入れ、加えることで、「一応の完成品」として、提出できる状態にする。それを可能にしてくれるのが、Evernoteの「関連するノート」である、というわけです。
今まで自分が考えたことのアーカイブが、Evernoteには詰まっている。それらの多くを活かしていくためにも、ブログを書く際には、Evernoteでってのを、続けていこうと思います。そしてまた書いたものをEvernoteに放り込んでいき、さらに参照元を厚く、厚くしていこうと思います。

おわりに

ぼくは、とても忘れっぽいと自覚しています。でも、決して忘れたくて忘れているわけではなく、覚えておきたいことも忘れてしまう。覚えておくことができれば、もっと今に生かすことができるのに。そんな想いを抱き続けていました。
それが、今少しずつ実現されていると感じるんです。「関連するノート」を表示してくれることは、ぼくに大きな希望を、「忘れてしまったことさえも、今に生かすことができるんじゃないか」という期待を、与えてくれます。そりゃあ夢中になるわけです。
忘れていることに再び出会える喜びを、それを今につなぐことのできる快感を、大切にしていきたいな、と思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

情報カードは、”ひねりだす”シーンで~メモに対して今いろいろと考えていることその8~

以前は5×3情報カードを常に持ち歩き、着想を含めたメモはぜーんぶその情報カードにメモをしていました。そして、メモを見返し、組み合わせ、ある程度育った後は、A6情報カードにまとめていました。けれども、WorkFlowyを使い始めてからは、メモの場がWorkFlowyに、A6情報カードの代わりにもっぱらEvernoteを使うようになった、と書きました。

「5×3情報カード+A6情報カード」が、「WorkFlowy+Evernote」へ~メモに対して今いろいろと考えていることその7~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと

現状は、5×3情報カードが担っていた部分をWorkFlowyに完全に移行しています。いつでもWorkFlowyに直接メモできるとは限りませんので、ポッケには常にモレスキンを入れておき、とにかくメモを取り逃がさないようにしています。そして、着想メモに関しては、WorkFlowyに転記する、というかたちをとっています。多少のめんどうはあるものの、着想を思いついても、WorkFlowyにメモできないならメモしなくていいのか、というと、絶対そういうわけではないわけで。最も優先すべきは、メモをすること。まずどこでもいいから、メモを捕らえること。と割り切って、メモするようにしています。
じゃあ、完全移行した今は、情報カード、まったく使わないのか、って言うと、決してそんなわけはないわけです。ただ、以前のように常に持ち歩いて使うという用途ではなく、別のシーンで使うのがメインとなりました。

”ひねりだす”ための、情報カード

着想、思いつきってのは、いつ何時現れるかわかりません。なので、常にメモをとれる状況を保っておくってのはすごく大切で、ぼくはWorkFlowyとモレスキンで、テキストメモも手書きメモも捕らえることができる状態にしています。そこには、情報カードが入り込む余地はありません。そう、日常的にメモを”とらえる”ツール、そして、捕らえたメモを”育てる”ツールとしては、情報カードよりも「アクセスしやすく」かつ「眺めやすい」アウトライナーに軍配が上がります。が、着想や思いつきを書き出す場面って、日常的にメモを”とらえる”ばかりではありません。
授業案を考えたり、プレゼンの内容を考えるときなど、少し時間をとって、いろーんなアイデアを出すとき、つまり、”ひねりだす”ときも、だだだーっと思いついたことを書き出すことって必要だと思います。そして、そんな場面において、情報カードってのはすごく有効なツールである、と感じます。 アイデアを、日々の中で”とらえる”道具と、対象と向き合って”ひねりだす”道具は、やっぱり違ってきます。
日々の中から、着想を”とらえる”道具としては、いつもポッケに入れているモレスキンや、iPhoneからも追記できるアウトライナー、WorkFlowy。”ひねりだす”道具としては、一枚一枚に思いつくことを書き付けていき、書き散らかした後、並べ替え、配置を変えることで整理しながらさらに深めていける情報カード。
情報カードは、少し厚めのただの紙。そこにあれこれ書き付けた後は、どうにでもできます。任意の位置に配置しながら、グループを作ったり、代表を一つ定めたり。まだ自分でも何を思いつくのかわからない段階から、とにかく書き出し、整理すればいい柔軟性は、”ひねりだす”ためにはぴったりだと思います。

カードの持ち味は、「扱いやすさ」

この用途での情報カードの使い方は、蓄積のためではありません。だぁーっと書き出し、組み替えて、ある程度アイデアが固まってきたらお役御免となります。となると、少し厚い紙である必要があるのか、ふつーの紙で十分じゃないか、という考えが頭をもたげます。確かに、蓄積しないのであれば、何度もカードを”くる”ことはしません。丈夫である必要がなくなる。少し厚い紙の必要性が薄れるように感じます。が、一度カードによってアイデア出しをしてみるとわかるのですが、ペラペラの紙よりも、少し厚い情報カードの方が、だいぶと扱いやすい。トランプは、ペラペラではなく、一枚一枚がある程度の強度を持っている、なおかつ、大きさが均一であるために、くったり、配ったり、手に持って広げたり、ってのがやりやすいわけです。その「扱いやすさ」の感覚を想像していただければ、紙よりも情報カードのほうがいいってのも、頷けるのではないでしょうか。
道具を扱う時には、それ自体が使いやすいか、扱いやすいのかは、かなり重要ではないか、と思います。

おわりに

道具は適材適所。適したシーンで使うことで、その威力は増します。
着想を”とらえ、育てる”、モレスキン、アウトライナー。着想を”ひねりだし、整理する”、情報カード。それぞれが自分の持ち味を発揮してくれるシーンで使う。そうすることで、自分の思考も一段階深くなるんじゃないか。と期待するのは、道具に頼りすぎでしょうか。
では、お読みいただきありがとうございました。

