時間管理のマトリックスを「タスクシュート式」に順応させ、地に足着いた計画と記録を

ぼくは、日々の「やること」を「タスクシュート式」に管理しています。

「タスクシュート式」

タスクシュート式とは、簡単に言うと、

  • 1日にとりかかるすべての「やること」を書き出し、
  • そのすべてに見積もり時間を設定する

ことで、その日にとりかかる「やること」をすべて終えるのは何時になるのかを視覚化する、タスク管理の手法です。
そして、

  • どれくらい時間がかかったのか実績を残し、明日以降の計画に使いまわす

ことを繰り返し、1日の計画の精度を上げていきます。
はじめはとっつきにくいかもしれませんが、慣れればもうこれなしの生活なんて考えられない、というような代物です。
「タスクシュート式」では、その日にとりかかる予定のタスクはすべて書きだされており、基本的には上から順番にとりかかっていけばいい、という状態を、1日の早い段階で「計画」します。
そして、タスクにとりかかるのと同時に開始時間を記入し、完了すれば終了時間と作業メモを残していきます。記録をとっていく、ということです。
記録からタスクをルーチン化するので、計画は日に日に立てやすく、現実に即したものになっていきます。
とは言え、すべてが計画通りに進むわけではありません。1日を過ごしていると、とうぜん割り込みタスクも出てきます。そのときどうするか。
今やっていることを中断し、その下に割り込みのタスクを書き、実行し、またそれまでやっていたことに戻る、というふうに処理します。
計画したタスクと同じように割り込みタスクの記録もとっていく、ということです。
つまり、「タスクシュート式」によってタスク管理をしていれば、「計画的」なタスクと、割り込みなどの「突発的」なタスクの両方の記録が残る、ということになります。
タスクは、「計画的」なものと「突発的」なものに大別できる、ということです。

「時間管理のマトリックス」

みなさんもぼくと同じように、それぞれの、様々なやり方で日々のやることを処理していっていると思います。
様々な方法がありつつも、なんとか喫緊なことばかりに追われず、将来のための投資や備えの時間を確保する目的で、「時間管理のマトリックス」を利用してらっしゃる方もいると思います。
かの有名な「7つの習慣」の、あれです。

「時間管理のマトリックス」では、縦軸に「重要度」、横軸に「緊急度」をとり、4つの領域に切り分け、自分のタスクがどの領域のものなのかを把握していきます。

  • 第1領域:緊急かつ重要
  • 第2領域:緊急ではないが、重要
  • 第3領域:緊急かつ重要ではない
  • 第4領域:緊急でも重要でもない

とてもわかりやすく分類できるので、ぼくはこの「時間管理のマトリックス」を好み、「タスクシュート式」と合わせてタスク管理をしていくことにしました。
そうです、以下の記事を参考にさせてもらいまくったわけです。

7つの習慣×TaskChute2!これでやっと完璧な第四世代の手帳が作れる!! | jMatsuzaki

で、すべてのタスクを4つの領域に分類し、できるだけ第2領域のタスクが増えるようにやりくりするようになりました。しばらくそんなことを続けていると、ある違和感を抱くようになってきました。

「タスクシュート式 × 時間管理のマトリックス」での違和感

1日を計画し、その計画にならって実行していくわけですが、計画の段階ではは、第4領域のタスクなんてないじゃないか、ということ。
わざわざ第4領域の「緊急でも重要でもない」タスクを、その日の計画に組み込もうとは思わないわけです。だって、緊急でも重要でもないんですから。
じゃあ、第4領域はいらないのか?というと、それもちがう。
ついつい必要以上に休憩したり、疲れたりむしゃくしゃして、計画にはなかった息抜きをしてしまった。それはつまり第4領域の緊急でも重要でもないことをしてしまったってことになります。
計画する段階では、第4領域は必要ない。けれども、突発的に第4領域が登場したりする。
だからやっぱり第4領域は必要なわけです。

こんなこともあります。休日の計画を立てているとき、趣味の時間はいったいどの領域に入れるべきなんでしょうか。
緊急ではないので第1領域でも第3領域でもない。重要か?と言われるとそうでもないので、第2領域でもない。じゃあ第4領域なのか?と聞かれると、まぁ確かにそうかもしれない。第4領域を1日の計画に組み込むことも、実際にはある。
けれども。。。

今日は映画を見よう!と「計画的に時間を割り当てた」緊急でも重要でもないことと、なんかやる気でねぇ。。。と「突発的についつい長いこと休憩してしまった」っていう緊急でも重要でもないことと、を同じにしてしまうのは腑に落ちない。
どっちも緊急でも重要でもない「第4領域」やけど、一緒にしたくない。
両者の違いは、計画的か否か。
計画的に過ごすのと、突発的にそうしてしまったのとは分けて考えたほうがいいのではないか。そうだそうだ、わけるべきだ!

ということになりました。

「計画的」と「突発的」の各マトリックス

「”計画的”マトリックス」と「”突発的”マトリックス」に分け、それぞれが第1~第4領域まである、と考える。
全部で8つの領域ができあがるわけですが、それぞれに次のような名前をつけて分けやすいようにしました。

まず、「”計画的”マトリックス」。

  • 「必須」第1領域:緊急かつ重要
  • 「備え」第2領域:緊急ではないが、重要
  • 「浪費」第3領域:緊急かつ重要ではない
  • 「楽しみ」第4領域:緊急でも重要でもない

「必須」”計画された”緊急かつ重要

緊急で重要なタスクなので、必ず実行していかなくちゃならない。から、「必須」。

「備え」”計画された”緊急ではないが、重要

次の本で第2領域に「備え」と名付けており、それがしっくりきたので真似しています。

「浪費」”計画された”緊急かつ重要ではない

ある意味、ここに分類されるタスクを一日のなかからどれだけなくせるか、が大切になってくるように思います。
重要じゃないのに急を要するから計画して実行しなくちゃいけない、なんて避けたい。そこで、「浪費」と名付けて、極力減らすよう意識できるようにしています。