「5×3情報カード+A6情報カード」が、「WorkFlowy+Evernote」へ~メモに対して今いろいろと考えていることその7~

またまたまたまた、メモの話題です。
メモ置き場として、WorkFlowyというアウトライナーを使っている、という風になんども書かせてもらってます。でも、これを使い始めたのは、二ヶ月ほど前から。それまでは、別のものを使って、メモを書きため、保管していました。その”別のもの”ってのは、「情報カード」です。
情報カードには、いろーんな大きさのものが売られています。中でもぼくは、5×3サイズのカードを使って、「PoIC」を参考に着想メモを書きためていました。また、タスク管理にも情報カードを使っていまして、そっちは「43Tabs」を参考に、管理していました。
ポッケには常に5×3サイズの情報カードを何枚も入れておき、何かしら思いついたらそこにメモをする。で、着想に関してはPoIC的に管理し、タスクについては43Tabsの手法で管理していました。で、着想の書かれたカードを眺め、組み立て、ある程度のまとまりが出てきたら、ブログなり、もう少しサイズの大きなA6サイズの情報カードにまとめて保管したりしていました。
数学に関して、A6情報カードにまとめたものは、「あれやこれやの数学講義」にて公開しております。
で、ブログも、A6のカードにまとめたものも、ぜーんぶEvernoteへ放り込んでおくって感じでした。
そう、ぼくは基本「5×3サイズ」と「A6サイズ」という、大きさの違う2種類の情報カードを使っていたわけです。

アクティブな5×3、アーカイブなA6

大きさが違うが故に、用途ももちろん違ってきます。5×3情報カードは、前述の通り常にポッケに持ち歩き、メモをじゃんじゃか書き付けていく。そのメモたちを見返しては、A6情報カードにまとめていく。
5×3情報カードの方は、一つ一つのメモはまだ小さいので、書きためていき、ほかのメモと組み合わせながら育てていくことで、まとまってきます。時系列にストックしていき、事あるごとに見返し、順番を入れ替えたりしながら保管しておきます。で、ある程度のまとまりを見せてきたら、A6にまとめたり、ブログで書いたりする。
A6情報カードには、ある程度まとまった形の内容がまとめられていることになります。うんじゃかんじゃ組み換えるための5×3情報カード、それらをまとめるためのA6情報カード、というような使い分けで、5×3はアクティブに、A6はアーカイブ的に使っていました。
ただ、A6情報カードにまとめた内容が、いまいち活用できていない感がありまして。カードボックスに溜まっていくばかりで、次のアウトプットを生み出すことができていない。せっかく書き記したものを、死蔵しちゃってました。というのも、アーカイブする場としては、やはりEvernoteが優れているんですよね。

アーカイブとしての、Evernoteの強力さ

Evernoteには、強力な「検索」と、プレミアムアカウントを契約することで、「関連するノート」を表示してくれるようになります。今、表示しているノートに関連しそうなものを、内容を読み取って勝手にピックアップしてくれる。アーカイブの量が増えれば増えるほど、この「関連するノート」の機能は威力を増します。
情報量が多くなってくると、どんなものをEvernoteに保管しているのか、アーカイブしたのか、なんて覚えておくことはできません。それが、「関連するノート」で表示してくれると、自分の記憶になかった情報にまでアクセスすることができる。過去の自分を考えをまとめたものや、他の人の意見に再会する確率を上げることができます。実際、今もEvernote上で文章を書いているのですが、書いたそばからその内容を読み取り、下にはいくつかの「関連するノート」が表示されています。それを見返したりしながら、この文章を書き進めており、確かに、過去のアーカイブを活かすことができている、と感じます。
これが、カードによる蓄積だと、実現することはまず不可能でしょう。カードでストックしておけば、確かに”くる”ことはできますし、パラパラとめくり、検索することもできます。が、検索には手間がかかりますし、”くれる”状態にしておいても、そのカードに再び出会わなければ意味がない。そんなことを考えると、カードに書き付けてどんどん蓄積していこう、という気にならなくなってきちゃいました。
ただ、Evernoteに入れてしまえば、”くる”ことができなくなります。順番を入れ替えたり、似ているものをひとかたまりにしたりってのが、ものすごくやりづらくなる。そこは、Evernoteが、カードにはかなわない所。ただ、大量の情報を、ぜーんぶ”くれる”状態、アクティブな状態を保っておかなければいけないのか?と考えると、そうじゃない。ある程度のまとまりを見せたものについては、いつでも”くれる”状態じゃなくてもいい。まだ育ちきっていない着想たちさえ、アクティブなままでいてくれたら。
その、いつでも”くれる”状態でスタンバイしておいてもらう着想たちは、5×3情報カードにせっせと書きためていたわけです。が、それも、今は使わなくなっちゃってます。「アウトライナー」の登場によって。

”アクティブ”なメモを扱うなら、カードとアウトライナーどちらを使うか

カードとアウトライナー。共通している部分は、「手軽にメモ同士を組み合わせることができる」ところ。どちらも、簡単に順番を入れ替えることができますし、似たものを集めておくこともできる。どちらも、着想を育てるために最も大切な、「メモ同士を組み合わせる」ってことを可能にしてくれる、すばらしいツールです。
一番重要な部分は共通しているものの、アナログとデジタルという大きな違いに加え、ほかにも違う部分が多々あります。

  • カードはひとくくり。アウトライナーは、階層つけてひとくくり。
  • カードは、「似たものを寄せ集めておく」ことができる。アウトライナーは、それができるものの、必ず”代表”(一番上にくるやつ)が必要になる。
  • カードは、”集める”。アウトライナーは、”並べる”。順序を強く意識させるのが、アウトライナー。
    • カードは、任意の”位置”に配置できる。アウトライナーは、任意の”順番”に配置できる。
    • 順序関係なくネタをだーっと出すならカード、順序立てて配置していくのはアウトライナー。
  • アウトライナーの強みは、折りたたみにあるかも。カードやと並列で並んでしまうところを、折りたたんで、一番大まかなとこだけ表示できるから、そのぶん見返しも楽。
  • カードは、床の広さの許す限り、ずらーっといくらでも並べられる。アウトライナーは、画面の制約上、表示件数に限りがある。