「楽しみ」”計画された”緊急でも重要でもない

趣味とかはここ。緊急でも重要でもないけど、計画的に時間を確保して気分転換する。緊急でも重要でもないとしても、生活を豊かにしてくれる時間ととらえています。
多すぎるのはよくないけど、まったくないのもつまらない。そんな領域。

次は「”突発的”マトリックス」。

  • 「最優先」第1領域:緊急かつ重要
  • 「備え」第2領域:緊急ではないが、重要
  • 「突発」第3領域:緊急かつ重要ではない
  • 「憂さ晴らし」第4領域:緊急でも重要でもない

「最優先」”突発的な”緊急かつ重要

突発的な「緊急かつ重要」なタスクは、他のことをとりあえず全部ほっぽり出して、もう是が非でもすぐに取り組まないといけないので「最優先」。

「備え」”突発的な”緊急ではないが、重要

突発的に緊急ではないが、重要なことに取り組むなんてそうそうないのですが、思わずできた時間なんかに第2領域に着手できたらすごくいい。

「突発」”突発的な”緊急ではないが、重要

重要ではないものの、急を要することが一番多いかもしれませんね。

「憂さ晴らし」”突発的な”緊急でも重要でもない

計画にないのにやってしまった「緊急でも重要でもない」ことは、憂さ晴らし以外のないものでもない。
この領域が増えてくると、一日のバランスが崩れているサインといえるかもしれません。

以上8つの領域に(正確には「備え」は両方一緒なので7つ)タスクを振り分け、自分がどういったタスクを計画し、実行したのか、発生した割り込みはなんだったのかを把握するようにしています。

おわりに

「タスクシュート式」のタスク管理では、「何をするか?」はもちろん大切なのですが、それ以上に「何をしたのか?」や、「どれくらいかかったのか?」などの、”実行記録”が重要になってきます。
記録を残せていることで、より現実に即したイメージで明日を迎えることができるようになります。
だって、今日1日の記録をある程度使いまわすことで、明日の1日ができあがるわけですから。

また、そんな記録が勝手に残っていくのが「タスクシュート式」の時間管理と言えます。
そして、自分の向かう方向性を見失わないために、現実に即しつつもより充実した1日を送るために、ほんとうに重要なことに着手していけるように、計画的なものと突発的なものに分けて「時間管理のマトリックス」を考えることが、ある程度役立ってくれているように思います。

タスクを8つの領域に分類する。これがしっくりくるのはぼくくらいなもので、他の人はなかなかやらないだろうとわかりつつ、ここまで長々と書いてきました。
こういうのって、各々が最終的には自分で考えて、どう日々をやっていくのか模索していかなければいけない。
ぼくの模索の現在進行形が、「実行する・実行したタスクを8つの領域に分けて考えていく方式」ということになります。
こういうのん、考えながら、試しながら進んでいくのん、楽しいので、ぜひいろんな方法を考え、試し、修正しってなことを続けていきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

参考

「タスクの実行度を上げるために」と「過程までをも、ブログエントリに作戦」

日々、問題は起こるものです。

「問題」って言うちゃうとちょっと堅苦しいので、「どうにかならんかなぁ」「どうかしたいなぁ」「うまくいかんなぁ」と思うこと、としておきましょう。

「どうにかしたいこと」があるとき、その解決策を立て、実行し、どうなったか検証し、より良くしていく、、、ってなことをしたりしなかったりすると思います。

で、その模様をここで書いちゃおうかな、と思いつきました。

例えば、最近のぼくのなかの「どうかしたいなぁ」。

「たすくま」というアプリを使い、一日を計画しているのですが、イマイチうまくまわっていない。

実行せずに先送りor削除するタスクが増えているんです。

これ、どうかしたいなぁ。

なぜ、先送りor削除しちゃうのか

一つは、「自分との約束をやぶってもいいしゃーないや」とどこかで感じているっぽいこと。

というのも、先送りor削除タスクは、最近一気に増えた、というわけではありません。

徐々に増え、最近になってその増えかたがひどくなっているっぽいのです。

他に原因はなにかあるかなぁ。

夏休みに入り、これまでとは日中の過ごし方が大幅に変わった、というのもありそうです。

毎年、休みに入ったあたりのときはリズムを崩してしまう。これもどうにかしたいことです。

あ、そうか。

自分との約束をちょくちょくやぶっていて、自分への信頼度が下がってきていた。

それに加えて、日々のリズムが変わり、これまでのように一日を正確に計画することができていないために、無理な計画を立てたり、甘々な計画を立てたりしてしまっている。

結果、先送りor削除タスクが増加していっちゃってる。

なるほど。

どういう対策がとれるか

とれる対策として思いついたのは、

  • 自分への信頼度を取り戻すために、一日の計画を立てる時間を今までよりも十分にとる。慌てず、慎重に、じっくりと計画を立てる。
  • あえて紙に書き出す、というのも有効かも。めんどうくさくてずーっとは続けられんけれども、しばらくたすくまに登録してあるタスクを、手帳にも毎日書き出す。そして、実行したらチェック。