これに加え、「アクティブなものを扱う」という部分において、とても大切になってくる要素があります。それは、

  • 「アクセスしやすい」かつ「眺めやすい」

ということ。着想メモたちは、育てていきたい。育てていくためには、メモを書きため、眺め、書き加えていく必要があります(参照:「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方~メモに対して今いろいろと考えていることその6~)。となると、いつでも「アクセス」でき、さーっと「眺める」ことができたほうがいい。
書きためたカードは、束ねて保管します。となると、見返す時は一枚一枚をめくるか、並べなくちゃいけない。また、何十、何百枚もあるカードを、常に携帯することもできません。対して、アウトライナーであれば、メモたちは縦にずらーっと表示されますし、WorkFlowyにはiPhoneアプリも存在するので、いつでも眺めることができる。ということで、アウトライナーに軍配があがったわけです。

おわりに

普段の着想を書きためていく場所として、アウトライナーを、WorkFlowyをメインに使っていくことにしてからというもの、すごく快適になったよってのはこれまでこのブログでも書き散らかしている通りです。じゃあ、もうカードは一切使わないのか?となると、話は別。次は、カードが活躍できる場所について書きたいと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方~メモに対して今いろいろと考えていることその6~

ここのところ何度も同じことを書いているのですが、メモすること、ブログを書くことが楽しいです。そしてこれまた何度も同じこと言うてるのですが、その楽しさは、アウトライナーに着想メモからタスクからを集約させたことに寄る部分が大きいです。
一つ一つの個々のメモを育てていけてるからこその、”楽しさ”だと感じています。

メモ同士を組み合わせながら育て、一つの文章に仕上げていける、アウトライナー~メモに対して今いろいろと考えていることその5~

最近しきりに「アウトライナーでメモが育ってくれる」って書いてるのですが、この「メモが育つ」という感覚、一般的なんかな?メモをとる習慣がついている人たちにとっては当たり前のことなのかな?と、ふと感じました。もし一般的ではないのであれば、ぜひこの育つ感覚を伝えたい。感じてほしい。
そこで「メモが育つ」っていったいどういうことなのかについて、ぼくの感覚をできるだけ伝えてみたいと思います。

メモが「育っている」状況

メモを書きため、それが「ブログエントリ」という、一つの「一応の完成品」になるところまでを追っていきます。
普段からメモをじゃんじゃんアウトライナーに放り込んでおきます。メモる時に大切なこと、それは、「とにかく書いておく」。あとからどう育つかわからないメモたち。書かないよりも書いたほうがいいに決まっています。で、書きためたメモたちを、アウトライナーを使って順番を入れ替えたりして、メモたちの「カタマリ」を作れるものについては作っておきます。作れないものについては、そのまま放ったらかしです。
そして、ブログのような、何かしらのアウトプットをしようと思ったときに、このアウトライナーに書かれているメモたちを見返します。で、内容を定め、内容と関連しそうなメモを一箇所に集めていくわけです。
少し前に、「■着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場 | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行」というアウトラインを、作りました。このアウトラインは、本ブログの「着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~」というエントリの、文章の骨格となったものです。
で、アウトラインをよく見てみると、メモの一つ一つに、「日付」が書かれています。さらによく見ると、その日付は、ほとんどが「2014/12/06」なのですが、中には「2014/12/05」のものや、「2014/11/20」など、バラバラなことに気づくと思います。

この日付は、そのメモを書いた日です。ということは、このアウトラインは、全く違ったタイミングでメモをしたものたちを集めて、作り上げられた、ということがわかります。そう、まったく違ったタイミングであっても、互いに関連のあるメモってのが一定数は存在するんです。別々のタイミングでメモったことでも、実は互いに影響し合っていて、同じ内容に関するメモがけっこうたまっていく。これこそ、「メモが育っている」状況と言えるでしょう。

メモの育て方

じゃあ、メモを育てるために重要になってくる要素はなんなのか。
まず言えることは、「メモを書きためる」こと。育てるためのメモがなければ、そりゃ育たないわけで。
そして、「着想メモを、一箇所に集めておく」こと。あるメモはアウトライナー上にあって、別のメモはEvernoteに、はたまた別のメモはアナログノートに、と散在していると、あんまりメモ同士影響し合わず、同じ内容に関するメモがたまっていきにくくなるように思います。ただ、はじめから「この場所にメモをとりためるんだ!」と決めつけてしまうと、その場所にメモがとれない状況では、メモが書けなくなっちゃいます。なので、メモは、撮れる場所に必ずとる。とること、書きとめることが最優先。で、あとから一箇所に集めてやる。そんなスタンスがいいと思います。
書きためたメモたちはどうするか。”眺める”んですね。「メモを眺める」ということも、ものすごく大事です。じっくり読み込む必要はないと思うんですが、頻繁に、書きためたメモたちを「眺める」ことで、関連することを思いついたり、自分の中にとどまり、新たな着想の火種になってくれます。また、メモを一箇所に集めておくことは、頻繁に見返しやすくなるというメリットも産んでくれます。
眺めると、内容的に関連のありそうなメモがあることに気づくはず。「似たものを、近くに配置しておく」ことで、メモ同士を結合させ、大きくしていくことができます。
さらに成長を促進したければ、「一つのメモにフォーカスを当て、他のメモを見返す」ことが有効です。ブログを書くときは、たいがいこれをやってます。一つのメモにフォーカスを当てながらメモを見返すと、関連のあるメモを集めてくることができますし、そこから新たに何かしらの気づきを得ることも多い。グングンと育っていってくれます。