書き出したら実行度が上がるのは、これまでの経験からわかっています。

書き出すと「これする!」ってより強く自分に言い聞かせることができるのかもしれません。

他には、

  • はじめは、守りやすい約束ばかりにしておく。
  • ずっと先送りしているものがあれば、より細かく分解して最初のステップだけをタスクとして登録しておく。

どれも有効な手っぽいので、実際に試して検証していってみようと思います。

また結果については、次回以降にて。

おわりに

そして、このようなエントリを書いたことも、最近まったくブログを書けていないという「どうにかしたいこと」に対して思いついた解決策の一つです。

「どうにかしたいこと」に対し、解決策を考え、検証し、気づいたこと・発見したことを書いていけばいいやないか。

いつもはだいたい最後の「気づいたこと・発見したこと」しか書いていなかったのを、過程まで全部書いちゃおうやないか。

そのほうが筆が進むし、積極的にエントリを仕上げていけるんじゃないか、と。

というわけで、「ブログを書けていない」に対する解決策、「過程を全部書いちゃえ」作戦を、実際に検証していくためにきっかけエントリでした。

では、お読みいただきありがとうございました。

執筆専用ブラウザ、という考え方

まっさらな紙に書いていくのが好きです。
手書きで紙に書くときも、キーボードをポチポチして書くときも。

WorkFlowyが好きです。「好きです」というか、ないといろんなところに支障をきたすくらいには使い込んでいます。
日常のタスクはすべてWorkFlowy上にありますし、メモもすべてWorkFlowyに放り込んでいます。
WorkFlowyでは、文章だって書きます。
文章を書くときも、まっさらな紙に書くような感覚で書きたい、と願うばかりです。

書く場所を変えながら、文章を仕上げていくのが好きです。
書き始めてから一つの記事に仕上がるまで、いくつかの段階を経ていきます。ぼくはどうやら、その各段階によってツールを分けるのが好きみたいなんです。

WorkFlowyを、アウトライナーとして使わない

まっさらな紙に書きたいなと強く願うのは、一番最初の段階、だぁーっと頭の中を書き出していく段階です。
文章を仕上げていくときは、

  1. はじめのだぁーっと書き出すのはまっさらなエディタにて。
  2. そのあとは、アウトライナーへ投げて、うんじゃかんじゃする。
  3. 最終的に記事に仕上げる際には、マークダウンをプレビューしてくれるエディタへ。

という段階を経ることが多いです。
この流れは一方通行なわけではなく、1から2に進み、また1に戻ってくることもありますし、3まで進んだけれどもまた2や1に戻ったりもする。
だから各段階を、なるべくスムーズに行き来したいわけです。

2の「アウトライナーへ投げて、うんじゃかんじゃする」は、もちろんWorkFlowyにて、です。
それを考えると、1の「だぁーっと書き出す」のもWorkFlowyでやりたいな、なんて思いが沸き上がります。
ただ、WorkFlowyは、「まっさらな紙」って感じがしない。
「だぁーっと書き出す」のは、まっさらな紙がいい。そこはもう何がなんでも。まっさらな紙を強く願うのです。
まっさら感をなくすのが、文章の一つ一つの左側につく「●」。
この「●」のせいで、なんだか落ち着かない。
階層化も必要ありません。
だぁーっと書き出したい。その一心なのですから。
つまり、アウトライナーであるWorkFlowyを、アウトライナーとして使いたくないわけです。
こんな感覚、ぼくだけかもしれませんね。

だぁーっと書くとき以外であれば、「●」があってもなにも気になりません。というか、「●」は必要です。
階層化できるからこその、アウトライナーですし、階層構造をシンプルに表現してくれるのが「●」です。
でも、「だぁーっと書こう」というときには、まっさらな紙に向かいたいって思っちゃう。
そこで登場、「Stylish」。
「Stylish」については、たくさんの解説エントリがありますので、そのいくつかを。

R-style » 『Stylish』でWorkflowyの見た目をカスタマイズした

アドオン「Stylish」で「WorkFlowy専用Firefox」に機能を追加する

WorkFlowyにFirefoxやChromeのアドオン「Stylish」を適用してブログエディタとして使う方法

「Stylish」を利用して、「●」を消し、階層もなくし、見かけは一枚の紙に見えるようにしました。
ただ、切り替えるのもめんどうくさい。ぼくは生粋のめんどうくさがりやなのです。
立ち上げるとすぐに、「●」がなく、階層化もされないWorkFlowyが登場してほしい。「一つのアプリ」のように使いたい。
そこで思いついたのが、「執筆専用ブラウザ」というもの。
書こう、と思ったときのみ立ち上げるブラウザ。
ブラウザですが、自分の中ではブラウザではない。エディタです。

FireFoxを「執筆専用ブラウザ」に

ぼくは普段GoogleChromeにてWorkFlowyを使っています。
そこで、FireFoxを執筆専用のブラウザにしよう、と思い立ちました。
FireFoxならStylishを使って、WorkFlowyの見た目を自由にいじることができます。
つねにStylishをオンにしておき、立ち上がるときのウェブページをWorkFlowyにしておけば、起動させてすぐに書きかけの文章を目の前に広げることができます。
こんな感じに。

だぁーっと思いついたことを書き出すときに、すごく重宝します。
だぁーっと書き出したあと、書いたものをうんじゃかんじゃいじりたくなったら、いつものGoogleChromeにてWorkFlowyを開き、階層化したり文章を移動させたりしてやればいい。
「執筆専用ブラウザ」の利点は、書きかけでもなんでもすぐにWorkFlowyへと引き継げるところ。
そりゃそうです。WorkFlowy上に書いているのですから。
データもすぐに保存され、いつでもどこでも見れる安心感があります。
他のシンプルなエディタで書いているときは、書き終わったあとにWorkFlowyへとコピペしなくてはいけません。
で、WorkFlowyに引き継いだものの、またエディタで書きたくなったらコピペがいる。
その手間を省くためだけに、一つのブラウザを利用し、WorkFlowyのための執筆専用にするという感じです。

  1. はじめのだぁーっと書き出すのはまっさらなエディタにて。
  2. そのあとは、アウトライナーへ投げて、うんじゃかんじゃする。
  3. 最終的に記事に仕上げる際には、マークダウンをプレビューしてくれるエディタへ。

WorkFlowyのために「執筆専用ブラウザ」を用意することで、1と2がすごくスムーズになってくれています。それが心地いい。

おわりに

WorkFlowyをガシガシ使っている方は、FriFoxはWorkFlowy専用ブラウザとして使っているかもしれません。
WorkFlowyのためだけに一つのブラウザをインストールし、使う。
かなり贅沢なブラウザの使い方かと思います。
ましてや「WorkFlowyで書く」ときだけ専用にブラウザを使うなんて、もったいない感じもしますが、現状ぼくはすごく気に入ってます。
WorkFlowyをエディタとして使いたい、という方は、ぜひお試しあれ。

では、お読みいただきありがとうございました。

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「はじめまして」と、choiyakiとこのブログについて

はじめましての方も、旧ブログをお読みいただいてた方も、みなさんひっくるめてこちらでははじめまして。
choiyakiともうします。

長いこと、「はてなダイアリー」にてブログを書き続けてきました
「はてなダイアリー」でブログをはじめるとき、右も左もわからなかったぼくは、いろいろとブログのはじめ方の情報を集めていました。
最終的には「はてなダイアリー」に落ち着いたのですが、情報収集中気になったのが「WordPress」なるもの。
いきなりWordPressにてブログをはじめるのは、はじめ方を解説しているサイトを読むと「む、むずかしそう。。。」ってなってあきらめたのですが、いつかは「WordPress」でブログ書くんだ、と思っていました。
そしてようやく、実現しました。うれしい限りです。

新天地で心機一転なんやかんや書いていこうと思います。
ご挨拶として、簡単に自己紹介を。

choiyakiとこのブログについて

@choiyakiとは?

大学在学中から、ずっと数学を教えることにたずさわっています。
どうすれば数学の魅力をインパクトを込めて、わかりやすく伝えることができるのか。
どうすれば「考えること」を楽しんでもらえるのか。
すーっとそんなことを考えながら教える仕事にとりくんでいます。

理想は「数学を学び、数学を伝えながら、家族とともに幸せに生活する」こと。
そんな30歳かそこらの大阪人です。

このブログについて

日々、成長していきたい。
数学を学び、数学を伝えたい。
家族とともに幸せに生活したい。

そのためのツールとして、「iPhone」はぼくにとって欠かせないものとなりました。
「本」を読むことは、趣味以上の意味を持つようになりました。
「数学」は、相も変わらずぼくの興味を惹きつけてなりません。
そして、それ以外の「なんやかんや」も、ぼくの生活を彩ってくれています。

iPhoneと本と数学となんやかんやと過ごすなかで学んだこと、感じたこと、疑問に感じたこと、試したこと、そっからわかったこと、気づいたこと、うまくいったこと、いかなかったこと。
そういうのんを書くことで、誰かの、なにかの役に立てばいいなぁ。
そんな思いの込められたブログです。

おわりに

これまで6年近くブログを続けることができているのは、書くことが楽しいのと、読んでいただけていること。
今後もちらほらと書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ぜひぜひ登録お願いしますー
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経験を積む、ということについて

経験を積むって、良いことというか、何かを上達していくためには必要なことであるのは間違いない。でも、経験を積むのは、一歩間違うと視野がせまくなっちゃったり、考えが偏ったりすることをまねきかねない。

円を描いていく

あることについて経験していく。何度も実践をし、記録し、振り返ったりしながら、経験自分のものにしていく。イメージは、たくさんの円を描いていくイメージ。
ある実践を通して、円を描いていくことで、経験した範囲を増やしていく。

円の中心が毎回異なれば、円が増えれば増えるほど、経験した範囲は広がっていく。
対して、円を描くと、重なる部分も出てくる。その重なりの部分が、経験を積んだ部分やとする。

円を描けば描くほど、経験した範囲は増えていく。経験を積んだ部分は、より色濃くなっていく。色濃くなった部分に対しては、自分としてはかなりの経験を積んだ、という自負も生まれたりする。
ただ、気をつけたいのは、円を描けば描くほど、経験した範囲は増えるものの、経験を積んだ部分はどんどん狭くなっていく、ということ。
一番色濃い部分は、経験した範囲の中で、一番範囲が狭くなる。

これを常に念頭に置いたまま、経験ってのは積み上げていかなあかんのやろう、と感じる。

色濃い部分に固執することなかれ

少し単純化し過ぎているかもしれない。けど、経験を積んだ部分は、どんどん狭くなっていってしまいかねない、というのは、気をつけるべきところ。
狭くなる、つまり視野が狭くなってしまいかねない。
経験を積むことで、思考が色濃い部分に偏り、頭がかたくなってしまうかもしれない。
経験を積み重ねることは、上達には必要。やけど、その結果招いてしまいかねない、「この分野のことはすべてわかってる」という傲慢さや、「ここはこうに違いない」という決めつけには、十分注意しなくてはいけない。
年を重ねれば重ねるほど、経験は積み重なっていく。短い、数年のスパンではそこまで頭が凝り固まることはないかもしれない。が、10年や20年単位なら、どうやろう。
ものすごく色濃くなっている部分に固執してしまわないか。
そうならないように、「円を描けば描くほど、経験した範囲は増えるものの、経験を積んだ部分はどんどん狭くなっていく」というイメージは、常に持ち続けたい。