  • とにかくメモを書いて捉え、
  • 一箇所に集めておき、
  • メモたちを眺め、
  • 似たものは近くに配置しておき、
  • 一つのメモにフォーカスを当て、他のメモを見返す

こうすることで、きっと「メモが育つ感覚」をつかむことができるんじゃないか、と思います。

おわりに

着想メモは、眺め、書きため、似ているものを集めることで、ある程度までは勝手に育っていってくれます。そしてそれを、他の人にもわかる、理解できる形に仕上げることで、さらに、一気に成長してくれます。一つの形へと仕上げることができるのは、ブログという「アウトプットの場」があるから。成長の活力剤となるのが、ブログなどの「アウトプットの場」であるように思います。アウトプットするからこそ、メモたちを育てることができている感覚を強く感じ、メモをとるのが楽しくなり、どんどんかきため、そこから新たなエントリがうまれる。いい循環のできあがりです。
つまりは、ブログは、ぼくにとってなくてはならない場所。今後も、ずーっと書き続けていくんだろうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
では、お読みいただきありがとうございました。

メモ同士を組み合わせながら育て、一つの文章に仕上げていける、アウトライナー~メモに対して今いろいろと考えていることその5~


アウトライナーで、「ブログ書き書き」がだいぶと変わりました。最近、ブログを書くのがすごく楽しいです。今までとはまた違った楽しさ。着想メモたちを、確かに形にしていけてるって感覚がすごいあって、それが楽しい。
今までは、ブログを書くときは、「何書こうかなぁ?」とひねり出していました。ブログのネタになりそうなことはメモして捉え、Evernoteや情報カード上にあったものの、それぞれのメモが十分に育っておらず、ブログのエントリに仕上げるまでのハードルが高かったように感じます。ブログのネタはあるものの、「書けそうなネタ」は少なかった。だから毎回、「書けることないなぁ、どうしよ?」ってひねり出す必要があったわけです。
その状況がガラリと変わります。アウトライナー、「WorkFlowy」によって。
最近WorkFlowyの話題ばっかですね。

「メモ同士を組み合わせながら育て、一つの文章に仕上げていく」感覚を、強く感じるように

WorkFlowy上には、着想メモが日々書きたまっていってます。その時々に思いついたこと、考えたことをメモし、WorkFlowyに放り込んでいってるからです。
メモの内容は、多種多様です。ブログについてのメモもあれば、数学についてのメモも、Kindleについて感じたことなんかもメモっています。ただただ書きためていってる。で、折を見てその着想メモたちを見返すわけです。特に、新しいブログエントリを書こうと思ったときは、入念に見返していきます。で、「これについてなら書けそう」と思ったメモを主役に据え、もう一度他のメモを見返していきます。すると、主役に据えたメモに関連しそうなメモがいくつもあることに気づきます。「これについて書けそう」ということは、それだけ自分の中ではその内容が定まっているということ。似た内容のメモを、自然といくつもとってる。メモがたまってるからこそ、「これについてなら書けそう」という感覚が湧いてくるんだと思います。
ここからはアウトライナーの本領発揮です。関連しそうなメモたちを集め、近くに配置し、順番を考えていく。別々のタイミングで書いたメモたちが、このとき、集結し、一つの文章を形作る材料となってくれるわけです。その感覚、今までのメモを、確かに形にしていけてる感覚。これが、今までにない楽しさを、僕に与えてくれています。

「書き加える」→「書いては消し」へと

また、アウトライナーを使うようになって、ブログの文章を「書いては消し」ながら完成まで書き進めていくようになりました。
以前は、着想メモからブログに仕上げるために、一度マインドマップを描いて骨格を定め、それをもとに文章を書き進めていました。マインドマップは、自己流の、手描きのもの。手描きなので、一度描けば、マインドマップ自身に変更を加えることはできません。その、固定されたマインドマップを元にブログを書いていくので、文章を書いていくときも、「書いては消し」ってことはなく、はじめから最後まで書き加えていくばかりでした。
じゃあ、アウトライナーならどうなのか。まずいくつものメモたちを元に文章の骨格を定めるところまでは一緒です。でも、そこからが違う。アウトライナーでは、骨格が定まった後も、いつでも順番を入れ替えたり、新たな要素を加えたり、逆に不必要な部分を削ったり、ということができます。骨格が定まったとしても、それは変更可能であるがために、文章自体も変更を加味しながら書き進めていくことになります。アウトライナーを使うようになって、「骨格を定める→文章を書き進める」が、「骨格を定める→文章書き進める→何かしら新たに思いつく→アウトラインに戻って修正→文章を書き進める」になったわけです。書いては消し、また書く。自然と、そういう書き進め方に変化しました。
一つのエントリを仕上げるのには時間がかかってしまうようにはなりました。が、これまで以上に、十分な思考の末、文章が完成している分、満足感というか、書ききった感っていうのが強く、それもまた楽しさの一要因である等に感じます。

おわりに

最近、WorkFlowy、というかアウトライナーのことばかりブログで書いていますが、話題がそればっかりになってしまうくらい、ぼくの中では大きな変化だったわけです。まちがいなく、メモを自分の生活のいろんな部分に、有効に組み込めるようになりました。メモという記録によって、その瞬間に思いついた着想や、やるべきことなど、「覚えておきたいこと」や「忘れたくないこと」、「忘れるとまずいこと」を着実に捉え、実際に後で活用することができている。そんな感覚があります。で、これってなかなかの満足感を与えてくれるものなんですね。
ぜひぜひ、アウトライナーを一度試していただければ、と思います。
おすすめはもちろん、WorkFlowyです。こちらから登録していただければ、とてもうれしく思います。→WorkFlowy – Organize your brain.
では、お読みいただきありがとうございました。

WorkFlowy×43Foldersで、テキストメモをぜーんぶ集約~メモに対して、今いろいろと考えていることその4~

前回、着想メモに加えて、タスクもWorkFlowyにて管理するように決めた、と書きました。

WorkFlowyにてタスク管理~メモに対して、今いろいろと考えていることその3~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと

今回は、具体的にWorkFlowy上でどのようにタスクの書かれたメモに対して、「実行日」なるものを設定し、実際に運用しているのか、という部分についていってみましょう。

WorkFlowyにメモったタスクに、日付を加える

WorkFlowyというアウトライナーに、「43Folders」の手法を組み合わせることで、実行日を付加していきます。
必要なのは、「月」の書かれた行と、「日付」の書かれた行。月は12個、日付は31個必要なので、合わせて43個の行が必要になります。もともとはそれらを、フォルダによって管理する手法だったために、「43Folders」という名称が定められているわけです。
それを、今日から最も遠い月から、上から下へと「月」の書かれた行を並べていきます。

今月の見出し部分の階層下に、今日以降の「日付」の書かれた行を配置し、昨日までの日付の書かれた行に関しては、来月の「月」の行の階層下に置いておきます。
ちなみにぼくは、さらに「日付」の書かれた行を、週ごとに分けています。


こうすることで、直近1カ月分の日付を、タスクに設定できるようになりました。
あとは、タスクの書かれたメモを、「日」の書かれた行の階層下に置くことで、日付を設定します。例えば、「週次レビュー」を12月28日に行おう、と考えているならば、[12.December]という行の階層下にある、[Days28]という行の階層下に配置しておけば、「週次レビュー」というタスクに、「12月28日に実行する」という実行日を付加できる、というわけです。

実行できればチェックを入れ、次の日になれば、「日付」の書かれた行を、来月の「月」の行の階層下に移動させればOKです。 これが、「43Folders」の基本的な運用となります。

まず放り込む、「Inbox」

EvernoteやGmailに、はたまたデスクの上にも、「Inbox」という、”とにもかくにもまず放り込む場所”ってのを設置しておき、1日に一度その中身を処理するという流れが、結構一般的になっているような気がしますが、WorkFlowyでも同じように「Inbox」なるものを設置しておきます。着想メモもタスクの書かれたメモも、まずはそこにメモっていき、あとで処理する。どんなメモに関しても、です。
ぼくは、43Folders方式によって区切られた、「今日の日付の行」の階層下にその「Inbox」を設置することにしています。
各日付には、その日に実行するタスクが並んでいます。その下に一本線を引いておき、そこにメモを追記していきます。あらかじめ書かれたタスクにとりかかったときは、そのタスクを一番下へと移動させ、完了後にメモを残しておきます。で、また他に何か思いついたりしたらメモを書き加えていく。

そうすると、1日の最後には、今日書いた「メモ」と「完了したタスク」がずらずらと並びます。1日の記録のできあがりです。今日やったこと、考えた事がそこにはあります。それらをエクスポートして、Evernoteへそのまま保管。保管した後に、処理をしていきます。

1日に一回、処理する

「記録」としては、メモと官僚タスクを時系列に並べておけばいい。なので、メモったそのままを、Eevrnoteにはエクスポートしておきます。1日を記録しておくために。
ただ、Inboxに書かれたものには、「着想メモ」や、新たに出てきたタスクなど、「うんじゃかんじゃしたいもの」も含まれます。それらは、WorkFlowyのアウトライン上の適切な位置に移動して、置いておきます。着想メモは、着想メモたちばっかりを書きためている部分に移動し、他の着想メモたちと寝かせ、育てる。新たに出てきたタスクについては、「43Folders」の中に組み込み、実行日を設定する。
それ以外の、記録としてのメモや、完了し、線を入れたタスクの書かれたメモについては、Evernoteにエクスポートした時点で役目を終えるので、WorkFlowy上からは消してしまいます。ぼくは、WorkFlowyをProアカウントにはしておらず、一月あたりに新たに作成できる行数に制限があります。その容量対策のためにも、役目を終えたものについてはちゃちゃっと消しちゃいます。躊躇なく消すことができるのは、Evernoteにエクスポートしているからに他なりません。
WorkFlowyには、「着想メモ」や、まだ完了されていないタスクなどの、アクティブなメモを残しておき、役目を終えたものはEvernoteへエクスポート、WorkFlowy上からは削除、という形で住み分けをしています。

おわりに

この方式で、WorkFlowyにテキストメモを集約するようになってからというもの、かなり快適にメモを次へと活かしていけているように感じます。WorkFlowyにて、着想メモからタスクの書かれたメモまでをまるっと捉え、あるメモは育て、あるメモはタスクとして登録し、またあるメモはEvernoteにエクスポートして消去する。キレイな清流のような流れを作り出すことができました。アウトライナーを用いて、タスク管理もしちゃうことで、テキストメモはぜーんぶアウトライナーに放り込まれることとなりました。この運用、すごくしっくりきていて、当分手放せそうにありません。
では、お読みいただきありがとうございました。

WorkFlowyにてタスク管理~メモに対して、今いろいろと考えていることその3~

着想メモ置き場として、アウトライナーを使うようになった、ということについて、以前書きました。

着想メモの保管場所~メモに対して、今いろいろと考えていることその1~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと

また、アウトライナーで扱うメモは、「うんじゃかんじゃしたい」もの。うんじゃかんじゃし、育て、ブログで”一応の完成品”として提出し、うんじゃかんじゃ後は、Evernoteへとアーカイブするという流れができたところまで、報告しました。

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと

「WorkFlowy」というアウトライナーを使うようになって、「うんじゃかんじゃしたい」メモ、つまり言い換えると、「アクティブなメモ」は、もうぜーんぶ突っ込んでおけばいいんじゃないか、という結論に至りまして、今ではタスクたちもWorkFlowyに全部メモっています。