おわりに

今回の話は、やっぱり単純化しすぎてると思う。経験値ってのは、そんな簡単に積み重なるものではないやろうし、広がるものでもない。均一にも積み重なってはいかない。
でも、経験を積めば積むほど、実は見えなくなっていってるものもあるかもしれない、ということは、常に念頭に置いておくべきことやと感じてる。
10年後、20年後になっても、常に頭のどこかでは考えていてほしいな。考えてなかったら、頭の中からなくなってしまっていたら、すごくショックかも。
では、お読みいただきありがとうございました。

Evernoteサブアカウント運用その2~iPhoneからEvernote快適に利用する~

長い間Evernoteを利用していて、ノート数が多くなってアプリが重たいなぁ、と感じる方には、サブアカウントを作るという手がありますよ、というのを前回紹介しました。
Evernoteサブアカウント運用その1「運用方法とそのメリット」 – iPhoneと本と数学となんやかんやと
その際、メインからサブへと、必要なノートブックを共有しておくわけですが、一点、少し気をつけないといけないことがあります。それは、共有されたノートブックは、純正アプリは問題なく開けますし、ノートブック内を検索もできるのですが、連携させて利用するアプリは、検索できないものが多い、ということ。少なくとも、ぼくが持っているアプリから、共有されたノートブック内までを検索できるものはありません。

iPhoneからは、新規作成or検索・参照重視

新規にノートを作成したり、ノートに少し書き加えたり、であれば、iPhoneからでも比較的簡単にできます。でも、少しこった使い方をしたり、ってのは、なかなか向きません。自然と、ノートを編集するよりも、ノートの新規作成や、これまでに作成されたノートを検索して参照する使い方が多くなるのでは、と思います。
となると、サブアカウントに共有されたノートブックを検索したければ、前述したように純正アプリを使うしかないわけです。また、純正アプリは、ノート数がたらふくになると動作がもっさりしてしまいます。快適に使うためにも、サブアカウントを取得し、運用するのでした。
でも、ときにはiPhoneから、メインアカウントのほうも検索したいときが出てくるわけです。そんなときには、Evernoteと同期し、ノートを検索し、参照できるアプリを使います。SmartEverやCleverなど、いろいろあるなかで、ぼくのおすすめは「everPost」です。

everPost – Evernoteをお手軽操作。検索してジェスチャー。整理も簡単。
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ

「everPost」で、メインアカウント内を検索する

「everPost」は、Evernoteの検索に特化したアプリです。ひと味違うのは、検索にヒットしたノートに対して、次のアクションをいろいろととれる、というところ。

ノートを純正のアプリで開いたり、ノートブックやタグを変更できたり、リマインダーを追加できたり。ぼくがよく使うのは、「ノートリンクをコピー」です。
ぼくは、Evernoteは基本的に資料や、自分の書いたものをストックしておく場所として使っております。に対して、WorkFlowyというクラウド・アウトライナー上に、日々のメモや、タスクなどを書き付けています。

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場~メモに対して、今いろいろと考えていることその2~ – iPhoneと本と数学となんやかんやと

そのWorkFlowyに、Evernoteリンクを載せておき、必要であれば参照する、という使い方をしているので、Evernoteのノートリンクを、とても簡単に取得できるのはすごくありがたいわけです。
「everPost」でメインアカウント内の検索を、純正のEvernoteアプリでサブアカウント内の検索を、と使い分けています。ただ、あんまし純正のEvernoteで検索はしてません。メインからサブにノートブックを共有させているので、どっちにノートがあるのかわからないときは、とりあえずメインを検索してやればみつかるので。この点も、共有ノートブックを活用する利点と言えます。

おわりに

メインアカウントから必要なノートブックをサブに共有し、基本的にはサブを
使っていく。この方法だと、サブはメインに含まれた状態で利用できるため、サブ内のノートブックをいじっても、メインからサブに共有してるノートブックをいじっても、相互に反映される。「今はサブを使ってるから、、、」とか考えずに、どちらも利用できるので、すごく便利です。
Evernoteのノートがいっぱいになってきて、ちょっとなんだか重たく、使いにくく鳴ってきたという方、一度お試しあれ。
では、お読みいただきありがとうございました。

Evernoteサブアカウント運用その1「運用方法とそのメリット」

長年Evernoteを使っていると、そこに自分の人生が刻々と刻まれているように思えてきます。一日のログや、撮影した写真や、ふとしたメモ。日常のあれこれを、様々な形で蓄積していける、Evernote。
ただ、そうなると、ノート数も膨大になってきて、「アプリが重たくなってまう問題」にぶつかります。また、「今必要なノート以外のノートが多すぎる問題」も勃発し、望みのノートへのアクセスが悪くなってきてまいました。特にぼくは、EvernoteのノートはiPhoneから参照することが多く、この二つの問題がすごく大きくなってしまうわけです。こりゃまいった。
そこで、どうすれば良い感じに、快適にEvernoteを利用できるのか、あれこれ考え、実際に試しました。そして、一つの解を得ることができました。同じような問題をかかえているEvernote大好きさんには、きっと役に立ってくれる方法だと思うので、ちょっと詳しめに紹介していこうと思います。その方法が、タイトルにも書いてあるとおり、「Evernoteサブアカウント運用」です。

サブアカウント運用の方法

まず、これまで使っていたEvernoteのアカウントとは別に、もう一つアカウントを作成します。これを「サブ」とし、これまで使っていた方を「メイン」とします。
次に、メインからサブに、普段からよく使う、必要なノートブックを共有します。その際、共有の仕方を「編集可能」にしておきます。これで、サブからメインのノートブックが編集できるようになります。
iPhoneのEvernoteアプリで、サブにログインします。これで、完了です。
メインからサブにノートブックを共有して運用する、という形にしておくことで、サブは、メインの一部分として機能してくれます。よく使う、必要なメインの一部分を切り離して利用することができるようになり、「今必要なノート以外のノートが多すぎる問題」解決です。同時に、ノート数もかなり軽減することができ、「アプリが重たくなってまう問題」も解決。もうばんばんざいです。

サブアカウント運用のメリット

サブアカウント運用にするメリットをまとめると、

  • アプリの動作が軽くなる
  • 通信料の節約になる
  • サブの容量制限は、ほとんど気にしなくても大丈夫

アプリの動作が軽くなる

ノート数が山ほどあるときにかぎるとはおもいますが、メインとサブでのアプリの軽快さは、まったく違ってきます。iPhoneアプリは、メインアカウントではちょっと使う気になれない重さなんですが、サブなら比較的軽快に動いてくれます。

通信料の節約になる

ぼくの場合、撮った写真や動画もEvernoteに放り込んでいますし、メモやら、ランニングの記録やら、食べたもののログもEvernoteに保管しています。保管するデータが多ければ多いほど、それだけ通信料もかかります。が、サブアカウントには、ほんとうに必要なノートブックだけ共有させているので、そういった各種のログなどの、すぐに必要にはならないデータは同期せずに済みます。なので、通信料は格段に少ない。通信料って上限があるもんですから、節約できるのはとてもありがたいわけです。

サブの容量制限は、ほとんど気にしなくても大丈夫

メインアカウントからのノートブックの共有という形をとり、ノートの作成はメインアカウントに設定しておくことで、サブではノートを新たに作成する機会はあんまりありません。容量が消費されるのは、メインアカウントのみ。となると、サブの方は無料でも十分に運用していけます。

おわりに

「Evernoteサブアカウント運用その1」と題した今回では、サブアカウントの運用方法と、そのメリットについて書きました。ノート数がとても多くなっている人には、サブアカウント運用はおすすめです。
タイトルに「その1」がついてる、ということは、「その2」があるわけで。その2では、サブとメインの両方をiPhoneから参照可能にしておくことで、どんな情報も引き出せるようにしつつ、必要な情報はすぐ参照できるようにしちゃおう、ということについて書いていこうと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。

価値は、増したわけではなく

以前、「文章は、財産」というエントリを書いた。
文章は、財産
それ以来、今まで以上に「文章を書く」ということを大切にしている。それは、ふとしたことをメモする時であっても、ブログを書く時であっても、授業の記録を残す時であっても。
書いた文章が、すべて自分の財産になる、とは限らない。書く内容にもよるし、書き方にもよる。だから、書くことや、書き方には気を払っていきたい。

文章は価値を増す

最近、「マシュマロを、もう一つ」を読み終えた。ブログ、「R-style」を毎日更新している、倉下さんの電子書籍。

とてもおもしろい。「セルフマネジメント」について、具体的な方法は書かれておらず、どういう背景があって、やりたくなくなるのか、コントロールできなくなるのかが存分に書かれてる。で、その文章のほとんどが、ブログ「R-style」から選ばれ、過去のブログのエントリを、順序を新たに編集されたもの。
ぼくは毎日「R-style」を読んでいるので、おそらく本書に登場する話の大半は、過去にブログにて読んでいると思う。読んだことがあるはずなのに、それが、すごく面白い。「マシュマロを、
もう一つ」以外の、「CategoryAllegory」、「真ん中の歩き方」もおすすめ。どちらも、「R-style」からセレクトされた文章から出来上がった電子書籍。
これらを見て、「文章というのは、価値を増してくれるものなのだな」という感想を抱いた。ブログの1エントリとして読むよりも、膨大なブログの中から、あるテーマでひとくくりにし、提供されたものの方が、おもしろく感じる。文章を蓄積していくことで、どんどん価値をましていくのではないか、と。

価値は、見出された

R-style » ブログにピリオドをうつ」にて、ブログを集め、本を作ることについて、倉下さん自身が言及している。「ブログにピリオドを打つ」という表現で。
毎日のブログの更新について、「ダンス」になぞらえて、こんな風に表現している。

これまでたくさん踊ってきました。その日の気分に合わせて、そのときの状況に合わせて。その中には、気に入ったステップ、乗ってくる手の振り方、 カッコイ イ決めポーズなんかがきっとあります。それらを振り返り、一つの曲としてまとめること。言い換えれば「踊る」を「踊り」に変えること。そうした再構成に よって、あたらしい価値が生み出せるのではないか、そんな予感があります。

ブログを毎日更新し、日々踊っている、様々なステップの数々の一部分を切り出し、集めることで、全く違ったダンスを見せることができる。

ブログにのせた文章を本にまとめなおすと、香りが変わるのです。 自由に踊り続けていれば、ときどきジャンプが出てくるかもしれません。そのジャンプだけを集めれば、ひたすらジャンプの連続になります。そうする と、踊っていた中ではわからなかった、それぞれのジャンプの差異が目立つようになります。あるいは、並べ方によっては、ジャンプに違った意味を持たせられ るかもしれません。

日々踊ってきたものから選んでいるところにこそ、「マシュマロを、もう一つ」や「CategoryAllegory」、「真ん中の歩き方」のおもしろさがあるように思う。
「セルフマネジメントについて、本を書いてください」とお願いされて、一から書き始めても、決して「マシュマロを、もう一つ」は生まれない。「こんな内容にするぞ」と定めて、書けるものではない。
ジャンプして、その瞬間のコマだけを連続させると、ずっと浮いているような動画を作ることができる。それは、動画では決してとることはできない。ひとつながりの動画では表現できないものを、一つ一つのコマを切り出し、つなげることで、はじめて表現することができるように、「真ん中の歩き方」や「CategoryAllegory」のもつおもしろさは生み出されたのだろう。
「文章というのは、価値を増してくれるものなのだな」という感想は、少し違った。価値は、別に勝手に増したわけではない。倉下さんが、「ブログに、新たな価値を見出した」。