「アクティブなメモ」は、ぜーんぶWorkFlowyへ

あとでいろいろと組み替えることができる、ってのは、ぼくのなかではほんとに強力です。アウトライナーにメモを置くようになってから、メモを、確かに何かしらの形にまで育てることができている感触があります。
となると、もう、テキストメモはすべてアウトライナーにつっこんじゃえばいいんじゃないか、まずはWorkFlowyに放り込んでおけばいいんじゃないか、と思うようになったわけです。「タスク」の書かれたメモも含めて。
「タスク」というのは、「やることの書かれたメモ」なわけです。実行されて、役目を終えるまでは、先送りされるかもしれませんし、メモを書き足すかもしれない、「アクティブなメモ」に含まれるんじゃないか。じゃあ、ぜーんぶまとめてWorkFlowyに突っ込んどいちゃえ、ってな話になる訳です。

思考のOSとしてのアウトライナー、生活デザインのアプリケーション:Word Piece >>by Tak.:So-netブログ

こちらの記事にも、すごく影響をうけました。とにかくメモし、アウトライナー上で分類する。アウトライナーには、今、自分が気になっていることがすべて書き出されている。からこそ、いろんなことを「Clear」にしていける。

実行され、役目を終えた後は、アーカイブしておけばいい。「着想メモ」が、そうであるように。場所はもちろん、Evernoteです。

「タスク管理」に求める事

WorkFlowyにて、タスクを管理してくことなると、ぼくがタスク管理に求めることをすべてみたしてくれるのか、というのが一番の重要ポイントになるわけです。じゃあぼくは、タスク管理に何を求めているのか。
そこで、必要な要素を書き出していくと、

  • 日付を設定できること
  • リピートタスクの扱いが比較的楽なこと
  • タスクにメモを残せること
  • こなしたタスクたちを、Evernoteにエクスポートできること

であることがわかりました。これらの要素さえ満たせば、日々のタスクが、心地よく回っていくわけです。
このなかで、もっとも重要というか、これ満たさなあかんやろう、というのは、「タスクに日付を設定できること」。日付が設定できなければ、タスクをいつやればいいのかわかんなくなってしまい、破綻は目に見えています。
他の要素は、WorkFlowyにもともと備わっているメモ欄や、エクスポートの機能を用いることでクリアできます。最も重要な、日付no
設定は、ちょっと工夫が必要になってきます。
では、タスクの書かれたメモに、いかにして「実行日」なる情報を付加していくのか。
この問題に対する解決方法は、すでにありました。というか、今までのタスク管理の方法を、そのままアウトライナーに引き継げば万事オッケーだったんです。
それは、「43Folders」という手法です。
1~12という数字の振られた「月フォルダ」と、1~31という数字の振られた「日付フォルダ」を使ってタスクを管理する「43Folders」。詳しくは次回に説明するとして、「43Folders」の実行日の付加の仕方を、そっくりそのままアウトライナーに持ってくることで、タスクの書かれたメモに実行日を付加することができるようになりました。これで、テキストメモの類をぜーんぶWorkFlowyで管理していくことが可能になり、万々歳です。

おわりに

着想メモやタスクの書かれたメモなどの、「うんじゃかんじゃしたいメモ」をすべてWorkFlowyに突っ込むようになって、それらのメモが一元管理されるようになり、すごくスッキリしました。今では、PCからでもiPhoneからでも、着想もタスクもなんでもかんでも、とにかくメモはWorkFlowyに放り込んでおき、1日に一回適切な場所に移動させています。うんじゃかんじゃしたければWorkFlowy内に置いておき、そうでなければEvernoteにアーカイブしていく。この流れが、すごくいい。
次回で、実際にどんな風に運用しているのか、詳しく書いていこうと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~

日頃から、「着想メモ」なるものを書きためていってます。着想メモとは、ふとした思いつきや発見、新たな気づきをメモしたもののこと。こういった「着想」は、はっと頭の中にふってきた次の瞬間には、ふわっとどこかへ消えてしまうもの。だからこそ「メモ」という形でとらえていかなくてはいけません。
その「着想メモ」を、どういった形でストックし、どう活かしていくのか。このへんが、なかなかに難しく、いっつも最適な形を考え、試しています。そしてようやく、自分の満足いく形を構築できたのではないか、という感覚になってきました。

着想メモは、うんじゃかんじゃしたい

前提として、「着想メモは、うんじゃかんじゃしたい」という要望が、ぼくのなかにはあります。うんじゃかんじゃできるかたちとして、ストックしておきたい。
「うんじゃかんじゃ」とは、メモとメモを組み合わせたり、メモから連想を広げたり、書き足したり、配置や順序を変えたりすること。
「着想メモ」の一つ一つは、大概はまだまだ小さく、はっきりしないもの。そんな小さい「着想メモ」たちは、「うんじゃかんじゃ」することで、お互いに結びついたり、一つが大きくふくらんだりしながら、小さいものが大きく育っていきます。
よって、着想メモは、うんじゃかんじゃしたい。うんじゃかんじゃして、育ててやっとこメモを活かすことができた、と言えるわけです。
着想メモはうんじゃかんじゃしたいわけですから、うんじゃかんじゃできるような環境にストックしていきたいわけです。もちろん、他のメモと組み合わせたりしていきたいので、一カ所に集めておきたい。なおかつ、書き足したり、配置や順序を変えたりできる場所。そのうんじゃかんじゃできる場所を、以前は「情報カード」に求めていました。が、今は「着想メモの保管場所~メモに対して、今いろいろと考えていることその1~」で書いたとおり、アウトライナーに落ち着いています。
組み合わせる、書き足す、配置や順序を変える、という諸作業を、すごくやりやすいのが、アウトライナーだからです。

うんじゃかんじゃ後は?