おわりに

ブログを含む、あらゆる文章は、その見せ方を変えることで、新たな価値を創造する可能性がある。そういう思いを抱くようになった。
ぼくも、ポツポツとブログは書いているし、ブログ以外にも、仕事やメモなど、様々な文章を書いている。一つでも多く、価値ある文章を書いていきたいもんだ。

トップダウン・ボトムアップと、「数学の問題を解く」のと「数学を研究する」の

こちらの記事「R-style » レゴブロック、トップダウンとボトムアップ、破壊された構造に生まれる余白」を読みました。どちらも、ものすごく興味深く、おもしろい。
トップダウンとボトムアップ、それとはちょっと性質の異なる「フローラップ」なるものについて言及されています。「R-style」さんのほうでは、レゴブロックを例えに、その3者(新しい「思考の大きな構造体を組み立てるアプローチ」には名前を与えていませんが)についての考察されており、とてもわかりやすく、詳しく述べられています。
そして、ぼくは以前にこんなことを書きました。
レゴと数学 – iPhoneと本と数学となんやかんやと
レゴと数学には、結構共通点があるんでないか、と思っています。なので、今回記事を読ましてもらって、自然と数学との関連に思考が進んでいきました。

「数学の問題を解く」ときは、ボトムアップとトップダウンを行き来する

ボトムアップと、トップダウン。「数学の問題を解く」ときには、この両者を行き来しているように思います。
「数学の問題を解く」とは、問題文中に書かれている”条件”をもとに、問題文中に提示されている”求めるもの”を求めていく作業です。まずは、その二つをはっきりと意識しなければいけません。

  • 条件を明確にする。
  • 求めるものを明確にする。

”条件”をスタートとして、”求めるもの”というゴールへと向かっていく。でも、決して一直線に”条件”をつなぎ合わせていけば”求めるもの”に辿り着くわけではなく、ときには”求めるもの”に到達する一歩手前を明らかにすることもあります。

  • 求めるものを導くために、条件を扱っていく。
  • 条件の形に、求めるものを少し変形する。

この両方を行き来しながら、求めるものを明らかにしていくことこそ、「数学の問題を解く」ことと言えます。「求めるものを導くために、条件を扱っていく。」のはボトムアップ的ですし、「条件の形に、求めるものを少し変形する。」のはトップダウン的です。つまり、「数学の問題を解く」ときは、ボトムアップとトップダウンを行き来しながら、求めるものを明らかにしていくわけです。
中学校や高校では、普段の授業の理解度を、定期テストという形ではかっています。また、高校入試や大学入試は、試験の点数によって合否が決定されます。ずーっと、「数学の問題を解く」ことを要求され続けるわけです。大学に入ってからも、はじめの1,2年は、線形代数や微分積分学など、どの分野にも関連してくる、基本的な内容を学ぶことになります。すでにある定理や命題の証明をなぞることが多くなります。
つまり、前述した、ボトムアップとトップダウンの行き来を学ぶことがメインになってきます。
でも、この「ボトムアップとトップダウンの行き来」ばかりでは、何か新しいことに行き着くことは難しい。求めること、証明することがあり、条件が提示されてこそ、求めるものと条件を行き来できるのだから。

「数学を研究する」のは、トップダウンでもボトムアップでもないんでないか

「数学を研究する」ときは、ボトムアップともトップダウンとも違ってくる、と思います。
「研究」では、”行き着く先”が明確でないので、トップダウンではないでしょう。トップダウンのトップにあたる部分が、おぼろげながら見えていたとしても、変化するはずです。
”用いる要素”が固定でない、定かではないため、整理分類してまとめあげるという意味でのボトムアップではないでしょう。”用いる要素”進むうちに増えるでしょうし、進むうちに減りもするでしょう。
となると、「研究」は、トップダウンにもボトムアップにも属さない要素が多分にある、ってことになります。
以前、ぼくが学んでいたゼミの先生が、院に進む際、「数学を研究すること」について、円を描いて図で教えてくれました。

円の中身をつめていくことが、大学の学部生までに学んでいく部分。そこから先は、円の外へと踏み出していかないといけないよ、と。
それまで身につけたことを、未知の領域に対して用い、進んでいく。先ははっきりみえなくとも、あれこれ考えながら、試しながら、迷いながら、ときには振り出しに戻ったりもしながら、進んでいく。それをずっとし続けていく。飽きもせず続けていけるからこそ、進んでいけるんでしょう。子どもがレゴブロックで遊ぶかのように。
これまで書いたことは、「数学の研究」ってのをしたことがないので、あくまでもぼくの推測になっちゃいますが。

おわりに

「数学の問題を解く」のと「数学を研究する」は、かなり根っこの部分から違うように思います。その両者には、大きな乖離がある。ぼくはその間を、飛び越えることができる気がまったくしなかったので、研究職につきたいと思ったことはありません。でも、やっぱりあこがれというか、そういう感情は常に持っています。
「数学の問題を解く」のと「数学を研究する」のの間を飛び越えるためのポイントは、ボトムアップとトップダウンではない部分にあるように思います。問題を解くことを目的とするのではなく、自分が納得できるまで、深く理解できるまで、式を変形したり、図を描いたり、試行錯誤しながら学んだかどうか。ボトムアップとトップダウンではない部分を、自分でやりながら学んできたかどうか。
ボトムアップやトップダウンではない部分。ぼくも、授業を考えるときに、大切にしていきたいな、と思います。授業について考えることは、一種の研究であると思うので。
では、お読みいただきありがとうございました。