うんじゃかんじゃが終わった着想メモたちは、一応は、育つ段階が一区切りつきます。それをさらに、「他の人にわかるかたちで提出する場」が、ブログとなります。ブログエントリという形になったメモたちは、もう育つことがないってわけではないものの、「一応の完成品」と言えるでしょう。
また、着想メモのすべてがブログエントリになるわけではなく、中には、育ち、あるていどのまとまりをもったアウトラインに仕上がるメモたちも出てきます。これもまた、「一応の完成品」です。じゃあ、ある程度の形に仕上がった、「一応の完成品」まで育った着想メモたちは、どうしましょうか。それらを、アーカイブとしてストックしておく場として、Evernoteはとても優れている、と言えます。
あまりに多くの着想メモたちを、アウトライナー上に置きすぎると、量が多すぎて重たく感じ、うんじゃかんじゃしにくくなります。うんじゃかんじゃするための着想メモは、増えすぎるとよろしくない。なので、Evernoteに移動させる、というわけです。
じゃあなぜ、Evernoteへと移動するのか。
Evernoteには、ノートブックとタグによる分類、さらには全文検索という、強力な武器が備わっています。Evernoteに放り込んでおけば、検索をかければ、大概のノートは引っ張ってこれますし、関連するノート(コンテキスト)の表示など、必要なノートの周辺のノートも同時に表示してくれます。これこそ、Evernoteにアーカイブをストックする理由です。
多すぎる情報のすべてを、「そういやあんなことについて書いたな」ってな感じで思い出すことは難しいでしょう。というか、不可能に近い。となると、ふと、Evernote内を検索してみたときに、関連するノート(コンテキスト)や、同じタグのついたノートに出会い、「お、これも今考えてることと関連ありそうやぞ」と言う具合に、出会う確率を高めることが、ストックを活かしていくことにつながると思うのです。
アウトライナー上で、着想メモたちを育て、一応の完成品まで仕上げた後は、Evernoteにストックしておく。そういった運用が、ベストではないかな、と思っています。

おわりに

@rashita2さんのメルマガ、「Weekly R-style Magazine」2014/11/17 第214号での、「文章管理について その4」の中で、こんな記述がありました。

人間がとれる行動の限界、あるいは認知の限界を考えれば、「アクティブなものは軽く(あるいは薄く)」という状態を保っておいた方がよいのでしょう。

対してアーカイブは、ストックの量がものを言いますので、重く厚くしておく。そして、それを検索でつり上げる。こうしたコンセプトの分離が大切なのだと気づきました。

まさに同じようなことを考えていたこともあり、深く共感すると同時に、アクティブはアウトライナーで、アーカイブはEvernoteでという、別の「場」において管理する今の方法を押し進めることとなりました。そして、とても快適に感じております。
毎号なにかしら刺激を与えてくれるメルマガに感謝するとともに、今後もアクティブとアーカイブを切り分けて、文章作成に役立てていきたいものです。
では、お読みいただきありがとうございました。

着想メモの保管場所~メモに対して、今いろいろと考えていることその1~

手書きの着想メモは、基本的には情報カードなるものに書き付けていってます。
情報カードを使う理由は、

  • 大きさがそろっていて扱いやすい
  • 床に並べることで、俯瞰できる
  • 繰り返しくることができる

あたりが自分好みだなぁと思ってのことです。ただ、今は大デジタル時代。テキスト型式のメモもかなり幅を利かせるようになっています。特に、Evernoteを使い始めてからは、いろんなメモはEvernoteに放り込んでおきさえすれば、いつでもどこでも見返せるので、それだけでいいという感覚がありました。でも、そんなEvernoteにも不満が出てくるわけです。「カードのように扱えないじゃないか」という不満が。
そこで、デジタル上でカードのように着想メモが扱えないものかどうか思案し、いろいろと試したりしてました。

・「リマインダー」をメモ帳として使う

・着想メモ置き場に「Daedalus Touch」 カードっぽさがいい感じ

・「Trello」というアプリがおもしろい

ただ、ちょっと視野が狭くなってたみたいです、無理に、デジタルの世界にカードの型式を求めすぎていたように思います。

デジタルでは、カードの必要はない

アナログでは、情報カードにメモを残しておきたい理由は、先ほど述べたように、

  • 大きさがそろっていて扱いやすい
  • 床に並べることで、俯瞰できる
  • 繰り返しくることができる

ところにあるわけです。で、デジタルでもこの三つを満たすものを、と探しまわっていたのですが、三つのうちの一つ目、

大きさがそろっていて扱いやすい

ってのは、実体をもたないデジタルの世界では、まったく考える必要はなかったわけです。
実物がそこにあるアナログでは、大きさが揃っているか否かは、あとから見返す際に、とても重要な要素になります。そろっていないと、とても扱いにくい。メモをパラパラと見返しにくい。保管もしにくい。だから、大きさは揃っていてほしい。
対して、データとして残しておくのであれば、実体をもたないので、大きさなんてどうでもいい。無理にカードみたいな表示をする必要なんてまったくないわけです。となると、求めるものは残りの二つの要素、

床に並べることで、俯瞰できる

繰り返しくることができる

になるわけです。俯瞰できることと、操作できること。この二つが満たされる形で、デジタルなメモ、つまりはテキストメモを保管しておきたいわけです。
ちなみに、「手書きメモのスキャン」はデジタルなメモには含んでいません。テキストメモのことを指している、と思ってください。