”とらえる”メモツール、”ひねりだす”メモツール~メモに対して今いろいろと考えていることその10~

ぼくの最近の話題は、メモに関してばかりです。あきれるくらいメモの話題ばっかりなわけですが、そんな中、こちらの記事をよんだら、ぼくの環境についても書いてみようとなるわけで。

R-style » 急場のメモツール 5種(デジ・アナ)

触発されて、自分のメモ環境についてまとめていきます。ぼくは物書きではありませんが、メモがないとはじまらない、という気持ちは、まったくもって同じです。
情報カードは、”ひねりだす”シーンで~メモに対して今いろいろと考えていることその8~」にて、メモは”とらえる”ときに加え、”ひねりだす”際にも必要になる、みたいなことを書きました。で、その二つのシーンー”とらえる”ときと、”ひねりだす”ときーで、使うメモツールも違ってきます。その辺を踏まえて、いっちょ書いていってみたいと思います。

「着想」「やること」「雑多な感情」を”とらえる”ためのメモ帳たち

人間ってのは、常に何かしら考えているもの。その中で、「おっ!」っと思ったり、「これは!」という発見があったり。そういう”着想”は、いつなんどき現れるかわかりません。”着想”でなくとも、そのとき自分が考えたこと、抱いた感情を書き記しておくのも、1日にちょっとした彩りを加えてくれたりします。また、「あ、あれせなあかん」であったり、「これ、やっといてくれる?」であったり、「やること」も、いつ降ってくるのか、湧いてくるのかってのは、予想できない。
そういう「着想」「やること」「雑多な感情」は、とらえなければポロポロこぼし放題なわけで。となると、いつでもどこでも”とらえる”準備をしておかなければいけません。メモをとにかくとる、まずとらえるためにも。そのための、メモ帳たち。
仕事柄、個人情報を扱うことも多く、メモ帳を、仕事中とプライベートで分けています。まずはプライベートの方から。

プライベート

  • モレスキン

手書きで”とらえる”ときは、モレスキン。肌身離さず携帯しています。今も、傍らにはモレスキンを開き、いつでもメモできる態勢をとっています。なんでもかんでもここに書きます。迷わず、書く。まず、とらえなくては始まりません。

テキストメモは、アウトライナー、WorkFlowyに書き付けていきます。
モレスキンにメモしたことでも、「着想」に関してはWorkFlowyに書き写します。で、他のメモたちと組み合わせながら、育てていきます。つまり、WorkFlowyは、メモを”育てる”場であり、かつ”とらえる”場でもあるわけです。

  • Evernote

食べたものや、ランニングの記録、日記などはEvernoteに書いていきます。写真を添付しておきたい記録や、他のメモと組み合わせる必要のない日記なんかは、アーカイブする場として構えてもらっているEvernoteに直接書いていきます。

仕事

  • LIFEのメモパッド

仕事中に、モレスキンの代わりをしてくれる存在が、メモパッドです。常にポッケに入れておき、何かあればすぐにメモる。綴じノートを使わない理由は、すぐに母艦ノートに貼り付けたいから。使っているのは、LIFEのノーブルメモ方眼 B7サイズ。
仕事をしていると、自分のメモ以外にも、他の人からメモを渡されることも多いので、それらをすべて貼り付けておく「母艦ノート」を用意しておいたほうがいいためです。

  • LIFEのSCHOPFER A5サイズ

母艦ノートとして使っているのが、LIFEのSCHOPFER A5サイズ。メモパッドに書いたら、ピリリとちぎり、ここに貼り付けます。また、このノートを携帯している時には、直接書き込みます。他の人からメモをもらったときも、ペタリと貼り付けておきます。仕事中のメモは、最終的にはすべてここに集まるようにしています。

「アイデア」を”ひねりだす”ためのメモ帳たち

ここからは、”ひねりだす”ためのメモ帳たち。”とらえる”時と違い、常に携帯はしていないものの、ぐっと考えたいときは、ここにあるいずれかを取り出して、頭に浮かんだことをとにかく書き付けていくことになります。

  • 情報カード 5×3サイズまたは名刺サイズ

情報カードは、”ひねりだす”シーンで~メモに対して今いろいろと考えていることその8~」でも書きましたように、情報カードはアイデアを”ひねりだす”シーンで使っています。サイズの大きくないものが好み。
カードの大きさが小さければ、そこに何か書き付けてハイ次のカード、また書いてハイ次、という具合に、ポンポンと書き出していけます。それらをあとでうんじゃかんじゃしやすいのも、カードのいいところ。
まさに、なんでもいいからとにかくネタを出してみる、ってときに重宝するメモツールです。

  • 二ーモシネ A4サイズ

どわーっとネタを出していくための情報カードに対し、二ーモシネは、一つのテーマに対して、じっくり考えたいときに使います。まだおぼろげながらにしか見えていない、モヤモヤしているとき、二ーモシネに向かい、対象をはっきりとさせていく。そんな感じです。
大きさは、A4が好み。大きい紙を相手にしながら、あれこれ考えるのが好きです。

  • A5サイズの方眼ノート

A4の二ーモシネは、大きいのでかさばります。基本的に荷物は少なくすましたい外出時などに、持って歩くのしんどい。そういうときは、A5サイズの方眼ノートを持ち歩きます。
見開きでA4のサイズになってくれるので、二ーモシネと同じポジションで働いてくれます。A4サイズ、しかも方眼ってのが、とにかくぼくの好みなんです。

おわりに

メモツール、幾種類も使ってはいるものの、それらの住み分け、使うシーンは、自分の中でかなりはっきりと区別されています。そのため、どれも欠かすことのできないメモツールたちとして働いてくれています。
どういったメモツールを、どういうシーンで、どのように使っているのか。
自分はこんな感じですが、みなさんのメモツールの使い方、使い分けってのが、すごく気になります。
では、お読みいただきありがとうございました。