アウトライナーという選択肢

俯瞰できることと、操作できることを兼ね備えた形で、テキストメモを保管しておきたい。ずーっとそれを考えてきました。この二つを満たそうと思うと、Evernoteでは不十分なんです。メモはすべてまるっとEvernoteへ放り込んでいる時期もありましたが、この二つの要素_操作性と俯瞰性_を満たしてくれないがために、どこかしらメモを活かしきれていないモヤモヤ感ってのがつきまとってました。
そこで最近は、メモの類いはアウトライナーに放り込むようにしています。「WorkFlowy」という、場所に。
Evernoteほど、簡単にメモを放り込める場所ではないので、今までよりもさささっとはメモをすることはできません。が、アウトライナーにメモを書き溜めておけば、あとで操作できますし、俯瞰もできます。加えて、WorkFlowyでは、「ホイスト機能」と呼ばれる、一部分にフォーカスをあてる機能もあったりで、メモを書き溜めていくにはすごくいい場所として機能してくれています。
もちろん、情報カードほどの柔軟性はありません。メモは縦にズラッとしか並べることはできませんし、任意の場所に移動できるわけでもありません。画面という制約がある以上、床一面にカードを並べたときのような俯瞰性もありません。が、順番を入れ替えたり、階層化することができたり、ある程度の操作を加えつつ、着想メモたちを育てていくことは可能です。しかも、WorkFlowyは、PCでもiPhoneでもiPadでも、すぐに内容を同期してくれます。いつでもどこでも、着想メモに触れることができる、というわけです。
着想メモは、俯瞰できて、なおかつ操作でき、メモにうんじゃかんじゃ手を加えながら育てていきたいというぼくの要望を、叶えてくれるのがアウトライナー「WorkFlowy」ってなわけです。

おわりに

アナログならば情報カード、デジタルならアウトライナーという住み分けができつつあります。共通点は、どちらも操作性に優れている、ということ。やっぱメモは、組み替えたり、順番を入れ替えたり、操作を加えながら育てていくのがいいなぁ、と再確認しております。
まだはっきりとした形を形成していないメモたちは、一度アウトライナーに書き溜めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、もし新規にWorkFlowyに登録する、というかたは、以下のリンクから登録して頂ければ、ぼくもあなたも容量増えてうっしっしです。
WorkFlowy – Organize your brain.
では、お読みいただきありがとうございました。

発見や驚きを伝えたいならば

R-style」の@rashita2さんが発行しておられる、「Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(WRM)」を、最近になってようやく購読しはじめました。WRMのスタート当初からその存在を知っていたのにもかかわらず。もっとはよ購読しとけば良かったな、と多少後悔しております。
そのWRM10月6日号での知的生産エッセイで、「わけのわからないもの」というものがあり、これからいろいろと考えたことについて今日は書いていこうと思います。

説明文では伝えられないもの

「わけのわからないもの」から、少し引用します。

「わけのわからない」ものを相手に伝えたければ、「わけのわからない」ままに手渡すしかありません。
あなたがいた状況に身を置いてもらい、あなたが見聞きしたものを体験してもらう。
ーーー
そうすることではじめて「なるほど、これがわけのわからないことか。たしかにわけがわからない」と伝達することができます。
これが、物語だけが伝えられる_説明文では伝えられない_ものがある、と私が考える理由です。

これを読んだとき、確かにそうやでなぁと、深く納得しました。と同時に、あることを思いました。
「発見や驚きにも共通することじゃないか。」と。

発見・驚きをいかに促すか

ぼくが、数学を教えるときに、もっとも大事にしたいと考えていることは、「教えすぎないこと」です。
すべてをこちらが説明してしまっては、新たな発見をすべてこちらが提示してしまい、学ぶ者自らが発見する機会を奪ってしまうことになります。
また、すべてを教えてしまえば、驚きも半減してしまうでしょう。自分で考え、そうか、そうなのか!と驚く。その機会をも奪ってしまうことになります。
発見や驚きを奪ってしまう。これほど、罪深いことはあるでしょうか。
そんな思いから、「教えすぎないこと」を常々念頭に入れて、授業を考えることにしています。
教えすぎず、発見・驚きをいかに学ぶ者の中に芽生えさせるのか。そこまでどう持っていくのか。
これは、ものすごく難しい。難しいのですが、やはりそこを目指したいと思うんです。発見する、というのは、ものすごくうれしくて、興味深くて、楽しいことだと思うから。
そして、この「学ぶ者自らが、発見したり、驚いたりするために、いかに教えるか?」という難しい問へのヒントが、今回の「わけのわからないもの」には詰まっている、と感じたわけです。

「わけのわからないもの」→「発見や驚き」

「「わけのわからないもの」を伝えるためには、伝えたい相手に、その「わけのわからないもの」をそのまま手渡すしかない。「わけのわからない」状況・場面を、体験してもらうことでしか、自分が伝えたかった「わけのわからないもの」を伝えることはできない。」
この文脈における、「わけのわからないもの」を、「発見や驚き」という言葉に変えてみましょう。
「「発見や驚き」を伝えるためには、伝えたい相手に、その「発見や驚き」をそのまま手渡すしかない。「発見した」「驚いた」状況・場面を、体験してもらうことでしか、自分が伝えたかった「発見や驚き」を伝えることはできない。」
これは、数学を教える、伝えるときに意識すべきことと言えそうです。
今まで数学を学んだ中で、数々の発見や驚きというのがありました。教えるときには、それをそのまま体験してもらえるよう、環境を整える。まったく同じ状況を作り出すことは難しいですし、学ぶ者の力を知り、それに合わせて環境を設定する必要はもちろんあると言えます。前提となる知識の提示方法や、どの程度までこちらが学ぶ者を導いていくのかなど、環境を整えるまでは、微妙な調整が続きます。その微妙な調整こそ、教える者に求められる技術と言えるのかもしれません。
数学では、発見や驚きがあるかないかで、おもしろさが大きく変わってしまいます。ほんとにもう天と地ほどの違いが出てきちゃいます。それだけに、その微妙な調整には、細心の注意を払っていかなければいけないなぁ、と感じます。

おわりに

文章を書くことにおいても、何かを教えることにおいても、「伝える」という共通点があります。なので、お互いが、お互いのヒントとなり得ることってたくさんあるのかもなぁ、と感じました。
数学を柱として、たくさんの人に”良い影響”を与えることが、ぼくの目指すべきところ。そのためにも、いろんなことから数学を伝えるために役立ちそうなことを吸収し、実践し、自分のものにしていきたいな、と思っています。
では、お読みいただきありがとうございました。